https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46733170Y9A620C1EA2000/

トランプ流の駆け引きのうまさだろう…。

常に強気のカードを出し続け、実際にポーズでない制裁を貫く…。
そこから相手側の譲歩を引き出す…。
ついに、中国の第4弾の関税引き上げにストップをかけた。今回のG20での自分の成果のようだ。

トランプ氏、安保をカードに　貿易交渉加速へ「圧力」
日米安保問題も、親しい筋にリーク情報を流し、報道させた上で、自分のTweetでも同様の肯定ツイート。相手側には非常事態に備えてのさまざまな思惑がいろんな交渉スタイルを考えさせる。

トランプ氏「正恩氏に会う用意」　30日訪韓時に も、同様だ。一方的な自分流のやりかたで、世界中に先に発表してしまう。応じない、相手側を悪者にしてしまう…。

アメリカ全体が、トランプ流の強引なビジネス交渉術で展開している。世界を相手に、譲歩できるギリギリまでせめあげ、アメリカの国益をあげる。しかし、いつかはその交渉スタイルは、足元を救われる…。過去のトランプのビジネス全体がそのようなローラーコースターの歴史だ。

アメリカ国民がこの一時のトランプ流の『自国バブル』に気づかなければならないだろう。

□G20 米国のトランプ大統領と中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席は29日の首脳会談で、2019年5月に事実上決裂した貿易協議を再開することで一致した。国営新華社が伝えた。新華社によると、米中は公平かつ相互尊重の基礎の上に貿易協議を再開する。「米国は中国製品に新たな追加関税をかけない方針を表明した」と報じた。
□会談には、米国側からライトハイザー米通商代表部（USTR）代表、ムニューシン財務長官、ポンペオ国務長官、ナバロ大統領補佐官（通商担当）らが出席した。中国側は貿易協議の責任者を務める劉鶴副首相のほか、外交担当トップの楊潔篪共産党政治局員、何立峰国家発展改革委員会主任、鍾山商務相らが出席

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