R.A

表現者。言葉を書き、絵を描き、そして踊る

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最近の記事

これだから夜は

    • これだから夜は

      • ON THE ROAD

        最後に手にしたあなたの笑顔はいつだろうか 考えても時がほのめかすだけで ちっともこちらを見てくれぬ あいづちの君は、もう見あきたし もう いらない

        • キャサディ

          夏のもよう 顔がくたびれ 比例した反比例 なぞなぞを解こうとすると カギがやぶれる 花もかなしむ かなしいよと言う それも、声だろう

        これだから夜は

          夜と朝

          呼んでみせて、夜 編んでみせて、朝 日暮れの潮だれた朝日と共に 今日が始まる そんな日によって 景色が変わる

          夜と朝

          声だけでもせめて 非常識な人間だと あやめ吊るのなら 決心を捨てた あの影武者へ 手を花を空を寄せたい

          「Let It Be」

          ビートルズのくれた夢のことを今日ここで話そうと思う 夢で星の空をくれたジョンは語りかけるようにして話す ジョンの命が今日、私へ夢をこじあけさせた ビートルズの話が長引くならばと リンゴが角に仕立てた貝の皿の上に火鉢を用意し歌う ジョン・レノンという言葉が長引く綱を引っこ抜き ジョン・レノンという勇気が長引く炎をよろける ビートルズが僕らの気持ちに歌を歌わせた日には あの日に歌った舞踏が空をゆく そして空へゆく愛にのまれれば 道路をあけれず死んでいった桟橋の

          「Let It Be」

          型抜き

          ていねいに人間のかちこちの考えを抜いてみると 泡から出てくるものは 正体しか分からぬ足 小さな森の太陽は、それを見て小さな物語をつくる 手にして 手の中から誕生してゆくものや 目の中の気配のみで成り立つ順番がある いずれにせよ、鳴いて泣いた後の伝説は小さめにしか泣き崩れられない 物語はさいごまで涙の雲がついてまわった 今日は京都の味と嵐山のかんざしが くり抜かれただけの 匂いや甘さのかんづめ ひとつ、ものにしたことが これからの自らの重さをはかる上で

          型抜き

          赤い花

          赤いハイビスカスの夏は 沢山思い出すことがある 冬のとても寒い日の夜は とても震えるほどの愛が言葉としてよみがえる 私が口にしたもの お兄が手にしたもの 私がこの目で あの目を通し伝わってきた心 2人で乗った車が向かった先は 私が意識をなくしぶっ倒れたジムの下にある 2人の再会は 赤いハイビスカスの夏か 夏の終わる頃の 少しさみしさのつのる頃か それとも、2人のすき間がほんとは ぐっと縮まった あの頃のような 冬の寒い日の夜だろうか あの2人の

          赤い花

          ちいさな、ちいさな

          だれの心にも、何だって育て上げられぬ記憶があります。 絵のような瞬間、あなたはどれほどのまたたきを放ったのでしょう。 今夜の誘いは、断らずに おいで下さい。 みな、あなたの姿を、あなたのその笑顔を心待ちにしておられます。 この旅も、小さく終えたく存じます。 かなしみも、たくましさも、兼ねそろえた ハチミツのような指揮棒で みなを、光らせてください。 あなたの指先は、輝きを忘れていません。 あなたの夢が放ったものたちは あなたへ笑顔多く過ごしてもらいたいと

          ちいさな、ちいさな

          泡ぶく

          今日の葉にのる 雨のしずくは 透明なからだと一緒 裸であなたに知らせる場合もある 小さくて 泡ぶくで きょうれつさや せんれつさには ちと欠けがちな顔 それでも 行き過ぎないように平行線を歩く

          泡ぶく

          キラービー

          小さな命とり 小さな危険も とりのぞこうとすれば いずれの港がみえてくる 船の船頭 旗の鈴は とっても大きい 丸ハンドルを回して運転するのならば かけ声はいらない 君たちの呼び声だけで回って動く

          キラービー

          ながれゆく

          大きな雲は ずっとずっと流れてゆく そのとなりに残る青さを見てればいい 心の目にうつる太陽は いつまででも、あなたを守る そして笑いかけてくれる いつまでも やさしいまなざしで

          ながれゆく

          感覚

          当然、歩きはじめの頃は 夜も暗いと感じ 服のざわつきにも落ち着かない 星の声も そんなものあるわけないと 走ってゆく その感覚が そのずっと先に眠る 自らの光りを照らすのだ 夢が踊る夜は 眠ろうとするカラダに 一緒に踊ろうと誘いたくなる リズムにのる 音符が先に踊っている

          感覚

          魔法

          人に当たられ 色々なことを投げられ それでも歩いていれば何かを見つけられる 星の輝きが、とてもまぶしい夜は 目を閉じていればいい あなたをよく知る人たちが あなたの笑顔の花となり また、歌をくれるから だから、歩みを決して止めないで 決して、下へすべってはいかないで 手が伸ばせなくとも 声を出せなくとも それでもシンクロする魔法は必ずあるということなんだ

          魔法

          美しき花

          ゆるい光の多い夜は 時に、自然の声に耳を傾ける方が 何かを見つけられたりもする ゆるめた自分の可能性へ進めば そこがきっと 炎が咲かした 白く美しいユリの花となるのだろうと思う 私は。

          美しき花