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OLが勧めたい映画❤︎フランケンシュタイン(1931)

こんにちは。こーりんです。

久しぶりに仕事が始まり、中々noteを書けずにいました。

コロナの影響で仕事が減っているとはいえ、仕事に行くと疲れるものですね。

さて今回は1931年公開、ユニバーサル映画が作成した【フランケンシュタイン】をオススメしつつ、感想も語っていきますね。

原作は、メアリー・チェリーの小説【フランケンシュタイン】。

ちなみにこの映画はモノクロ映画です。
まぁ1931年ですからね。

いつからカラー映画って出てきたんだろう?と調べたらところ、一番初めはウォルト・ディズニーのアニメーション映画「花と木」(1932年)らしいです。

一年後ですね。割とすぐでした。惜しいな〜。

私も中々の現代っ子なので、モノクロ映画って実は見るのちょっと苦手なんですよね。まぁ画面よりも音声の荒さが苦手なんですけど。モノクロ映画はフランケンシュタイン含め、人生でまだ2本くらいしか見てないです。(もう一本はローマの休日)

かの有名な【サイコ】も、モノクロか〜ってなって、カラーのリメイク版見ちゃいましたし。え、オリジナル見ないでリメイク版見るとか信じらえない?!あぁぁ怒らないで!!!

でも、ヒッチコック監督のサイコもちゃんと見たいです。

じゃあ何故今回モノクロ映画のフランケンシュタインを見たかというと、本当は【怪物園】が見たかったのにアマプラから消えていて、代わりに関連に出てきたフランケンシュタインを見た、という一連の流れです。
評価も高いし、外れないっしょ〜と思い。

映画を見る理由って様々ですね〜。
偶然の巡り会いだな〜。

ちなみに今回の記事もネタバレが若干あります。

はじめに

さてさて内容ですが、「フランケンシュタインと言えば、こうでしょ」という、多分皆様の知ってる通り。

ツギハギだらけの皮膚、頭とか首にでっかいボルトがぶっ刺さってる、ちょっとジャイアンに似ている大男のモンスター。…ジャイアンに似ているは、【怪物くん】の影響かな。
モンスターを創る最後の工程として、死体に雷を当てるのも有名ですね。

私もそれくらいは知っていたのですが、モンスターがどうなって何をするのかというのは知らず、結構ワクワクしながら映画を見ました。

あらすじはこんな感じです。

フランケンシュタイン家の若き科学者・ヘンリー(婚約者あり)は、生命創造の研究をしていました。助手・フリッツと一緒に死体を盗み、盗んだ死体を接合、恩師・ウォルドマンの研究室から盗んだ脳みそをぶち込んで、死体を最終段階まで仕上げます。そして酷い嵐の夜に死体に雷を当て、ついにヘンリーは死体から生命…というかモンスターを創り上げました。ヘンリーが喜んだのも束の間、実はモンスターにぶち込んだ脳みそは殺人者の脳みそということを知り、「えぇ…」とヘンリーが戸惑っている間に、モンスターはフリッツを殺してしまいます。ヘンリーはウォルドマンと一緒に、なんとかモンスターに劇薬を打ち気絶させます。モンスターのことはウォルドマンに任せ、ヘンリーは婚約者と結婚式を挙げるのですが…。

オススメ①:見やすい映画

最初にモノクロで見るの云々言ってたじゃんと思いますが、見やすい映画と言っても画面のことではないです。

上映時間です。

1時間程度しかないんです。

そう聞くと、ちょっと見る気が起きません?

いくら好きな映画といえど、3時間あるよ!とか言われたら、見るの躊躇うじゃないですか。

私、アベンジャーズ作品も好きなんですが、エンドゲームの上映時間が3時間と聞いたときはかなり見に行くの悩みました。
(腰弱いのに3時間座ってられるのか、トイレ大丈夫かな…など不安要素たっぷり。まぁ実際に見に行ったら物語に引き込まれて、え?もう終わり?まだ1時間くらいしか経ってないっしょ??でした。)

好きな作品でそれなのに、初見の作品で3時間はきつい。面白ければ何でもいいですが。

ところが、フランケンシュタインは1時間!

お風呂で半身浴しながら見れちゃいますよ。(私は2日に分けて半身浴しながら見ました)

それに1時間なら、つまらなかったとしても長い人生のたった1時間を損しただけです。取引先のダルい人に1時間グチグチ説教されるよりもマシですよ!

加えて起承転結が分かりやすいです。THE 起承転結という感じです。

「え、ここどういうこと??」というシーンも時たまあるのですが、細かいことは気にすんなよ!見ている人のご想像にお任せします!と、もはや潔いです。

オススメ②:結構怖い

そう、結構怖いです。

ただ、怖いと言っても日本のホラー映画的怖さではないです。

映画【スクリーム】的な怖さかもです。

終盤、ヘンリーの結婚式の一場面で、モンスターがヘンリーの婚約者・エリザベスの控え室に忍び込むシーンがあるのですが、ここが怖かった…。

モンスターは静かにゆっくりと、座っているエリザベスの背後に近づいてきます。
モンスターは腕を伸ばし、エリザベスに触れようとします。(多分首を締める気だったと思う)
しかし、間一髪でエリザベスは立ち上がり、モンスターの手は虚しく宙を切ります。

この時点ではまだモンスターの存在に気がついていません。

が、控え室のドアに近づいた時、背後に異変を感じたエリザベスはついに振り返ります。

悲鳴を挙げるエリザベス。唸るモンスター。

そこからは、エリザベス逃げて!超逃げて!です。

「あれ?フランケンシュタインのモンスターって意外に動作に無駄がなくて素早いな」と、予想外にそこそこ早く動くモンスターから、頑張って逃げるエリザベス。(なお、この時のエリザベスの格好は超絶動きにくそうなウェディングドレス。ぶっちゃけドレスよりも、長すぎるベールが邪魔そうでした)

このシーンの何が怖いって、モンスターだから怖いというよりも、自分しかいないはずの部屋に、不法侵入で知らん輩が入ってきて、しかも殺されそうになるという怖さ。

現実で生活してて、下手したらあり得ることじゃないですか。

こ、怖い〜〜〜〜〜〜〜。そういう現実にあり得る怖さがこの映画にはありました。

不法侵入、ダメ、ゼッタイ。

オススメ③:予想外に展開を裏切ってくれたりする

逃げ出したモンスターが1人の幼い少女と出会うシーンがあります。

ここ!!凄く純粋な私の予想を裏切ってくれました!
どんな感じに裏切ってくれるのか気になる人は、読まずに飛ばしてください。

少女はモンスターのことを怖がらず、一緒に遊ぼうと優しく手を引いて、湖に向かいます。

湖のほとりに咲いていた花をモンスターにあげたり、花を投げて水面に浮かばせたりして一緒に遊ぶんです。

モンスターは嬉しそうに声を上げていて、笑顔で2人とも凄く楽しそう!

「は〜、モンスターと少女の優しい時間か〜。そういえば、フランケンシュタインの話ってちょっと悲しい話みたいな噂も聞いたことがあるな〜。この少女と仲良くなるものの、モンスターは少女の周りの大人達から差別を受けて、最終的に少女と離れてしまうか殺される展開になってくのかな〜」なんて考えました。

いや、まじ予想外。

水面に浮かべる花が無くなって、モンスターは何をしたと思います?

嫌がる少女を湖に放り投げます。

ここ最近見てきた映画で1番の衝撃でした。

思わず、「え゛…」って声出しちゃいましたもん〜。
一瞬にして私が想像した優しく切ない展開をぶっ壊されました。

ちなみにモンスターに悪意はないです。多分。
放り投げた後、浮かんでこない少女に焦ってたし。
ただ純粋に少女を湖に浮かばせたかったんだろうなって思います。

ちなみに湖に放り込まれた少女はそのまま死んでしまいます。

きっと優しい展開が待っていると信じた私が間違っていたのです。

でも視聴者の予想を裏切ってくれる映画は楽しいですね。
見ていて飽きない!

余談:フランケンシュタインという名前

ぶっちゃけこの映画を見るまで、名前を凄く勘違いしてました。

モンスターの名前がフランケンシュタインだと思ってました。

フランケンシュタインは、モンスターを創造した博士の名前でモンスター自身の名前ではないんですね。

モンスターを造ったものの、その醜さに博士がビビって逃げ出して、名前を付けてもらえなかったとか。
そのためモンスター自身に名前は無いみたいです。

育児放棄じゃん…ちょっとモンスター可哀想。

モンスターのことは、”フランケンシュタインの怪物”と呼ばれることが正式のようです。

ゲゲゲの鬼太郎に出てくる西洋妖怪だってフランケンって呼ばれてたしそりゃ勘違いしてしまいますわ…。てか、6期からのフランケンが今までと違うキャラデザすぎて、びっくりしました。現代受けしそうな感じ…。しかし猫娘まじ可愛いな。

ちなみに、フランケンシュタインという苗字の人は本当にドイツにいるみたいです。
一見「カッコい〜!」と思えますが、日本で例えて考えると、山本さんがいたら「【リング】の山村貞子と苗字一緒じゃん〜!かっけー!」って言ってるようなもんなのかなって思いました。山村なんて沢山いるしね。ていうか、貞子と同じ苗字でカッコいいって言われても困るなぁ。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。

話も面白いですが、モンスターが個人的にツボ。

ボリス・カーロフ演じるモンスターの顔が良い!
そして笑顔が凄く可愛いです。
加えて、キョンシーみたいな動作も可愛らしいです。

モノクロ映画だからって侮ってたな〜。

いや、モノクロ映画だからこそ、今の技術で誤魔化さず、本当に素晴らしい作品が沢山あるのかもしれないですね。

もっと沢山モノクロ映画も見ます(反省)

以上です。

この記事を読んでくれた方の生活に、少しでも楽しみを与えることができますように!

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