見出し画像

グッとくる感覚を信じること

陶芸や庭仕事などをしているので、綺麗に料理を盛り付けしたり、自然を守りていねいに暮らしているかのように見られることもあるけれど…私のこの落ち着きのない性格でそれは無理、永遠の憧れだ。
高い美意識…ほしいけど。その、みんながおしゃれだな、って思えるようなアーティスティックなセンス。ナチュラルなリネンのワンピース、古民家を趣味よくリノベ…
でもそれは永遠の憧れ。だって、私の生きてきた世界にはないから。

わたしの見てきたもの、考えてきたことが、作るものに表れる。それしかない。
私が作りたいのはとにかく「普段づかい」で、カジュアルで気取らない、何気なく、ふと手にする器。
そっと、ただそこに在りたい。

あえていうなら音楽のようなうつわ。じっくり聴くこともできるけど、聴きながら何かをしたりもする。音楽なら、いつも私のそばにあった。ポップなものが好きだ。

私の思うポップな音楽は、色んなジャンルを含んでいる。パンクもテクノもロックもノイズもヒップホップもR&Bも。だから形が決まっているわけじゃない。グッとくる音があるかどうか、というだけ。
私が信じる、心揺さぶる音、エモい音。きっと陶芸と共通項があるんじゃないかと思っている。(むりやり??)

陶芸でも「グッとくること」が自分の作品としての決めどころだと思っている。
こうしたらかわいい!これかっこいい!いいこと見つけた!、という心の動きを刻みたい。
いろんなテイストで作りはするけれど、グッとくるかどうか。自分の心を信じて問いかけるしかない。

で、グッとくるって結局何なん?。抽象すぎるけど、ひとことにはまとまらない。
また近々、私がこれまで見てきた&考えてきたことをまとめたいと思っている(需要あるなしに関わらず)。
私のうつわや作品に興味を持ってくださった方だけにでも、わたしの成り立ちを提示しておくことで、何かしらヒントが伝わってくれればいいかな。

それではまた。