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「自分にバイアスをかけろ!」

バイアスとは「偏りのない信号を、偏った信号にするために加える電圧」のことを言います。
私が所属していた東証一部上場ファンド会社社長の言葉です。

変わらなければならない時期だと、頭ではわかっていても、行動に移すのがなかなか難しいということはないでしょうか?

そんなとき、最も効果的なのは、細かく検討するよりも前に、いったん「やる!」と決めてしまうことです。そして宣言する。

どんなことでもそうですが、実際に動いてみないと見通しというものは立ちません。だから、動かざるを得ない状況(バイアス)を自分にかけて、必要な変化を自分の周りに起こすのです。

それによって、真に検討すべき事項が明らかになり、より具体的かつ詳細な検証が可能になります。

大事なのは、やることそのものよりも、十分な検討をした上で、かつ適切なタイミングでスタートできるか。そして検証をベースに、自信を持って行動を継続し切れるかです。

やることは、状況の変化に従って、修正することが可能です。場合によっては、目標がまったく違うものに変わることもあるでしょう。
しかし、そのときには、状況はずっと明らかになり、修正について周囲の同意を取るのは難しくないはずです。

力のあるプロジェクトマネージャーは、自分だけでなく、周りの人間や、状況に対してさえバイアスをかけます。そして、少しずつ苦しい状況を打破したり、有利な展開を拡大していきます。

今の自分の状況を見直してみましょう。圧をかけなければいけない要素はないでしょうか。じわじわと進行している退化や劣化は?

常にバイアスをかける目を持って組織を見つめ直すようにしてみましょう。

『フランスの悪魔に学んだ3秒仕事術』https://note.mu/kmoto8/n/n8e987adc42ba


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