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【合格体験記】潜水士試験に独学で1発合格した勉強方法

この記事では潜水士資格の取得方法についてまとめています

潜水士免許

普段はITコンサルタントとして働いており、潜水士とは縁遠い世界にいますが独学で試験に合格することができました。

これから潜水士の資格を取得しようとしている方の助けになれば幸いです。

潜水士とは

安全衛生技術試験協会のHPにて、以下のような説明があります。

 潜水器を用い、かつ、空気圧縮機、手押しポンプによる送気やボンベからの給気を受けて行う潜水の業務に就く際には、高気圧障害その他の危険が大きいことから、潜水士免許を受けなければなりません。

ざっくりいうと、水中での業務を行う際には、潜水士の資格が必要ということですね。

具体的に潜水士の資格が必要な仕事の例として
・ダイビングのインストラクター
・水族館の水槽清掃
・水中での土木工事
・水中でのレスキュー活動
などがあります

あくまで、業務を行う場合に必要な資格ですので趣味でスキューバダイビングなどをする分には必要のない資格です。

潜水士試験の受験資格

潜水士試験の受験資格は特にありません
受験したいと思えば誰でも受験可能です。

私も普段ITコンサルタントとして働いており、潜水士とは縁遠い人間ですが、特に問題なく取得できました。

試験内容は筆記で難易度も高くありませんので、知識ゼロでも独学合格が十分に目指せます

・潜水に関する知識ゼロの方
・全く泳げないカナヅチの方
でも勉強さえすれば割と簡単に取得できます

潜水士試験は国家資格に分類されますので、
「趣味でなにか国家資格をとってみたいなぁ」という方にもオススメです。
(役に立つかは一旦おいておいてですが。。。)

潜水士試験の難易度

潜水士試験の合格率は例年80%前後です。
そのため比較的容易な試験と言えます。

実際に受験してみましたが「結構簡単だったなぁ」というのが感想です。

ただ、全く勉強せず、ぶつけ本番で受験して受かる試験ではないので、余裕を持って対策することをおすすめします。

これは推測ですが、不合格となっている2割の方は、あまり準備をせずに試験に臨んだ方なのではないかと思います。

潜水士試験は試験会場が結構田舎にあることが多く、受験すること自体が結構面倒な試験ですので、1発合格を狙いたいところですね。

潜水士試験の内容

潜水士試験の内容は以下のとおりです。

試験の形式:選択問題(5択)
試験科目:
 「潜水業務」「送気、潜降及び浮上」「高気圧障害」「関係法令」
問題数:各科目10問(計40問)
試験時間:4時間(全科目一度に解きます)
合格基準:各科目の得点が40%以上で、かつ総得点が60%以上

試験科目は4つありますが、1回の試験でまとめて出題されます。
(以前は科目によって午前の部、午後の部と別れていたようです)

試験時間は非常に長く4時間となっていますが、だいたい1時間程度で解き終わります。見直しを含めても2時間かかりません。(試験時間、長すぎます。。。)

私を含め、多くの受験者が1時間半くらいで退席していました。

潜水士試験の勉強時間

潜水士試験合格に必要な勉強時間としては、10〜20時間程度です。

私は2〜3週間勉強して試験に臨みましたが、その気になれば1週間でも十分に合格できる試験だと思います。

難易度的に、1日ガッツリ勉強しただけで合格する方もいるとは思いますが、先述の通り、落ちて再受験は非常に面倒ですので時間には余裕をもって勉強することをおすすめします。

潜水士試験の勉強方法とおすすめテキスト

私はこちらのテキストを使って勉強しました。

私が勉強に使用したのはこの1冊のみで、他の教材は全く使用しませんでした。これから受験する方もこの1冊で十分と思います。

一応、私のおすすめとしては↑のテキストですが、基本的にどのテキストを使用しても問題ないと思います。重要なことは、過去問を確実に解けるようにしておくことです。

潜水士試験は過去問の類題が非常に沢山出題されるので、テキストに載っている過去問は確実に解けるようにして試験に臨みましょう。


潜水士試験受験にあたっての注意点

試験日について

試験はそれなりに開催されているのですが、試験日は平日であることが多いです。

具体的な試験日については下記の公式サイトでご確認ください。

職務上潜水士資格が必要な場合は職場で考慮してくれると思いますが、そうではない場合は事前に業務を調整して受験できるよう準備をしておきましょう。

受験申し込みについて

潜水士試験の申込みはネットで行うことができず、受験申請書を郵送で取り寄せるところから始まります。

取り寄せたあとも、記入方法がわかりにくかったり、ネットで試験料金を支払いできなかったり(銀行or郵便局での振込)、結構面倒です。

ある程度時間に余裕を持って準備をすすめるのが良いと思います。

試験会場について

私は東京在住なのですが、試験会場へのアクセスが非常に悪かったです。

最寄りバス停から試験会場への道のり

関東在住の方は基本的に「関東安全衛生技術センター」で受験をすることになります。↓の地図を見て分かる通り、公共交通機関だとなかなかたどり着くのも大変な場所ですので、試験当日は1日潰れることを覚悟したほうが良さそうです。


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