見出し画像

【徹底解説】岩渕真也戦

おはようございます。
ボクシング日本2階級制覇、プロ戦績32戦26勝(23KO)5敗1分の現役プロボクサー小原佳太です。

 現在このNOTEには僕のボクシング競技歴20年間で勝つために試行錯誤したボクシング理論や経験を投稿していて、更に詳しい小原佳太の拳闘理論はメンバーシップ限定にて公開しています。

 今回の記事では【徹底解説】として小原佳太の試合を
・試合前からの作戦
・試合中使った戦術
・試合中の出来事
などを小原佳太本人の目線で映像を解説します。

解説

 今回解説するOPBF(東洋太平洋)SL級タイトルマッチ、王者小原佳太に元日本王者で人気選手の岩渕選手が挑戦する共に高いKO率から【KO必須】と言われ後楽園ホールに約2000人の観衆が集まる超満員興行でした。

 結果は12R小原佳太のKO勝ち。
12Rの攻防と8R小原の劣勢をご覧ください。

 この試合小原自身は、 「技術は負けていない」が「一発のパンチ力は警戒している」 ことから作戦は
・打ち合いをしない
・接近戦をしない
・打ち終わりを狙う
・ボディを打つ
として臨みました。
  岩渕選手は事前のインタビューで語っていた 「KO狙い」 の戦い方で8Rに猛ラッシュを仕掛けています。

 小原の作戦は序盤は、
・相手のねらいパンチを探る
・相手のリアクションの確認
と様子見。
4Rから仕掛けてポイントを取り、終盤は相打ちの事故を警戒して先手での攻撃を控えました。
 試合中に使った戦術、
・相手の外側をとる
・相手の踏み込みを考えて距離をとる
・打たれても下がり過ぎない(一定のプレッシャーをかける)
・伸ばすだけの左ジャブ
・挑発にのらない
・左フックのカウンター
・ロープを背負わない
・ピンチはクリンチで凌ぐ
に注意してご覧ください。
 注目ラウンドは8Rの岩渕選手の猛ラッシュです。

メンバーシップ

 この記事はメンバーシップスタンダードプラン以上限定公開とさせていただきますので、ボクシングをより深く知りたい方はメンバーシップにご登録ください。
知らなかったボクシングを知ってもらいます。

解説映像

ここから先は

176字 / 12画像

僕の知識がボクシングが好きな人に届きますように。