HCD-Net東海 UXデザイン連続セミナーDay1Day2補講(WS) 2018/12/22

7/7は西日本の大雨、7/28は逆走台風で欠席者が多かったためワークショップメインの補講を実施することにしました。
実はもともと復習の回は作りたいとは思ってて、参加者の反応としてもインタビューって大事だと思っている人も多かったので、インタビューの回を実施できたのはちょうど良かったと思いました。

2日分のワークショップを一日で実施するということで午前10時半からスタートし18時半までの昼休憩挟んで実質7時間の長丁場。
参加者のみなさんはずっと頭を使ってとても疲れたでしょう。

今回は下記の点について書きます。

デプスインタビューでの気づき
KA法の価値抽出
価値マップの作成
振り返り


デプスインタビューでの気づき

最初に自分からアイスブレイクと最近読んだ本から学びのコツを話して井登さんにバトンタッチです。

まずはインタビューのレクチャーがあり、いくつも学ぶことがありました。

デプスインタビューで大事な3つは「場作り」「舵取り」「深掘り」
そしてその場で解釈せずに、解釈は後で。
インタビューでは事実を集めることに徹するのは自分も気をつけている。
仮説はもっている必要はあるが、その場で仮説を証明しようとするような質問は最悪だと思います。

”インタビューは横と縦の移動”

横は時間軸で「過去〜現在〜未来」を意識する
これは自分も意識していて、まずは話しやすい現在の経験を聞き出して、その体験に至る過去の経験、そして未来どうなりたいのか、どうしようとしているのかを意識するのが大事だと思ってます。

縦は3つのポイントにもあった「深掘り」
「なぜ」を適切なレベルまでもっていく。
その適切なレベルはどこなのか、どこを深掘っていくのかはインタビューの「目的」によって変わってきますね。
今回のテーマでいうと、働くことのどこに焦点を当てるのか
やりがいなのか、人間関係なのか、その話題が出てきたら深掘り開始!
適切なレベルってのは難しいですが、後々アイデア出しに使えるレベル。
表面的なことだけではく、分かったつもりにならず、その人の思考を説明出来るぐらいは聞くように心がけてます。

そそてインタビュー設計でとても大事ですね。
インタビュー設計のときに今回のテーマである「より快適で理想的な「はたらく」をデザインするというのに振り返ってどこを重点に聞くべきなのか?
みんながテーマを意識出来るように付箋に書いて見える位置に貼っておくのは必要ですね。

インタビュー設計をしたあと、インタビュー実施隣のチームからインフォーマントを派遣してインタビューを2回実施。

そのあとインタビューデータからファクトイドを抽出し、その後KA法の分析

KA法の価値抽出

今回のチャレンジはKA法の価値抽出は自分からレクチャーをすることにしました。
レクチャーと言っても基本はUXデザインの教科書に載っている流れを説明。
もう少し自分テイストがあった方がよかったなと思った。
でも具体例は自分の体験を入れました。

そしていきなり価値抽出をやってくださいと言っても難しいだろうと分かっていたので、段階的な練習も入れてみました。

そのおかげかどうか分かりませんが、各チームに経験者も1人はいたので、連続セミナーのときに比べて価値抽出がスムーズに行っていたのかなと思っています。

でもグラレコの対象になっていたBチームは抽出できた価値が少なかったですね。進みが芳しくなかったので、アドバイスをちょこちょこしましたが、
ワークショップでも実務でも、これが正解かな?正しいかなと熟考するより、思いついたことをまず書いてみてることが大事だと思ってます。
まずは書いてから考える。付箋はそうやって使うものだと思ってます。

価値マップの作成

抽出した価値をグルーピングしてそのグループにも「〜する価値」という中分類名を付けてその中分類どうしの構造化をしていきます。
ここの構造化のところも難しいところですね。つい軸とかで分類分けしちゃいがちですが、心の構造を表すようにしなきゃいけないですね。
自分も良く出来るわけではないですが、来年はここの構造化のレクチャーもトライしよう!

出来上がった価値マップをAチームから順番に発表し、各チーム進捗には差はありましたが短時間でここまで仕上げるのは素晴らしいですね。

他のグループの発表を真剣に聞いて、他のチームがどんなマップが出来たかも参考になります。

質疑応答で印象的だったのは、この図が「起業の科学」という本に載っていると井登さんがおっしゃっていて、さっそくチラ見したのですが、確かに載ってました。
サービスの品質は、ソリューションの質と課題の質の両方が良くなくてはいけなくて、技術力などでソリューションの質を高めることに目がいきがちだが、課題の質も磨かなければいけない。
この質的なリサーチや分析ではこの課題の質を磨くことをしているんだと認識出来ました。

振り返り

今回の反省は今回もグラレコをしてもらって、午前中からのワークショップだったので、グラレコも超大作になっていました。
連続セミナーでほぼずっとやってもらってだいぶ成長した常葉大学の吉岡くんと菅本さん。
つい先日は日本最大級のデザインカンファレンスDesingshipでグラレコデビューしていてビックリ!なんかかなり自信がついたみたいですね。

ただこのグラレコをワークショップ中に最大限に活かしきれていないのが、現状。振り返りの時間が少なかったのもあるが、最後に気づきや疑問の付箋を貼ってくれ〜と頼んでもそりゃ無理だよね。何か仕掛けを考えないといけない。きっとみなさんの振り返りには使ってもらえてるとは思います。

セミナー開催って毎回大変だけど、自分は楽しんでやっているし、この日がくるのが楽しみです!
みなさんの価値マップの中にもあった「人の役に立てる価値」という中分類がとても満たされている感じがします。

特に連続セミナー以外の参加者の方からも「今業務で必要でちょうどいいと思って受けてきたんですよ」とか「インタビューのところが課題だと思ってたんです」など聞くととてもうれしいです。その言葉を聞けただけでもやっていた甲斐があったなと思います。

来年度も必ず連続セミナーは実施します!
パワーアップして実施するつもりです。乞うご期待!

■みなさんのブログ
 運営の春原さん:HCD-Net UXデザイン連続セミナー Day1-2 WS補講
 参加者の山本さん:2018.12.22 HCD名古屋に参加してきました!
 参加者の松崎さん:UXデザイン連続セミナーDay1 Day2 補講
 参加者の山口さん:HCD-名古屋に参加しました🐤
 参加者の望月さん:HCDnet東海:UXデザインWSに参加してみて

■HCD-Net東海UXデザイン連続セミナーアーカイブ
 07月07日(土):Day1 実践的デプスインタビュー技法
 07月28日(土):Day2 価値の構造化とペルソナデザイン
 08月25日(土):Day3 ユーザー体験の俯瞰的な可視化によるアイデア発想手法
 09月08日(土):Day4 アイデアを拡張する思考法
 11月03日(土):Day5 プロトタイピングによるエバリュエーション手法
 12月22日(土):補講 デプスインタビューと価値の構造化

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メルシー
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加藤公一

HCD-Net東海

HCD-Net東海のUX連続セミナーを開催しようとした経緯やその内容、それプラス自身が実感している学びのコツなどを紹介しようと思います
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