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不器用でも強く生きるためのコラム

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日常を少しだけ楽にするかもしれないテキスト集。
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見える風景を変える

仕事にしても何にしても、毎日を過ごすということは、生きることに他ならない訳です。 仕事とプライベート、あるいは、オンとオフ、などと別々のもののように語られたり、考えられたりすることが多いですが、人生という括りの中ではどちらも同じ時間の中にあります。 どちらもが貴重な時間を消費して行われる行為であり、どちらが重要かどうかという議論は不毛ですし、どちらか一方を犠牲にするべきでもありません。もちろん、すべてを完璧にすることはできません。時には何かを犠牲にすることを迫られることも

仕事のコツとしての成功シナリオ

おおよそすべての仕事、もしくは、仕事に限らず成功させたいモノゴトに適用できるコツとして、「成功シナリオ」を事前に用意してから行動する、というものがあります。 先に結論を書いてしまいますが、 ・ゴールを決める(成功の定義を決める) ・成功するために必要なシナリオ(筋書き)を考える ・シナリオを関係者に共有して合意する ・それに沿って行動する ・もしシナリオが破綻しそうならすぐに見直す ほぼこれで成功確率は飛躍的に高まります。 なんだ、当たり前じゃん、と思うかも知れませんが、

オンとオフのスイッチ

どんな仕事であれ、目的があり、やるべきことがあります。 時には苦しいこともあるはずで、それでも乗り越えて行かなければいけないことがあり、そんな時、よく言われている話として、オンとオフを切り替えて、気分をリフレッシュして、気持ちも新たに仕事なりなんなりに取り組む、という考え方があります。間違っていないし、その通りだと思います。それができるならそれに越したことはない。 ただ、オンとオフを切り替える、というのは結構難しく、切り替えたつもりでいても、後ろ髪引かれる思いで、ちょこち

もっと気軽にPDCAを回すべきという話

PDCAという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、日頃から「実践している」と断言できる人は少ないのではないでしょうか。 言葉や概念は知っていても、それは自分の仕事や役割ではない、ということだったり、PDCAを回すための定量的な指標を持っていないので回しようがない、といった理由が想定できます。 いわゆるデータ解析やマーケティング、グロース領域における「ザ・PDCA」みたいなものをイメージすると、何となく専門職というか「現場」のひとがやる仕事という印象があるかも知れな

誤解は往々にして手抜きから起きる

「コミュニケーション」はいろんな場面でよく使われる言葉であり、概念だと思います。仕事でもプライベートでも。仕事も接客業はもとより、デスクワークでもそうですし、対面でもオンラインでも、たいていの仕事においてコミュニケーションは常に求められます。 ただ、言うほどみんなコミュニケーションってうまくないんじゃないかなって、長年仕事をしてきて思います。僕自身、「コミュニケーション」という言葉には苦手意識があり、人と話をするのはいつも緊張しますし、うまく話せるかどうか不安があります。で

チームプレイできていますか?

組織人であれ、フリーランスであれ、チームで仕事をすることはよくあることだと思います。その際、自分が属しているプロジェクトチームが複数人いるから「チーム」であり、すなわちそこで行われているのは「チームプレイ」だよね、というのは必ずしもそうとは限らないという話。 どんなものであれ、組織というの往々にして縦割り化します。「縦割り」というと、ネガティブな意味合いで使われることが多いのですが、別の言い方をすると、特化・深化であり、専門化というとポジティブな意味合いになってくるように、

セレンディピティによる豊かな日常

セレンディピティという言葉があります。 セレンディピティ(serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。(引用元:Wikipedia) この言葉、UXデザインやマーケティングの世界でもたまに使われます。 求めているサービスやプロダクト、あるいは情報を探していく過程で、別のものに気付く

好きなことをして生きていく

世間は連休ですね。みなさん如何お過ごしでしょうか。 よく好きなことを仕事にしろだとか、いや仕事に趣味は持ち込まない方がいいだとか、いやいや仕事とは人が嫌がることを率先して行って対価をもらうものだとか、まあいろいろ言われる訳です。たぶんどれも正しい。 個人的には、趣味を仕事に持ち込みすぎると、趣味が趣味でなくなっていく感覚があるので避けていますが、それも程度の問題で、趣味かどうかはさておいて、仕事の中で好きなものを見つけて行くことはすごく大切だと思います。 というか、仕事

ネガティブってそんなに悪いことじゃない

よく、「ネガティブに考えちゃダメだ」「もっとポジティブに考えよう」とか言ったり聞いたりしますが、意外とネガティブに考えるのもありだよ、という話。 そもそもなぜ、ネガティブはこうも悪者のように扱われるのでしょうか。 おそらく、後ろ向きの発想や行動だけでは前に進まないので、それを批判されるのだと思いますが、では何も考えずに前に前に進んでいったら何か良いことでも起こるのでしょうか。 いやいやそんな極端な話ではなくてさ、という風にいさめられる気配が濃厚ですが、それはそうその通り

信頼を勝ち取るための方法

当たり前のことを書きますが、人の信頼を得られると、色々とモノゴトを進めやすいです。同じことをするにしても断然スムーズになります。 もちろん、信頼を得るのはそれまでの行為の積み重ねなので、一朝一夕にできるものではないですし、そもそも信頼を得ることで享受できるメリットを目的として信頼を勝ち取りにいくというのは本末転倒と言えます。信頼を裏切る行為と言えなくもありません。 ただ、信頼を得るためのコツはあるし、先に結論を書いてしまうと、結局、信頼を得るためには、それに見合う行動をす

道に迷った時にすると良いこと

組織人であれ、フリーランスであれ、ビジネスであれ、プライベートであれ、課題に対してどう取り組んだら良いのかわからず、迷子になってしまうことがあると思います。 そんな時は、慌てず騒がず、ノートを取り出して、やるべきことを書き出すことをオススメします。よく言われる手法であり、目新しい話ではないのですが、手垢にまみれているからこそ、安定した効果を発揮してくれる手法とも言えます。 仕事に限らず、もうどうしたら良いか分からなくなって、自分探しの旅に出るくらいなら、騙されたと思ってノ

仕事をするということ

長く会社組織に勤めているので、一緒に働く仲間が会社を辞める場面に遭遇することがそれなりの回数になる。話をする機会があれば、常に念頭に置いていることがある。 それは「無理に引き留めることはしない」ということ。転職をするにしても、しないにしても、その善し悪しは誰にもわからないし、その責任を負えるのは本人だけだと強く思っているからである。自分はその責任を負えないのだから、こちらの勝手な都合で慰留工作をすることはしない。できない。もちろん、相談に乗って欲しい、ということであれば、で

序文

「兎角この世は生きづらい」という話もありますが、頭が良くて・育ちが良くて・信頼できる仲間に囲まれて順風満帆!という人生を謳歌している人はともかくとして、そうではない人が少しでもスムーズに日常を送っていけるのかについて役立つ(かも知れない)ことを書いていこうと思います。 タイトルに「強く生きる」とありますが、これはタイトル用にちょっと盛っています(おい)。別に強くなんて生きていかなくていいんじゃないかと思っています。あと、「生きる」っていうのもちょっと大仰で、もっと気を楽に