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Ringwanderung 「Diffusion」雑感

まえおき(読み飛ばし推奨)

 まずはじめに警備員さん、気を遣ってくれてありがとうございます。
 2024年4月12日、Ringwanderung主催のワンマンライブ「Diffusion」に行ってきました。
 思い返せば昨年夏リミスタでリンワンのアー写を見て、直感でYoutubeチャンネルを登録、その後HURRICANEの動画を見てハマり、Adamソロ動画を経て陽凪ちゃん推しとなりました。
 その思いを忘年会で友人に話したところ、ふだんアイドル全く見ていない彼が「そんな面白そうなの」「行きたい」と、思いがけない良い反応でした。そこで「4月12日にワンマンがあるんだけど…」とこのライブのタイトルよろしくDiffusion!拡散!しました。
 僕にだって君にだって~とても大事な仕事があって~な金曜日なので、僕も他の皆さんも有給を取るなどして参加したことと思います。僕もこの日まで4日で5日分の仕事を済ませて、あとよろしく!な状態で来ました。
 この日を迎えるまで、メンバーもオタクも色々な思いを抱えてきたと思います。多くは語りません。いつの間にか推しが変わっている人もいました。
 丁度僕もこの4月から、かつては現場のナンバー2をしていた大先輩が去り、身をもって推しの気持ちを体感しているところです。今も頑張っている皆の姿に勝手に励まされています。

Ringwanderung登場!

 まず、中央の円形ステージから倫子ちゃんが登場!順番が違う!衣装が違う!スタッズ付きの黒光りする、コーカサスオオカブトのような(陽凪ちゃん談)新衣装で登場です。
 全員が膝上推定20cmのミニスカというのは去年TIFの「シン・イショウ」以外では初めてでしょうか。そして、初の厚底ロングブーツ!これは踊りにくそうだけど、果たしてどうなるのか…。感情も頭も追いつかない中、音々ちゃん→花琳ちゃん→陽凪ちゃんといつもの逆順(だったと思う)で登場していきます。
 開幕はメロドラマ!ここ半年で何度も繰り返し披露して、キラーチューンに育ててきた楽曲です。「止まってエンドロール、巻き戻せ」「劇的なシーンもないと何も変えらんないだろう」これも今聞くと、色々な含みがあるように聞こえます。他の曲にも言える事ですが、リンワンのストーリーが歌詞に楽曲に重みをもたせて、育てていってることをひしひしと感じます。
 燃える火曜日、ユレ↑ル↓ナ→とアッパーな曲を続けた後は、夜彩、失墜の夏で歌を聞かせ、wavingで前半の締め。ビジュアル、ボーカル、ダンスと全て格段に仕上がってました。今までの対バンライブとは全く違います。
 僕は陽凪ちゃん推しという事で、人一倍動きはよく見ているのですが、例えばwavingで前進してくる時に、一人だけすごい低い姿勢で動いているんですね。こういった「楽しいからついついやってしまう動き」が矯正されていて、チームとしてしっかりフォーメンションのまとまったダンスになっていました。どちらが良いという議論は置いておくとして、普段着とフォーマルの使い分け、といった感じなのではないでしょうか。

新曲!

 MC後の新曲は「Wednesday」 歌詞はあまり聞き取れなかったのですが、どうも彼氏に捨てられてしまった女の子の歌みたいです。この系統の曲はきなみうみさんの作詞作曲なのではないかと、雑に予想しておきます。企画「不滅の水曜日」と何か関係があるのかもしれません。後で歌詞考察もしてみたいところです。
 Riverを挟んで嘘と君と、KIRAIDAとここは悲しい歌を聞かせるパートなのかなと思ったところ、来ました。満を持して4人で披露する初めての「Lily」です。
 全く違和感がありませんでした。このレベルに仕上げるまで、あえてやらなかったのではないかと思いました。儚く美しい反面、ちょっとした音程のズレ、リズムのズレが気になってしまう曲ですが、倫子ちゃんのファルセット、ロングトーンが決まってました。

ラストスパート!

 MCを挟んだ後、メンバーが開始フォーメーションに立って現場が静まり返ります。そこで、倫子ちゃんが半身で客席を振り返り「もう止まらないから」と一言。
 素直に「ここから激しい曲行くぞ!覚悟は良いな!」という意味だったのでしょう。でも、「これからのリンワンの事を言ってるのでは?」と深読みしてしまうくらい、印象的な一言でした。
 後半パート最初も、4人では初披露のundead(生ける屍)! 音々ちゃんの肉食獣が飛び跳ねるような、ワイルドな動きがカッコ良かったです。陽凪ちゃんもカケラキックのような新しいフリを披露してました。
 fall into skyではブレスノイズもほとんどなく、最後まで力強く歌い切ってました。ここでも仕上がりの高さを感じます。僕の中の比較対象が1年半前のHURRICANEとは言え、レベルアップが凄かったです。
 そこからはカケラ、魔界X、Adam、ササル、ラスサマとライブでは定番の曲が続きました。後半部分だけで対バンライブ1回分くらいの曲数ですが、いつも通りのパワーで最後まで駆け抜けました。体力オバケとは認識してましたが、更に認識をアップデートする必要がありそうです。 

アンコール、そして道は続く

 EN一曲目はパルス。このオタクはもう5cmくらいしか飛べません。それでも残りの力を振り絞って煽りに応えて踊りました。
 ここだったと思うのですが、MCで倫子ちゃんが「努力や才能じゃなくて心に届けられるように」と言っていたのが印象的でした。自分の才能も努力も全て投入した後にフッと降りて来る何か、あるいは誰かに教わったり練習したりしてないけど、自然にできてる何か、そういったものが全てを超越して人の心に届くんですよね。リンワンの歌、ちゃんと心に届いてます。
 最後は定番のLa Laで締め。「君」は皆の目の前で消えてしまったけど、皆何もできなかったけど、僕らは未来へ、あの空へ走り出すだけ。

 働きアリの理論で、人は周りに凄い人、引っ張ってくれる人がいると「自分はこれだけでいいか」とか「ここで力を入れるとバランスが悪くなる」と力を抑えてしまうものです。リンワンは向上心の高い人たちなので、専ら後者だったのではないでしょうか。身近に大きな存在があったことで、自分たちの力に蓋をしてしまったのは否めません。
 しかし、今は4人で今まで通りに、今まで以上のパフォーマンスを見せようとしています。ここに更に新メンバーを加え、進化を加速していくと思うと、今からワクワクしてたまりません。
 4月12日はビクトリーロードへの第一歩だったと、願ってやみません。

おまけ

 今回たまたま良い番号が引けたので、友人と前の方で見ていました。ふだんの対バンではお金かけて前に行っても見たいのリンワンだけだし…特典会で近くで見られるし…と、真ん中より後ろで見る事が多いのですが、やはり前で見るのは良かったです。
 特典会で見るのと、キラキラのステージの上を見るのでは、全く違いました。特に僕の推しの陽凪ちゃんは、ステージでの表情に定評があるので、格別です。あの真剣な眼差しは応援を忘れて無心で見入ってしまいました。
 友人はライブ前、「(カープファンだから)広島の子がいたらその子推すわ」とか「1時間半後には○○ちゃん推しになってるかもしれん」とか軽口言っていたのですが、ライブ後も「音々ちゃん良かったわ」「凄い動くし歌上手いし、これは人気出るわけだ」と満足そうでした。
 そこで、僕は持っていた特典券を2枚渡し、「行ってこい」と送り出しました。いくらかはあえて教えませんでした。ソロショットもあるよ、とは言っていたのですが、ちゃっかりツーショットを撮ってました。既婚者!
 何やら音々ちゃんの熱いメッセージも書いてあったのですが、じっくり読むのも無作法なので、何が書いてあったかはわかりません。
 僕はもちろん、陽凪ちゃんのところへ行きました。ステージを見ててずっと気になっていたので、「陽凪ちゃん痩せたよね?」と声をかけると、「そうなの!」「主催(たぶん3月31日)の時ありえんくらい太ってて~」「言われたの初めて!気付いてくれてありがとう!」と返って来て、残り時間わずか。ボーカルやダンスへのコメントはほぼできませんでしたw 
 しかし、推しの変化にしっかりと気づけた事は良かったです。これも前の席で見ていたからこそ、でした。

 比較してみました。写真で見るとわらかないレベルの違い。

 最後になりましたが、この日は魔界のFFさんにリアルで初めてお話したり、できなかったり…悔いもありますが、楽しかったです。あと2人くらいお会いできていれば元気に拡散!と言えるところですが、それはまた次の機会に。

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