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トライアウトからしか摂れない成分がある

第1回の投稿からかなり間が空いてしまいました。
自分が想像していたよりも多くの人から「note読んだよ!頑張って!」と言われ、嬉しい限りです😊

そんな中、1年振りに東京で会った児玉コーチに
「もうnoteの投稿はしないのけ?続編まだけ?」とごりごりの鹿児島弁で詰められました。まさか渋谷で鹿児島弁を聞くとは思いませんでした。
そんな経緯の第2回となっております。

10/24(月)に千葉県君津市にてオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)に加盟しているオークランド・トゥアタラのトライアウトを受験しました。

僕の人生において初のトライアウトということもあり、かなり刺激的な1日だったのでnoteに残したいと思い指をスワイプに走らせています。

1日の流れとしては、
会場に到着し、受付、各自でウォーミングアップ、27m走測定、キャッチボール、フィールディング審査、ブルペン審査(立ち投げ5球、ブルペン15球)、LiveBP
という流れでした。

ブルペン審査までは参加した投手全員で行い、ブルペン審査が終わった段階で、23人の投手の参加者が7人まで絞られ、最終審査のLiveBPが行われました。

僕の結果としてはブルペン審査を通過、最終審査のLiveBPでは2人の打者と対戦し、見逃し三振とセンター前ヒットという結果でした。
表現として正しいかどうかは分かりませんが、最初から最後までとても楽しかったというのが率直な感想です。

ブルペン15球という制限の中でいかにして自分の強みや特徴をアピールするのか
キャッチャーの後ろでスーツを着た大人にスピードガンを構えられている緊張感
23人の投手の中から自分の名前が呼ばれることを願う瞬間
たった2人、されど2人の打者との対戦で一球一球が自分の人生を変えるかもしれないという感覚

どれも今までの野球人生、どうかすれば夏大やリーグ戦ですら体験したことのない類いの緊張感・空気感を体験することが出来ました。

ブルペン審査が同じ組で少し仲良くなった大学4年生
ブルペン審査では本来の力を発揮することが出来なかったようで、結果発表までの間しきりに悔しさを露わにしていました。
ブルペン審査の結果が発表され、彼は審査を通過することが出来ず、帰宅することになったのですが帰り際にわざわざ僕のところまで来てくれて、
「次の審査も頑張ってください。
またどこかで会えたら嬉しいです。」
と言い残し帰っていきました。
逆の立場だったら、もし自分の本来のパフォーマンスを発揮することが出来ず、悔しい結果に終わったとしたら。
同じ言葉を掛けることが出来たのか。

何度考えても僕には出来ない行動だったと思います。

ブルペン審査を通過した僕以外の投手の方々も、最終審査のマウンドに向かう投手に対して「頑張って!ファイト!」と声を掛け、投げ終わった投手には「ナイスピッチ!お疲れ!」と労いの言葉を掛けていました。

もちろんトライアウトを受けている以上、周りはすべからくライバルなので、そこに馴れ合いや同情は必要ないと思います。
しかし、この日のそれは決してそのようなものではなく、同じ野球人として、スポーツマンとしてのリスペクトという感情なのだと気付かされました。
今までの僕には足りていなかった感情でした。

全てが刺激的で簡単には得難い特別な経験でした。
来週からは国内独立リーグのトライアウトも始まります。
今回のトライアウトの結果を待ちつつという形にはなりますが一瞬一瞬、一球一球に全力を尽くしたいと思います🔥

ここまで読んでくださった方ありがとうございました😊
また、LINEやDM等で激励のメッセージをくれる先輩、同期、後輩、友人の皆様方
本当にその言葉に力を貰ってます。いつもありがとうございます。

北方寛大、まだまだ駆け抜けます。まだまだ頑張ります。
今後も応援していただけたら幸いです😌

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