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私は私。

「なんか、女の子らしくないよね。」

よく周りの人達からそう言われる。


周りの人達が見る私は、こんな風に見えているらしい。
《仕草とか、言葉遣いとか、ヤンキーっぽい》
《姐御っていうか、男気?すごいよね》
《ホントに女の子だよね?》
などなど。
好き勝手言いやがって。笑


多分、こんな風になってしまったのは、幼い頃に見た「クローズZERO」と「ごくせん」の影響が強いと思う。
幼い頃の私は、
『タイマンこそ正義』
『拳での話し合いが1番分かり合える』
なんてゴリゴリのヤンキーっぽい精神でいたし、捻じ曲がったことは嫌いだから、すぐ色々な人に噛み付いていたし、1人でいることがカッコいいと思っていた。
いわゆる、一匹狼タイプだった。

学生になって、色々な女の子たちを目にするようになった頃、私自身も『女の子らしく』なろうと色々試してみた。
女の子っぽい柔らかい話し方をしてみたり、
淡い色の服を着てみたり、
可愛い小物を買ってみたり、
女性らしい香りの香水やルームミストを買ってみたり。
(やることが極端だったのは重々承知している。)

でも、どれもしっくりこなかった。
なんか違う。私のはずが私じゃない。
その時に思った。
「世間のみんなが言う『女の子らしさ』は私には持てない。」と。

好きな色は黒色と金色だし、
ストリートファッションが好きだし、
スカートよりパンツ派。
髪型だって、ロングよりショート派。
なんなら、坊主は剃り込みがあってこそだとさえ思っている。
おままごとにもハマらなかったし、女性アイドルを好きになる路線も通らなかった。

もちろん、周りの女の子たちを見ると、
「あー、羨ましいな」とか、
「どうやったらあんな風に柔らかい雰囲気を出せるんだろう」とか、
色々思うことはあるけど、やっぱり私は私らしく生きていたい。

有難いことに、「そのままの君でいいよ。」
と言ってくれる人に出会えた。
その言葉に甘えて、私は私らしく、
ヤンキーっぽく、ボーイッシュに生きていく。
(決してヤンキーではないが、周りの人に言われすぎて否定するのが面倒になった。)


いつかまた「女の子らしくないよね。」
と言われたとき、
【私は私なので。】って
強く言えるようになれたらいいな。

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