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キャリアを前に進める、ということ

私のイメージでは「キャリア」というと、
仕事軸で見た過去と未来の移り変わりを指します。

せっかくなので、自分のこれまでのキャリアを振り返り、
今後のキャリアについて考えようと思います。


私はザ・日本企業といえる企業(いわゆるJTC)に属しています。
当時の弊社は高倍率で、幸運が重なり、たまたま入社できた状態でした。

実際、入社してみると同期は名だたる大学出身者ばかりでした。
学力以外で負けぬよう自分の色を出さなければ、と少し焦ります。

ただ弊社にはいわゆる、年功序列という制度が生きていました。
入社当時は「だいたいこのくらいの年齢でこのくらいの役職につく」と
先輩からよく聞いたものです。

自分のキャリアは最低限は保証されているので、
周りが優秀でも無理に焦らなくてもよい、ということになります。

正直入社時点で十分に満足していたので、
マイペースに成果を残そう、という心持ちで仕事をしていました。

ただし気持ちとは裏腹に、この年の仕事運は最悪でした。

当時の労働環境としては、とにかく残業が多く、(私の体感です)
上長はパワハラ気質で、土日出社がデフォ、という
そこそこに悪い環境でした。
※話を聞くと、より昔の日本はもっとひどい環境だったらしい…

さらに、生活面でも悪いことが重なり、入社年はボロボロでした。
徹夜作業明けの帰り道で意味もなく涙が出たのを思い出します。

ただし、この頃に私を指導してくれた先輩は
「とにかく面白い経験を積んでほしい」
という方針で一年の間に複数回海外出張に出してくれました。

海外出張の時だけは何も考えず、(もちろん業務はしますが)
楽しい時間を過ごせました。

今思えば、この先輩は本当にいい人でした。

新人の頃に出張したサンフランシスコの写真

私の職種は言い表すのが難しいものの、簡単に言えばエンジニアです。
情報系システムに加えて、組み込み系、ネットワーク構築なども含めて幅広く担当します。

この職種の中で、私のキャリア転換点は2回あった気がします。
1回目は上記の入社当時、2回目は業務内容が大きく変わった年です。

前者は先述の通りですが、
・ あの時よりきつくないなと感じ、どんな仕事も大体やればできる気がする
・ メリハリが大事、面白いと思える仕事があれば頑張れる
・ 誰かを指導する場合は、何か楽しいことを一緒に考えたい

という考え方が身に付きました。

後者は入社4年後に担当した、より開発職の強い業務がきっかけでした。
この時に周囲の人員も大きく変わり、社内でも有名な「できる人」が近くに居る環境となりました。

この「できる人」から学んだのは、
・ 業務を終わらせるためには、やるべきこと一つ一つを終わらせる他ない
・ 業務効率を上げるには、新しい知識を身に着ける必要がある
ということでした。

近くで見ていると、どれほど「できる人」でも仕事をする上では自分と全く同じ事をしていることが分かりました。
そこにはショートカットもなければ、魔法のように仕事がなくなることもありません。
結局のところ、身に着けた技術で業務の効率を極限まで高めているのです。

結局のところ、真面目に自分の業務と向き合い、
困難にぶつかった場合には、新しい知識を身に着けて、
工夫を凝らしながら、一つ一つ終わらせていく。

これを何度も繰り返すことで、極限まで業務効率があがり
「できる人」に変わっていくのだと実感しました。

当時上った山からの景色(山登りみたいな話だな、と)

私が今後「なりたい自分」は、
必死学び続けて、情報を常に最新の状態にアップデートできる人間です。

今の私は入社年数も重ねて、それなりに仕事がこなせるようになりました。
何を振られてもなんだかんだでやり遂げることができます。
ただ、その仕事に洗練されている感覚はありません。

これまでに私がすごいと感じた人たちは、
仕事一つ一つが丁寧で正確かつ他の人ではできないことをしていました。
仕事の所作を見ていると、常に新しい技術を学び、
その時々で最も効率が良い方法を選び取っていました。

彼らはとにかく知識量が多く、常に学び続けている事が伝わってきます。
私も負けじと、以下を目標に学習を続けていこうと思います。

とにかく本を読む・手を動かして学ぶ
技術書、ビジネス書などを中心に1週間に1冊以上読み続ける
週末はUdemyなどのサービスを活用して、とにかく手を動かす

資格を取る
学びの成果として、年に1つ以上の資格を取得する

これまでは年毎に、できた年・できない年がありました。
今後は継続して毎年実施できるように取り組もうと思います。

また、今年からはインプットだけでなくアウトプットも始めました。
noteを始めとして、自分の考えを書く場面を作っています。
これは息抜きの意味と、誰かに自分の情報を伝える能力を高めるためです。

アウトプットについては毎年始めようとして、
こんな文章(内容)を世に出すのはな、と考えて尻込みしていました。
今年は諦めることなく続けていきたいと思います。

今までにやってきたことを続けて、
新しいことにもチャレンジしていく。
これがキャリアを進める、ということ
だと考えます。

すごい人を遠くから眺めるだけでなく、実際にやってみる。
まずは毎週書くことを目指して…。続くといいな。

遠くから眺めた富士山
実際に富士山に登って見た日の出

#わたしのキャリア


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