絵文字リアクション記事の公開を取り下げました

あすかです。

Misskeyの絵文字リアクション機能について思ったことをつらつら書いていた記事の公開を取り下げます。
理由として、大まかにこのようなものがあります。

1.もともと自分の内輪や知り合いの間での共有を目的としていたこと
これね、アドベントカレンダーに掲載するつもりがあったってのと矛盾してるんですが、記事ってカレンダーに登録した後に書き始めるものです。そもそも最初は全く別のことを書くつもりでした(あの記事の冒頭にもあります)。それが、やっぱりやめようとなって今の内容になりました。最初に書くつもりだった話題であればカレンダーに載せて誰でも見れるようにしてもよかったのですが、今の記事を書くことが最初からわかっていればカレンダーには登録してなかったです。
あすかもともと文章下手な上に長文なので、単純に長文は誰も読まないと思ってました。読む人は自然と自分の近くにいる人に限られるかなと。思ったよりいろいろな人に読まれて驚いてます。
もっと具体的に言うと、自分の運営しているMastodonサーバー(絵文字リアクション付き)で絵文字リアクションを制限する機能を複数つけていまして、それに関する説明をまだしてませんでした。なので、あの批判記事を十分に書き進めた時点で、自分のサーバーの利用者、フォークの利用者、およびその知り合いのほかにも、絵文字リアクションという機能に興味のある人を対象に想定していました。

2.批判記事が広く拡散されたものであること
あすか今まで批判とかなにかに怒っている記事について拡散されたのは初めてだったので、別の記事が拡散された経験あるにはあるんですけど、このあたりの取り扱いは慎重にしようと思ってました。
特にMisskeyって応援したいものであるうえに、日本ではMisskeyの発展がMastodonにも影響しますから、現在のMisskeyの問題点を洗い出した記事がこれまでほとんどなかったので1つでもあるといいかなと思ってました。文章は悪いけど、後から出る記事がうちを引用するほどでなくても、少しでも参考にしてもらえればという気持ちでした。
あすか、文章悪いので、変な受け取られ方をすると、絵文字リアクションではなくMisskeyそのものが悪だと思われかねないです。批判記事をまじめに読む人には意図が正しく伝わると思いますが、そうでない人にとっては変な受け取られ方をして、それが拡散されると自分にも悪い影響がくるものなので、批判記事の取り扱いは慎重にしたかったのです。先程挙げました自分の内輪や知り合いの間で共有されているうちは問題ないと思いましたが、予想をはるかに超えた拡散のされ方をしまして変に受け取られてる方も大変多かったので、公開に堪えないと判断しました。
これからも批判記事は書くと思いますが、自分は批判記事を、ネットの片隅にはこういう考えもありましたよっていうインターネット全体の記録も目的の1つとして書いてるので、それを超えたものについては今回と同様公開後に隠すと思います。

3.文章が拙かったこと
自分でも自覚はありますが文章が大変拙いです。自分は理論よりも先に感情をぶつけるタイプなんですが、批判記事との相性は悪いと思います。それを自覚して、内輪向けだと思って書いてました。
もちろん工夫はしました。これまでにあった実例を把握した上で、批判する理由を箇条書きにする、何が言いたいかを書き忘れてないかチェックするなど、見直しは2週間に及びました。カレンダーに登録してしまったからには、少しでも載せられるような内容にしたいと思ってました。そのうえで、こんなものではカレンダーに載せられないので外そうという結論になりました。
感情的なことのほかに、同じことを何回も繰り返している、長い、論理の飛躍がある、矛盾している箇所いくつもあるはずですが具体的にどこなのか自分も想像できてないです。そんな状態の文章ですから、内輪以外はどうせ誰も読まないという驕りもあったのですが、多くの人の目に触れるほどの品質ではないと思います。
自分の文章をどなたかが要約してくださったのですが、その文章のほうが大変わかりやすく本質を突いているように見えました。

4.分断を誘うものであること
記事の中で、オタクは、非オタクはって分けて書いてまして、そっちのほうが分かりやすいと思ってましたが、同時に、これは対立煽りになるから多くの人に見せられるものではないとも思っていました。文章の拙さ(=誰も読まない)も手伝って、このままでも公開していいかなということで公開したのですが、少なくとも拡散されていいような内容ではないです。
記事にもちゃんと書いてますが、別にオタク・非オタクの間に限ったものではないし、オタクも一枚岩ではなくお互いが苦手なケースも大変多いです。ですがそこを無視されてオタクと非オタクの構図に持ち込まれたのは、ひとえにあすかの書き方が悪かったと思います。
外国や日本の状況を考えても、絵文字リアクションを使っている人が全員オタクとは限らないです。そこへの配慮が足りなかったかもしれません。

5.Misskeyの現状の評価を誤っていたこと
この問題は、書いた当時は顕在化しているものではない、Misskey利用者の間で懸念が共有されているものではないと本気で思ってました。あの記事の補足部分にもそれがあらわれています。
そもそもあすかはMisskeyの人ではないです。Mastodonの人です。記事の最後にも短く書いています。なので、(自分のサーバーにも絵文字リアクション実装してMisskeyの人と交流してるとはいえ)外野のMastodonのほうからMisskeyの悪口を書いてるだけの記事に見えてしまいます。
その後ろめたさもあって、Misskeyの現状を思ったより悪く書きすぎたかなと思って、補足のところで長文でフォロー入れました。でも実際にあの記事が予想以上に拡散されたということは、すでにMisskeyの利用者間で同様の懸念があったこと、あの記事でそれが可視化されてしまったことだと思ってます。
拡散されたということはどなたかがまた同様の記事を書くと思います。あの記事は、Misskey利用者による懸念を可視化した時点で役目を終えたと判断します。自分はもともと文章が悪いので、拡散されるならそっちにしてほしいです。もちろんそのような記事を書く時に私の記事で参考にしたいところがあるのなら、ご連絡くだされば下書きへのリンクをお送りします。

12月24日追記

GNU Socialの管理者様からご連絡いただきました。あすかの記事を取り上げてくださりましたことに、他の方の記事と同様、深く感謝申し上げます。

記事内容の訂正がてら、補足させていただきます。

あすか、あの記事を書いて、誰かに脅迫されたということは一切ないです。あすかのところに直接ご連絡いただいたのは1名だけでした。それも内容は真っ当な批判であって、中傷かなにかではありませんでした。政治のことをお話なさる方は実名が基本で、匿名性の高い絵文字リアクションは使わないという趣旨でして、あすかもあの記事の後半部分の一部での例示は勇み足だと思いました。

削除(下書きに戻した)理由として5つ挙げましたが、実のところ2番目が一番大きいです。上の部分では感情をできる限り抑えて書きましたけど、感情も交えて書きますとね、自分が批判したものは誰かが好きなものでもあるんです
最近のネット、毎日のように炎上とか批判とかたくさんありますけど、批判は褒める記事より伸びやすいって言われますよね。何かを否定するほうが評価が上がりやすい。自分は毎日のようにそれを見て嫌だなと思ってたんですけど、今回、自分がそっち側に立ってしまったのが一番ショックだったのです。
同時に、自分がこういう何かを否定する記事を仲間の間だけで共有しようと思っていたことに対しても浅ましさを感じました(ネットの片隅にひっそり置いてみるという目的もありましたが拡散されたことで不可能になりました)。
それで恥ずかしくなって隠したというのが一番大きいです。

この記事を有用と言ってくださった方も大変多いです。拡散されたということは、それだけ肯定的な評価もたいへん多かったと受け止めています。
ですが自分自身、何かに対する否定が広く拡散されるという現象に懐疑的でして、あのね、この文章書いていて自分は極度の潔癖症だなとも思いましたけど、とにかく自分の気持ちに矛盾するようなことはしたくなかったです。
自分放言癖が前からありまして、ああいう記事を勢いでだだだーっと書いて公開してしまいましたけども、拡散されるための気持ちの準備ができていなかったんだと思います。

あと、自分はあの文章がどういう状態なのか自分でも理解できないと3番目の理由として書きましたけど、自分はクリエイターを応援するMisskeyが永く続いて欲しいとも思ってあれを書きましたけども、あの記事が嫌いとおっしゃる方がMisskeyのほうにたくさんいらっしゃったという話を聞きまして、そうとれる文章になっていたのか、逆効果だったかもしれないと自信をなくしているところでもあります。

あと管理者さんの記事の内容もう1つ訂正させていただきますと、絵文字リアクション否定的ではないし、自分はこれから荒れてきても自分のサーバーでは極力使えるような改造をしてます(本当に否定的でしたら自分のサーバーからも消してます)。Misskeyのほうでも、ほらMisskeyってうちよりもかなり規模が大きいので、なんか防御力を上げられるような修正があったほうが絶対いいと思ってまして、それであの記事を書いたわけです。絵文字リアクションなくしてくれとは一言も書いてないです。しゅいろさんがあの記事お読みになったという投稿もこちらに届いてまして、万が一誤解を与えるようなことがあれば申し訳ないと思っています。

今後も批判記事は書くかもしれないって言いましたけど、よほどのことがなければ当面書かないと思います。
ただ記事を削除してもアーカイブ残ってるから意味はないという管理者さんのご指摘ももっともですので、来年気が向いたらもしかしたらもうちょっとシンプルにまとめたものを載せるかもしれません。(こういうのに限って拡散はされないものですが、万が一のことがあってもいいようにできるだけ気をつけて書きます)


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