卓球には、実に様々なルールがあります。

今回は、ノーバウンドで打ったり、アウトボールに触れたりすると、どうなるのかを解説させていただきます。

（1）ノーバウンドで打つと反則

卓球は、ノーバウンドで打つと反則です。これをした場合、相手に１点入ります。

卓球では、自陣コートに１バウンドしたボールを打つルールです。テニスと違い、ノーバウンドでの返球は認められません。

諸説ありますが、卓球はテニスから派生したスポーツです。英語では卓球のことを「テーブルテニス」と言い、その意味は「机の上でやるテニス」です。

しかし、同じテニスでもスケールが違うため、ルールも違います。

このように、卓球ではノーバウンドで返球すると、反則となり失点します。

（2）ノーバウンドのボールが                       ラケットに当たってしまったとき

相手が打ったボールが、ノーバウンドで自分のラケットに当たってしまったときについて、解説させていただきます。

これは、ラケットの位置によって得失点が変わります。

台上でボールがラケットに当たった場合は、ノーバウンドで打ったとみなされ、相手に１点入ります。ちょうど、下図のようにです。

反対に、エンドラインより外（後ろ側）で当たった場合は、相手の返球ミスとなり、自分に１点入ります。

このように、ノーバウンドのボールがラケットに当たったときは、ラケットの位置によって得失点が変わります。

（3）アウトボールがラケットに触れ             てしまったとき

続いて、アウトボールが自分のラケットに当たってしまったときについて、解説します。アウトボールとは、相手がミスをしたボールのことを言います。

前述したノーバウンドと同様に、アウトボールも、エンドラインより内側で触れてしまうと失点します。

特に気を付けたいのが、相手ボールが、サイドラインを切るようにオーバーミスをしたときです。

下図のように、台上でなくてもエンドラインより内側で、ラケットがこのアウトボールに触れるとミスとなり、相手に１点入ります。

ラリーが終わったと思って、ラケットでボールを拾ってしまうと大惨事です。サイドラインを切ったアウトボールは、手で拾うようにしましょう。

また、相手ボールを返球しようとしていてこの状況になった場合は、瞬時にラケットを引いて、エンドラインの外にしなければなりません。

このように、エンドラインより内側でアウトボールに触れてしまったときも、失点します。

（4）「ゼロバウンド」がある

卓球には、「ゼロバウンド」というものが存在します。

これは、相手コートへ返球したボールがバウンドせず、台の上を滑るように移動する現象です。世界のトップ選手が繰り出す、スーパープレーです。

下図のように、サイドラインよりも大きく左右に曲がったボールを、ネットの横や下を通すように打って返球した場合に起こります。

バウンドの頂点と、台の高さが限りなく同じになる現象です。バウンドが跳ねない・十分な高さがないので、これを打たれた相手は、打ち返すことができません。ノーバウンドでの返球は反則ですが、ゼロバウンドは有効です。

このように、卓球には「ゼロバウンド」があります。

♣まとめ

ここまで、卓球ではノーバウンドで打ったり、アウトボールに触れたりするとどうなるのか、解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか！？

ノーバウンドで打つのは、反則です。また、アウトボールにはうっかりラケットで触れないよう、注意しましょう。

次回は、【ルール】カットマンはラリーが続いて終わらない！？を紹介させていただきたいと思います。