ポストロック vs ポストハードコア

 ポストロックってなんですか?あれ、なんだろうね?えと、wikiwikiっと……

ポストロック (post-rock) は、ロックの一種。リズム・和音音色コード進行などの点で従来のロックには見られない特徴がある。

ヤバくね?(MOROHA)
ポストハードコアは?

ポスト・ハードコア (post-hardcore) は、ハードコア・パンクから派生したロックのジャンルの一つ。

非常に定義が曖昧、かつ広義に渡る。勃興初期においてはポストパンクプログレッシブ・ロックの影響を受けた前衛的なハードコアバンドを指す名称であったが、近年では大衆化してきたスクリーモメタルコアなどの代替語として用いられることが多く、特に海外でその傾向が強い。

笑えるよな(MOROHA)

 定義としては上述の通りらしいんだが、しかしそれに当てはまるバンドを個別に見ていくと、どうもポストロックはまあまあ狭い概念で、ポストハードコアはまあまあ広い概念のような気がする。
 そもそも「ポスト」という言葉の意味だが、概ね「ポスト○○」で「○○の後」と同義だ。ポストモダンとかポストアポカリプスとかのあれだ。これはもっと言うと「○○が衰退した後に出現した、○○の性質を持ちながら○○には無かった新たな性質を併せ持つ」と言い換えることができそうじゃないか?(少し決めつけ気味ではあるが)
 これを「ポスト」という言葉の定義とすると、「ポストロック」は「ロックでありながら従来のロックとは異なる新しいロック」ということになる。ジャンルで言えば「ネオ○○」や「〇〇リバイバル」とそう遠くない言葉だが、「ポスト」はやはり「従来と異なる」のニュアンスを含む。

 つまりAをジャンルとすると、「ポストA」は「not A but A」的な意味を含む。まあ普通は ¬A∧A なんてジャンルは存在しねえんだけど。
 これを前提とし、かつ「not A」に着目すると、Aの取り得る領域(集合または範囲)は大きいほど、「ポストA」の取り得る領域は小さくなる。だってnotだから。Aの性質を多く持っていたらそれはたとえポストAの性質を持っていたとしても、Aになり得るから。

 てことは、だ。「ポストロック」が狭い概念なのは、「ロック」が非常に広い概念だからで。「ポストハードコア」が広い概念なのは、「ハードコア」が比較的狭い概念だからじゃないか?私はそう考える。

なんてごめん どうでもいいか(MOROHA)

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