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雑記

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2/21|歩いて帰る

2/21|歩いて帰る

一番好きな街が新宿だと答えると、そんな人は聞いたことがないとよく言われる。(たまに新宿がホームとか、新宿出身の人に会うと「ですよね〜」ってなる)新宿が苦手だという人は、新宿が雑多すぎるというのと、歌舞伎町周辺の治安があまりよろしくないという理由が大きいのかもしれない。ギネスに記録されるくらい新宿駅は人が多い。分母が大きければいろんな人が集まってくる。

基本的に人混みは僕も苦手だ。ただ、写真を始め

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1/29|シャッター音と勝手に写真を撮られた話

1/29|シャッター音と勝手に写真を撮られた話

カメラのシャッター音はかなり不快だと思う。カメラを選ぶとき、今や家電と化して一定のクオリティの写真が撮れるようになってからは、シャッター音のフィーリングで選んだりなど、音としての快適さもカメラを選ぶ基準の要素になってきている。個人的にはカメラいや、撮影という行為はとても卑しいものだと思う。0から理論もあまり好きではないものの、絵描きと違って頭の中のイメージをカメラで創出することは難しい。すでにある

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1/27|α7とX100どっちがいいか聞かれた

1/27|α7とX100どっちがいいか聞かれた

タイトルの通りどっちがいいかを現場スタッフに聞かれた。仕事の現場ではα7を使っていて、普段首からぶら下げているのがX100だったから聞かれたんだと思う。レビューしても他の人が書いた記事のほうが参考になると思うのでそこは割愛。用途によってカメラは使い分けるので、何を撮りたいか逆質問をしてしまった。質問返しはあんまりよくない。きっと彼はα7ですという答えを期待していたのかもしれない。カメラを買おうか迷

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1/25|文章を書くことについて

1/25|文章を書くことについて

写真をやっている自分が文章を書くことについて、それはある意味セラピーのようだと思っている。普段、写真のことも仕事のことも家族のこともいろんなことを考えて頭の中が整理しきれていない。割合でいうと2/3くらいは写真のことで大渋滞を起こしている。日々起きたことをつづっても大したことがないので、キャパの大半を占めている写真のことをひたすらつづってみる。毎日更新するものに関してはなるべく筋道も立てず、推敲も

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1/24|写真好きは3タイプいると思う

1/24|写真好きは3タイプいると思う

写真が好きという人は大きく3タイプに分かれる気がする。

写真好き
カメラ好き
撮影好き

読んで字の如く、写真が好きな人は自分が写真を撮らなくても人が撮影したものを見ても楽しめる人。カメラ好きはカメラが好きな人。メカ、ガジェット好きに近い感覚だと思う。所有欲というか、超高性能なスペックの機械を触るのが好きな人とか。撮影好きはとりあえずシャッターを押すのが好きな人、というと語弊がありそうだけど、カ

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1/23|家にいた

1/23|家にいた

前日の夜から朝までapexをした。11時から歯医者の予約が入っていたので睡眠時間はだいたい3時間ほど。経験上、睡眠時間が4時間台になってくると精神状態が安定しない。今日は歯医者以外予定がなかったのでイライラすることもなく1日が終わった。

中学生の頃に歯科矯正をして以来、歯医者には行っていなかった。歯並びが良くなったおかげか、特に不調もなく過ごしてこれたからだ。さすがに10年以上も行っていなかった

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1/22|写真の整理と散歩

1/22|写真の整理と散歩

久しぶりに家に一人で何も予定がない休みだった。最近、休みの日は年末から始めた写真の整理の続きをしている。本当は年内に終わらせたかったのに想像以上の枚数があって1か月経とうとしているのに全然終わらない。どうするか悩んでいたGFX50Rについて調べていたら、なんだか愛着がわいてきて部屋の掃除と洗濯をしたあとに近場を散歩しながら撮り回った。

記録した写真は基本そのままになっていて2022年はアウトプッ

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ヌードを撮り始めたことの考察日記

ヌードを撮り始めたことの考察日記

1:はじめに
ヌードを撮ることについて考えてみた。非日常の演出をすることによって記録という枠の中から飛び出せないか。ある意味自分の中での挑戦なのかもしれない。自前の写真論を語りたいわけではなく、最近どんなものを撮っているのかという質問にヌードと答えることが増えてきた。すんなり受け入れてもらえることも少なく、どうして自分が撮り始めたのかを休みの日の朝、二日酔いで少し早く目が覚めてしまったので頭の中を

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タイトルの付け方

タイトルの付け方

文章は書く人の性格がそのまま出てしまう。そして人の第一印象は一瞬で決まるというが、短い題名だけで長い文章の半分以上を見定められてしまうと思うと余計にタイトルには気を使う。「無題」のような読者に身を委ねてしまうような無責任なタイトル付けだけはしたくない。

分かりやすいタイトルを付けたほうがnoteの記事も読まれやすくなるんだと思う。普段自分で書いている雑記を表現だとは思わない。タイトルは日付でもい

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写真家アシスタント時代のメモ

写真家アシスタント時代のメモ

こちらの記事は2020年5月頃に下書きのまま放置されていた記事をたまたま見つけて加筆修正した記事です。2020年当時のことはそのまま大幅な変更は加えず公開します。

2022年1月22日

まえがき2015年にアシスタントになってから今まで(2020年)写真についてのメモをとっているノートがある。くだらないことも小難しいことも一旦頭の中を整理するためにざっと概要をここにまとめた。ここ数年の間、写真

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アダルト・ヤング

アダルト・ヤング

無限は美徳ではない。webは字数制限がないからいい、配信ドラマは尺を気にしなくていいからクリエイティブに自由がある、あたかも無限が美徳のような言い回しに違和感を感じる。寿命が今よりもずっと短かった遠い昔の時代に、不老不死を求めた始皇帝はかえって早くに死んだ。こういうのはよくある話。絶対手に届かないところにあるからこそ憧れてしまうんじゃないか。そして、インターネットという世界の中で無限を手に入れてし

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メキシコ、パリ、シンガポール、東京。

メキシコ、パリ、シンガポール、東京。

10年以上前、メキシコで大きい規模のデモに巻き込まれた。暴徒化したデモ隊のせいで道路が渋滞していて、僕が乗るタクシーの目の前の車がターゲットにされた。鉄パイプのような棒や何かしら凶器になるものを持って、バンダナで顔を隠した男たちが車の上に乗ったり、ボンネットをボコボコにしたり、彼らの気が済んだら次は僕が乗るタクシーがやられるかもしれないという状況だった。タクシーの運転手が「降りてくれ」と言い出して

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monochrome set

monochrome set

今、和服を来て街を歩くのは特別なときくらい。日本人なのに強い「和」の要素をみるとどこかエキゾチックな感じがする。昔々に西洋化を進めるにあたって、少しずつ衰退していったイメージ。その辺の詳しいことはちょっと分からない。

職人の後継者不足という話を聞いたことがある。陶器とか器とか工芸品を作っていく中で、誰にも真似できないような圧倒的な細かい技術をもってして造形美を極める。個人的に伝統工芸品にはそんな

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Young,Alive,in Love

Young,Alive,in Love



はじめて手にとった写真集がアジェの写真集だった。写真を撮っている身として、我ながらきれいな話だと思っている。というのも、たしか大学受験真っ只中のときに、地元の図書館で息抜きに文字が書いていない本でも眺めてみようかと思って、写真集のコーナーの一番上の左端「A」から始まる写真家を眺めていたときに偶然見つけたものだ。面で置いてあるわけでもなくて、背表紙に書いてあるタイトルだけでどんな写真なのかもわか

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