運命の人
17thシングル(1997/11/27リリース)
▼収録アルバム
フェイクファー(1998/3/25リリース)
22曲目は[運命の人]です。
曲もとてもとても好きなのですが、MVが不思議な世界観で面白いのです。
中学1年生の時に、[ソラトビデオ3]というスピッツのMV集ビデオを買ってもらって、その中に[運命の人]のMVが入っていました。
まだYouTubeもなかった時だったので、それこそテープが擦り切れるくらい毎日毎日観ていました。
スピッツメンバーが検死される設定で、とにかくシュール、終わり方も不思議で面白いです。
ただ中1の私は「目閉じとる草野さん‥‥まつ毛長〜」とか、メンバー4人が楽しそうにわちゃわちゃしているところを見て、「めっちゃ仲いいんやな〜」とか全然関係ないことを考えていました。
今はスピッツ公式チャンネルがYouTubeにあるので、いつでも無料でMVを観ることが出来ます。
便利な時代だわ。。
あとは、高校2年生の時、彼氏とお互いの着うたを[運命の人]に設定していましたね。。青すぎて頭が痛いです。
メールが来るたび[運命の人]のサビを聴いていたこともあり、未だにこの曲を聴くと気持ちが高校時代に戻ります。
全然関係ない話を長々としてしまいましたが、、
[運命の人]もとってもとっても好きな曲です。
全体的に抽象的な歌詞が多く、意味がわかるようでわからない、でもちくりと心に刺さるフレーズが多いと思います。
特に出だしの歌詞↓、ほんとに頭の中どうなってるんだ!?と言いたくなりますね。
バスの揺れ方で人生の意味が解かった日曜日
でもその後の、
でもさ 君は運命の人だから 強く手を握るよ
という歌詞がドストレートで、落差にクラクラしてしまいます。
その後も、歌詞の感想を聞かれても「すごい」しか出てこない、語彙力0になってしまうフレーズがばんばん出てきます。
ここにいるのは 優しいだけじゃなく 偉大な獣
愛はコンビニでも買えるけれど もう少し探そうよ
変な下着に夢がはじけて たたき合って笑うよ
余計なことは しすぎるほどいいよ 扉開けたら
「余計なことはしすぎるほどいいよ」という歌詞、元気でますね。
そしてサビ
走る 遥か この地球(ほし)の果てまで
悪あがきでも 呼吸しながら 君を乗せていく
アイニージュー あえて 無料(ただ)のユートピアも
汚れた靴で 通り過ぎるのさ
自力で見つけよう 神様
I need you じゃなく、アイニージューなのがスピッツって感じで好きです。
2番の歌詞も格好よくて元気が出てとても好きなのですが、長くなるので割愛します。
ちなみにアルバムに収録されている[運命の人]は、シングル版とは何か(わからない)が異なります。
私はどちらかというとシングルの音が好きです。
シングルの方がよりサビで視界が開けていくような感覚があります。
昔読んだスピッツの自伝本では、草野さんが「フェイクファーは思ったような仕上がりにならなくて、あまり聴きたくないアルバム」というようなことを書いていました。
実際、フェイクファーに収録されている曲は、あまりライブで演奏されませんでした。
[運命の人]もそうだったのですが、今は新たなアレンジを加えて普通に演奏してくれます。
打ち込み→草野さんのギターでイントロ→そのままサビまで弾き語り→サビで全楽器加わる
という流れなのですが、聴くたびに鳥肌が立ちます。
時が経ち、満足のいかなかった曲達を新しいアレンジで昇華させるスピッツのそういうところも本当に格好いいです。
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着うたのことを書いて、ガラケー時代のことを色々思い出しました。
友達によって着うたを変えたり、メール受信時に光るアンテナの色を変えたり、電話のしすぎでケータイ代が高額になり親に怒られたり。
懐かしいなあ〜
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