”ソワソワしてるだけ 何も起こらない"

"誰かに呼ばれるのを ずっと待ってた"と続くこのリリックは、悔しいけどtofubeats氏のものだ。
きっと多くの人が"まるで自分のことを唄ってるようだ"と思ったに違いないので、よかったら"RUN”という曲を聴いてみてほしい。

そう、いつからか、なにかアクションを起こしても何も起こらないことを予期してはその通りになり、落胆とともにどこかホッとしている自分すら感じる、そのことの繰り返しになった。
リリース、イベント、新しい活動形態の発表や告知...

25歳あたりからDJに憧れてクラブで踊るようになった。
26歳あたりからご縁あってアイドルのサポートを始めた。単発の音楽の仕事も請けるようになった。
27のときはその時集まった仲間8人で自分のバンド宙に浮いた扁平足の今のところ最後の活動をしていた。
それから小倉に来るまでの2年くらいのことは、あまりここでは話したくない。

前回のエントリを書いてからひと月と少しの間に、ずっとくすぶっていた自分の音楽活動をした。
曲を3曲書いた。それもそれまで自己流でごまかしていたクラブトラックとしてのクオリティを相当意識して書いた。
諸般の理由でボーカル用に初音ミクも購入した。

少なくとも最初に書きあがった楽曲は映像がついて、新しい形態でリリースされると思う。
足切りを食らわないか、きちんと受け入れられるか、身を置いたことのない真っ黒なプレッシャーのなかで書いた。
今回は”何かが起こってほしい"と本気で願っている。

"受け手がいることによって音楽は存在することができる"のだとしたら、まだわたしがやったことはゼロに等しい。
その他いろいろ書こうと思ったけれど、今わたしはまだ何も起こっていないことに起因する激しい焦燥感と、同時にそのことに由来するいつもの退屈と安堵のなかにいる。

おしらせ:
音楽で参加させていただいた小倉ちゅうぎん通りのPR動画が公開になりました。どうぞお手に取ってみてください。(埋め込めなかった...)


このnote内での活動にかかわらず、音楽家としてのわたしを応援してくれる方がいたらとても嬉しいです。読んで、聴いて、リアクションいただけるだけでも、飛び上がるくらい嬉しいです。宜しくお願い致します。