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『極私的エロス・恋歌1974』を観ました。

元・同棲相手との繋がりを消したくなくて、「映画を撮る」という名目で移転先の沖縄までいく原監督。

武田さん、怒ってたり闘ってたり、そうかと思えば好きな相手に良い事を言われると素直に「それは嬉しい」と喜んだり、とにかく起伏が激しい。
自分の思うまま突き進む人。すごい。
正直、女性としての魅力はわからないけど、人間としての凄さは伝わります。
原監督が追いかけているのを観て
「やはり才能のある人はこういうぶっ飛んだ人に惹かれるんだろうか?」
と、人間力に自信のない私は考えさせられたよ。

この撮影に同行している小林さん、原監督の恋人だそう(現・奥様)。
てか、未練たらたらで元・同棲相手を撮る自分の恋人を見てるのはどんな気持ち?ってなるけど、「そんなん気にするくらいならその辺の『真面目が取り柄』みたいな男と付き合えよ」って話だよな。
穏やかな恋愛をしたことない私が言えた話じゃなかったわ、えへへ。

武田さんの出産シーン、マジで自力で驚いた。
助産婦さんすら呼んでない。
自分でお腹を押しながらいきんで、出てくる分泌物も自分で拭いて…。
あれを見たら「人間も動物なんだよな」と思わされる。
強い。

その後、小林さんも出産。今回は助産婦さんがいて、自力出産先輩の武田さんもいる。
初めてのお産だからか、なかなか出てこない赤ん坊。
ようやく赤ん坊の頭が出てきた所で「おおー!」となるよね。
頭の部分で一旦止まってるの観て、
「痛そう(お股が)!大変そうだから早く出し切りたい!」
と思ったよ。経験ないけど。
ようやく産まれたものの、赤ちゃん出てきてから、しばらく泣かなかったのドキドキした。
逆さにしたりさすったり叩いたりで、泣き声出たときはホッとした。
女の人ってすごいよな…。
昔から思ってたけど、子供を産んでる人、みんなこれ経験してるの?ってびっくりする。
どんなに大人しそうな人も、こんな一大事を乗り越えてるんだから不思議。

それにしても原監督はクズだなあ。
すべて「作品のため」という大義名分で通せてしまうから厄介。
だからこそ惹かれてしまうというのも女心なんだけどね。(終)

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