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KOBE NIGHT PiCNiC2023 夜の朗読会

KOBE NIGHT PiCNiC2023

夜の朗読ピクニック・2夜、参加させていただきました。 
これで朗読は3回目。

2000年から書き溜めた詩とも呼べないことばたちを、歌の先生でもあるkawoleさんがモノローグとしてみなさんの声の星座に散りばめてくれ、星の瞬きのように輝かせてくれました。

今までたくさんの人の前で自分のことばを伝えるということが苦手でした。
自分のうちにあるほんとうに伝えたいことを口にすると、声が震えて涙声になる。
それを克服したかった。

でも、それより大切なことがある。

この3回目の朗読の前に、友人に
言われたこと。
『自分のために奏でる』
誰かに伝えたい、よりも自分の気持ちを表現したい、自分のために。

今回、勢いで2日参加を申込みましたが、意味がありました。

1日目は場に慣れる、シチュエーションを知る。

2日目は1日目からの修正して、朗読そのものを愉しむ。

その瞬間を愉しみたいのに、
緊張が勝ってしまい、いつの間にか終わっている。というのを変えたかった。

1日目を終えた時、
戴いたアドバイス。
読み込むこと。
自分の身体に染み込むくらい読み込むこと。

そうして、それが馴染んだら、そこにことばが憑依したようにおりてくる、そこに魂が表現される。

2日目は、前日よりも早く日が暮れ暗くなり、周りが見えなくなりました。

わたしはまっすぐに暗がりに浮かぶ山並みに向かってモノローグを表現する。

いくつかのお話をモノローグで繋いでいく、
月夜があり、星があり、蝶々がいる、風が吹きました。

私のことばが大気に溶けたようでした。

ギターの音色が声と混ざり合い、イメージを膨らませます。

周りの音が聴こえ、リラックスして、その場にいることができました。

声の星座を巡ったあと
会場前の海からサプライズとして
花火が打ち上げられました。

歓声と共に弾ける音音々。
わたしの中にある、表現することへのおそれや、こだわりが弾けて、散っていくようでした。

純粋に
楽しかった。

美しかった。

ことばとおとの中にいて
心地よかった。

それに浸りながら、
日常に戻ったあと。

日常で口にすることばにも
意識の変化が起こりました。

発したことばは、感情や、意図を含んでそのまま、伝わっている。
それをより感じるようになりました。
その場にいて、同じ時を共有してくださったみなさんに感謝します。

そして、この文をここまで、読んで頂きありがとうございます。

最後に
モノローグから

『言葉のいらない世界にいた

思考は自由だから

言葉がなくても伝わるもの

感覚は永遠だから

だけど

言葉の力を信じている

強さであり弱さである

神聖であり野蛮である

純粋に心を顕す力をください』

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