「また笑って魅せて」

そう願った。

深夜0時を過ぎ、魔法が解けた公園で
涙を流しながら彼は肉まんを頬張った。

彼の希望と絶望が生々しく白い息と共に漏れていくような気がした。

その全てを私が受け止めたくなった。

0時を過ぎても消えない夢の先を
彼の瞳を通して見たくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?