名探偵コナンの第22作目の新作映画『名探偵コナン ゼロの執行人』が公開され、1週間が経とうとしております。

動員数、興収は上々のようで

（映画ランキング・映画興行収入-映画.com-　http://eiga.com/ranking/）

昨年を上回る盛り上がりとのこと。

毎年初日に観に行っている自分の感覚だと、チケットを買うための長蛇の列や上映直後の客席の騒めきは例年通りだと思いますが

映画館に入り、予告がようやく終わっていよいよ映画が始まるぞ……というときに隣の人から「やっときたで！」と漏らす声や、周りの人が姿勢を正す姿が見られました。それだけ今作を期待している人が多いと感じたし、母からLINEで「コナン評判いいらしいね。」とどこ情報かわからない知らせもあり、いちコナンファンとしては鼻高々で嬉しい1週間でした。

でも本当にただコナンが好きなだけなので、ぶっちゃけ動員数がどうとか興収がどうとか知らんこっちゃな話なのですが……。観てくれる人が多いと今後の展開に広がりが増すので、声を大にして言いたいですね。

今年のコナンはすごいぞ～～！！！

以下、ネタバレ微量（大筋をバラさない程度）の『ゼロの執行人』見所をご紹介！先入観なしで楽しみたい方はスクロールしてすっ飛ばしてください！

冒頭の茶番劇に耐えてください

既出ストーリーなので言ってしまうと、小五郎のおっちゃんがまず捕まります。

観ている側＋コナン一行からすると、おっちゃんが捕まるなんてセクハラで訴えられない限りありえないこと。こっちとしては粗だらけの証拠を目の前に公安相手に打つ手のない警察関係者と蘭ちゃんに対して（おいおい……）とコナンの声を期待していたのだけれど、コナンくんが序盤、察しの調子が良くありません……。

みなさんも迫真の演技でおっちゃんの無事を祈りましょう。蘭ちゃんと一緒に新一に助けを求めましょう。劇中、蘭が新一に電話するシーンで全員一致のツッコミができると思っています。

少年探偵団に頭が上がらない

今回は大人たちの戦いがメインなので、出番は比較的おとなしめだけど、私はもう、彼ら彼女に頭が上がらないです。少年探偵団様！

安室さんのアイドル顔負け発言で安室の沼に入りそう

本編で活躍しっぱなしの安室さん。

以前より新一やコナンを推している人、平次やキッドを推している人、京極さんや赤井さん、昴さん、ジン、それぞれ推している人物がいると思います。しかし、一旦中盤あたりから安室さんに恋し始めます。

安室さんに落ちてしまったあなた、終盤で意識を十二分に保ってください。無事に映画を見終わった後は、透さんの沼に住むのもよし、生還して各々の推しに戻るのもよしです。

安室のトリプルフェイスは肩書きだけではなかった

私立探偵の安室透、公安の降谷零、組織のバーボン。

どれをとっても謎がすごい彼。肩書の数だけの表情が劇中では見られます。そして雨や朝焼けが良い演出をしているので情景を一緒に楽しめました。

個人的一番好きなのは、コナンと最初に出会うシーンです。あとは終盤の目の色が変わるほどキレている（アドレナリンMAX）安室さんがあほほどかっこいいんだ～～！

安室の○○を見逃すな！

たった1秒、12コマの○○。これは後程のシークレットナイト備忘録で！

スリリングな男のカーアクションを目に焼き付けろ！

今回の人並み外れた名物コナン劇場はこれですね。

第13作目『漆黒の追跡者』と第5作目『天国へのカウントダウン』を彷彿させる車さばきとタワープレイが見ものです。

コナン映画最も絶望的な「は？」

とある人物のたった一言のセリフにゾクッときました。

事件関係者たちの感情をあらわにするシーンがどれも印象的で今作のクオリティをグッと上げている……と個人的に思っています。

今回のラブ主役は…？

毎回恋愛要素が重要だとは思いませんが、やっぱり恋はスリル、ショック、サスペンスと習って生きてきた私は、絶大な吊り橋効果を発揮するコナンムービーで恋愛要素があるととっても高まります。

ゼロの執行人では、おっちゃんの不意に出る肩グイをお見逃しなく！

というわけで、事件全容には触れずに美味しいところを紹介しました。

原作のストーリーに関わる伏線？と思われる部分も含め、もっとたくさんツボにハマるポイントはありますが、これはもう～密度が濃すぎる今作だとキリがないので……。私もGWに3回目を観て随所でツッコミを入れていきたいと思います。

これだけは知っておいたほうが良い『ゼロの執行人』語録

今回、コナンファンはもとより、警察ドラマが好きな人なら入り込める半面、子供やその類に馴染みがない人にとっては難しく感じることが多いのが、手放しで作品を勧めにくいところ。難しい言葉が多くて面白くないと言われてしまったら勧めた側も不完全燃焼ですよね。

そこで、これだけは知ったほうがいいと思う用語、仕組みを2つだけ紹介します。

『送検』

（送検とはどういう意味？身柄送検、書類送検、逮捕の違いとは。-弁護士法人泉法律事務所 https://izumi-keiji.jp/column/jiken-bengo/soken）

突如と現れる送検。冒頭で小五郎が捕まったあとに、コナンを筆頭に次々と「送検」の言葉に驚愕する者たち。

少なくとも私は（そ、……そうけん！？）とわかったようでわかってないフリをするしかなかった。コナンを見るうえで必要なのは同調、如何に気持ちを1つにすることですから。

なんとなくわかっていても、しっかり納得して映画を見たいという方は、予め用語を知っておくとスムーズだと思います。

また、送検には書類送検と身柄送検があって簡単に言うと

で大まかな意味は間違ってはいないと思います。詳しくは引用元HPなどでご確認ください！

公安の種類や役割について

警察組織における公安警察には

があり、安室さんは①の警察庁警備局管理課（通称ゼロ）に所属していて、安室さんの部下である風見さんは警視庁公安部の人間であり、所属は別なんですね。

また検察官にも公安——東京地検（東京地方検察庁）にも公安部があり、警察と検察ともに”日本の公共の安全と治安の維持を守る”ことを目的としています。

……ざっくりと言いましたが、国を脅かすテロ組織対策や外部へ漏らせない国の持つ情報の取り締まりなどを主にゼロがやっています。

映画でもこの部分の説明はしていますが、結構当たり前のように公安や警察、検察の役割、ポジションを知っている前提で話が進むので、事前に整理した上で観ると入りやすいと思います。

（参考：警察庁 https://www.npa.go.jp/about/overview/sikumi.html ）

他にもたくさん用語がちりばめられているので、ステマではないですがパンフレットに大感謝しました。

シークレットナイトXVIIIはイッツアスモールワールド

やっとこの話ができます！

今回も膨大な応募数の中、運良く参加することができました。コナンファン、キャスト、制作スタッフ陣が集うオールナイトイベント

シークレットナイト！！！

今年からは映画公開が平日金曜日になったので、最速上映会にはなりませんでしたが、ファンが集まって観る映画は会場の空気が温かく、同じところで笑ってざわついて、シリアスなシーンでは一同でキュッと息をのむ雰囲気もとても心地よいイベントです。

内容は新作と旧作2本を大スクリーンで鑑賞できる他、コナンのレギュラーキャストの高山みなみさんや山崎和佳奈さん、小山力也さんの上映前舞台挨拶や山口勝平さん、茶風林さん、高木渉さんのトーク＆サイン色紙などが当たる抽選会がある豪華ラインナップ。

上映前舞台挨拶では古谷徹さんのコメント映像が安室さんとしてスクリーンに流れて、紳士さが溢れ出ていましたし、小山さんの暴走だったり山崎さんのリアルJK蘭ちゃんが見れたり、高山さんはずっと優しく場を盛り上げてくださったりとコナン好きにはたまらない時間でした。

これですこれ！可愛すぎる……。も～～ありよりのあり！

青山先生のサプライズ登場！

なんと、舞台挨拶では名探偵コナンの原作者・青山剛昌先生がたまたま会場の前を通ったから～と来てくださって、とてもとても嬉しかったです！

キャストの方々も知らされていなかった様子で本当にサプライズだったみたい。

noteのタイトルと見所紹介でも書いた、安室の○○は先生がおっしゃっていて、会場が一番沸いた話でもあります。

安室のヘソが劇中後半でチラ見できますよ！

聞いたとき思わず笑ってしまったヘソちら。コアすぎてこの情報は浸透するのかと思いつつ、読んでいる方にお伝えします。終盤です。意外と一瞬で2回みても見逃す人がいるほどのレアシーンです。安室さん好きの方は是非。

私は2回目で該当シーンを見ることができました。出来れば2回目以降に探すことをおすすめします。そうしないと、クライマックスに下腹部ばかり見ることになるからね、変態。

このシーンは青山先生曰く、今後発売されるサンデーの応募者全員サービスで複製原画か何かになるらしいので買いますね。これは決定事項です。

執行した強運の行方はとんでもなかった

正直、ファンと出演者の声優さん、そして青山先生とコナン尽くしの宴を楽しめているだけで充分でした。シークレットナイトに行けた時点で幸運だと。

それが、まさかの……

なんと、抽選で当たり色紙を頂きました！

順番に席番号が読み上げられたとき、私の席の真反対が多く当選されていたので、乾き切ったコンタクトでも外したりして当選者を祝福する側の姿勢でいたら、新一の声で自分の番号が呼ばれて……。今年イチ震えました。

そして高木渉さんから直々に名前を書いていただき感無量でした。

高木刑事＆元太くん、目暮警部、新一＆キッドの豪華すぎる方々に囲まれた喜びを子供のころの自分に教えてあげたい。特に犬夜叉が画面の向こうの初恋相手だったので、山口勝平さんにお会いできたことは真っ先に教えたい。

色紙は家宝にします。ありがとうございました！

もう一度見たくなる、極上の極秘任務（シークレットミッション）ミステリー！

推理をしていく面白さや人間ドラマが描かれている最新作『ゼロの執行人』。

正義のためなら悪に手を染めてもいいのか……？！

おっちゃんは無事に助けることができるのか……！？

どの建物がスペクタクルな最期を迎えるのか……

建物……毎回せっかく建ったのにすぐ壊される宿命が切ない。

福山雅治さんの歌う主題歌『零-ZERO-』も素晴らしくかっこいいです！入り方最高！

とにかく是非劇場に！行くしかないな〜〜〜

現在（4/19時点）も全国で上映されています。コナン熱はまだまだ冷めません。

また今週末には金曜ロードショーで前作『から紅の恋歌』が地上波初放送。

「…殺すで。」

へ、平次～～～！