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【ニホンザル】地獄谷野猿公苑に行ってきました

先日、長野県の地獄谷野猿公苑に行ってきました。
温泉に浸かるおさるさんで有名な観光地です

この記事では地獄谷野猿公苑の紹介を写真とともに記載したいと思います。

温泉につかるおさるさん

地獄谷野猿公苑とは

長野県北部に位置する温泉につかるニホンザルで有名な観光地です。
寒さの厳しいところで、1年の3分の1は雪で覆われているとか。

山奥に位置する観光地のため、アクセスはやや悪いです。
私は東京から地獄谷野猿公苑へ向かったのですが、道のりは↓こんな感じでした。

東京駅→長野駅 新幹線で1時間半程度
長野駅→スノーモンキーパーク バスで50分程度
スノーモンキーパーク→おさるさんのいる温泉 徒歩で40分程度

地図を見て分かる通り、山奥です。もともと野生の猿の観察施設だったそうなので人里離れているのも納得ですね。

ここまで行くのはちょっと。。。という方にはライブカメラもありますので、雰囲気だけでも楽しんでみてはいかがでしょうか?


世界的に有名なSnow Monkey

地獄谷野猿公苑に行ってみて驚いたのが海外からの観光客の多さです。
体感、全体の7〜8割は海外からの観光客でした。

さるの多くは亜熱帯に生息しており、ニホンザルのように寒冷地に生息しているさるは珍しいようですね。中でも地獄谷野猿公苑は温泉につかるおさるさんということで、非常に海外での人気が高いです。

バス停の案内係の方やお店のメニュー表示も英語が必ず表記されていましたし、バス停の名前も「スノーモンキーパーク」です。海外の方でも訪れやすいよう配慮がされていました。


温泉につかるニホンザル

もともと地獄谷の猿たちに温泉につかる文化はなかったそうです。
ある時、「後楽館」という旅館の温泉に好奇心豊かな子猿が入ったのがきっかけで他の猿たちも入るようになったとか。

そのため、おさるさんが入浴するようになってせいぜい60年程度のようです。

実は水が苦手なおさるさん


入浴するのはメスと子猿だけ!?

おさるさんはみんな温泉を楽しんでいるのかなと思ったのですが、そうでもないようです。

基本的に入浴するのはメスと子猿だけだそうです。

親子で温泉につかるおさるさん(左端)

オスザルが温泉に入らないのは諸説あるそうですが

・シンプルに水が怖い
・毛が濡れて体が小さく見えるのが嫌
・群れを守るためいつでも戦える準備をしている

という話を聞いたことがあります

ニホンザルの生態は色々と面白いので、もし興味があればこちらの本もおすすめです


温泉につかるサルが見られるのはいつ?

さて、ここまで紹介した入浴するおさるさんですが、いつ行けば見られるのでしょうか?

結論から言うと、12月〜4月ころ行けば入浴しているおさるさんが見られます。

私は定期的にライブカメラでおさるさんの様子をチェックしていますが、気温の低い日のほうが温泉に使っている可能性が高いです。12月の初旬や4月下旬だと、日によっては温泉に使っていないことも多いです。

逆に気温の低い日であればほぼ確実に温泉に入っています。確実に温泉につかるおさるさんが見たいのであれば1月や2月が狙い目かと思います。


地獄谷に行くにあたっての注意

地獄谷に行くにあたっての注意点です。

(1)冬場は暖かく、滑りにくい靴で行く
おさるさんのいる温泉までは徒歩で片道40分程度歩く必要があります。途中、暖をとれるような場所はなく、足場も良いとは言えません。十分な温かい装備と、滑って転ばない靴を用意して向かいましょう。

(2)コンビニなどは周辺にない
地獄谷野猿公苑の近くにコンビニなどはありません。レストランやお土産物屋さんなどはところどころあるのですが、数も少ないです。必要なものは事前に購入した上で向かいましょう。

(3)ルールを守って観光しましょう
地獄谷野猿公苑のおさるさんは、人に慣れておりかなり近くまで寄ってきてくれます。つい間近(数センチの距離)で写真を撮ったり、エサを上げたくなってしまいますが観光のルール違反になりますのでやめましょう。おさるさんを刺激しすぎると襲われる可能性もありますし、食べ物を与えると食べ物目当てで襲ってくるようになるかもしれません。この観光地を守るためにもルールを守って楽しみましょう。

最後に

ニホンザルは非常に魅力のある生き物です。

その人気は海外からわざわざニホンザルをみにくる人がいるほどです。(というか、海外の人のほうが圧倒的に多いです)

仲良しなおさるさんコンビ

日本には日本人でもあまり知らない「魅力的な場所」、「魅力的な生き物」がたくさんありますので、色々と調べてみるのも良いかもしれませんね。

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