「お前の代わりなんざいくらでもいるわ!」
「あなたの代わりはいない」たった10文字である。
たった10文字で人の心を奪える、この言葉が憎い。
たしかに、いい言葉だ。
自分の価値が見出せないこの時代。
この言葉は最高のご褒美だ。
この言葉をもらうために生きていると言ってもいいかもしれない。
そう。
この一言は最高のご褒美なのだ。
しかし、その言葉は時に人を縛る呪いの言葉と化してしまうから、私は憎いのだ。
「お前の代わりはいない」
これを言い換えれば、「お前がいないと困る」ということだ。
この呪いに縛られてる人は少