20代がQOLを上げるために、日本ではコストがかかりすぎる

私はこの3年で山形→福岡→新潟と移住を繰り返しています。よくどうして?と聞かれ、その度に「地元で活躍して貢献したい」「そのためにローカル界隈の最先端で修行を積みたい」などと答えていました。

これらは全く本当なのですが、振り返って思うのは、この理由は説明的というか、他者にとって分かりやすいかどうかを意識している部分もありました。深堀りしたところ、正直「QOL(quality of life)を上げたかった」という一言に尽きます。「趣味ができる環境があるから」「好きな場所だから」とかに近い感覚。

私のなかでlifeを支えるインフラとしては、「海」「温泉」「車社会」「ソウルフードが美味い」「ロールの特性を活かして面白くなっているモデル地域がある」「フリーなワークスペースがある」といったところ。地理的にいうと海側、でも山側の温泉にも近い。ショッピングやスタバワークができるぐらい適度に栄えてて、魅力的な人が住んでいるところ。結果的に港町が多いかな。

ローカルだと、ここを満たしてるところは、体感として全体の30%くらいでしょうか?そのなかでも質が高いところに住みたいし、いろんな街の魅力を住みながらにして感じたい。多動的な性格も相まって、私は「1年3ヵ月で6回引っ越すほど」転々としています。

この生き方ができるには、①住む場所②働き口③コミュニティの3要素を満たす必要があります。ただ日本社会では、特に20代の若者にとっては厳しい現実があるなと実感しています。

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