映画「SONITA」

7月26日(木)

知り合いが勤めている「コミュニティトレードアル」というお店で、赤ちゃん連れOKということだったので3ヶ月の娘を連れて行ってみた。リニューアルしたアル、初来店。お店の扉を開ける前の段差で娘を抱いたまま(私に)かすり傷ができるくらいコケてしまって、とんだ滑り出しで入店しました。荷物を席まで持って行ってくれたスタッフさん、ありがとうございました。騒がせてごめんなさい。

いつも同じような書き出しだけれども、私は移民問題にも女性問題にも普段から接しているわけではないし格段偏った意見を持っているわけでもない。世界のどこかで起こっている深刻な問題に対してよりも、身近に起こっている問題から解決してほしいし、生活がよりよく改善されるならそれに越したことはないと思っている。残念ながら、その水準が世界のどこかの誰かよりも高いのだとしても、彼らの世界に介入するには存在が小さすぎると考えている。

だからこそ、この映画は見るべきだったのかもしれない。正直、赤子を連れて新しい場所に行くことが最大の目的の外出だった。ドキュメンタリーは「中平卓馬ーカメラになった男ー」以来で好きなジャンルというわけではないし、上記の通り社会問題に注目する習慣もない。

でも、帰ったらソニータの音楽を聴いてみようと思った。それでこのドキュメンタリーの成果は十分だろう。
夢に向かって大きな一歩を踏み出したソニータ。若くて未来のあるソニータ。恵まれない環境を抜け出したソニータが。
親元に恵まれ、好きな人と好きに結婚して、好きな仕事に就いて、子供をふたり産んで、育休を取って、地球の反対側でのうのうと暮らす私に届いたのだから。

アフガンの慣習を知ってアフガンの女性に同情する。
そこから抜け出してビックドリームに向かう彼女の未来を羨ましく思う。
ソニータに続くジャンヌダルクに期待する。

ラップはあんまり好きじゃないけど、彼女の勝ち取った方法が国を変えることになるのか、には興味が湧いた。

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