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日本MD選手権への意気込み

記者会見で、全然思っていたことが言えなくて残念な気持ちの小穴です。

いろいろ用意していったけど、用意していたことはあんまり聞かれなかったな?となったので、勝手にここに書き残しておきます。聞いてください。


大会に向けて準備してきたこと

今シーズン、この大会に向けて強化してきたことといえば、やはり海外遠征での試合経験についてです。
秋に3大会、冬に2大会の計5大会に出場し、4回優勝しました。試合数は34試合で32勝2敗。勝率でいうと、私の競技キャリアの中で過去最高の成績でもあります。
とはいえ勝った試合の中には勝ち逃げできたものもあれば、序盤で振るわず何とかひっくり返したような試合もありました。
曲がるアイスも曲がらないアイスも、滑るアイスも滑らないアイスもありました。カナダ国内とはいえ、州を跨いで転戦していたのでいろんなチームがいましたし、各国のナショナルチームやそれに準ずるレベルのチームもいました。

そういう中で、いろんな試合を経験できたこと自体も自信になりましたし、勝てたことも自分たちのレベルをはかる意味でも大きな自信に繋がりました。

また、私の妊娠出産で昨シーズンは準備不足で挑んだ側面もありましたが、今シーズンは世界選手権へ進んだ時に向けて、コーチ、トレーナーさんも含めチームで戦えるようにカナダ遠征を計画して実行しました。
結果として、私の競技キャリアの中で、1番背伸びせず、優勝を目指しますと言える準備ができました。方々に感謝です。

この大会で楽しみなこと

エンターテイナー青木豪

私はカーリング選手をしていますが、いちカーリングファンでもあります。私のチームメイトの青木選手は、日本でも屈指のエンターテイナーなカーラーです。マジか!となりながらチームメイトという特等席でスーパーショットを見せてもらえて、いつもとても楽しみです。今大会も、スーパーショット見たいです。願わくば、私が招いたピンチじゃなくて、チャンスでそれが見れたらいいなと。

もぐもぐタイム

カーリングファンにはお馴染みになってきたタイトルスポンサーでもある全農さん。いつもお世話になっています。4人制より短いものの、1時間半に及ぶ試合のハーフタイムには補食をとります。提供される「デコポン」や「ゆでたまご」など、楽しみにしています。
そして山梨県民御用達の「信玄餅」。信玄餅屋さん二大巨頭のうちの桔梗屋さんから「信玄団子」という素晴らしいきな粉がこぼれない新商品が少し前に出ました。補食になるかな?

世界選手権2位のマツタニ

昨シーズンに韓国で行われた世界選手権で、日本代表であった松村・谷田ペアは史上最高位の2位でした。私たちは韓国まで試合を観に行きました。観た試合は予選でしたが、日本代表が決勝まで進んだことは大いに刺激になりました。
昨年の時点で、日本で1番準備できていたチームは松村・谷田ペアだったと思います。私たちもできれば昨年から海外ツアーを回りたかったですが、残念ながら状況がそれは許さず、それでもできることは精一杯やりました。日本選手権の決勝で負けたことは非常に悔しかったものの、ただ、しっかり準備していたチームが勝ったことには少し安堵感もありました。1ヶ月くらい、なんだかフクザツな気持ちでした。

世界選手権を観に行った時は、もっと悔しい気持ちになるかなと思いましたが、やはり世界に出ていく準備が足りていかなかったことは自分でもよく分かっていたため、案外純粋な気持ちで応援できました。何より、観ていてエキサイティングな試合ばかりでしたので、大興奮でした。

今まで4人制の片手間でやっているチームが代表になることが多かったですが、ミックスダブルスのために準備してきた日本チームが挑戦したらどうなるんだろう?という一種の答え合わせのような気持ちもありました。

ミックスダブルスに専念するという決断は、簡単ではなかったと思います。オリンピック世界最終予選まで戦った2人が下した決断を私はリスペクトします。

2人とも年齢的には年上ですが、カーリング仲間であり、追いかける背中であり、ライバルであり、と私は勝手に思っています。私たちもどんどん強くなって、お互いの存在がお互いを高め合う関係になれたらいいなとも思います。

大体言いたかったことは書けた気がします。独り言を読んでいただいてありがとうございました。
明日から頑張ります。気合い入りすぎてドローが早くならないように気をつけます。


おまけ

私がケアを受けていた間、娘と遊んでくれていた豪君から送られてきた1枚。

何をかぶってるんだいキミ達

ありがとう。

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