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本当の夢は終わらない。


17歳の時に重度の不安神経症を患い、
起きてる間はほとんど、
発作と、発作の恐怖に襲われ
薬漬けで毎日意識を誤魔化してた。

乗り物も一切乗れず、
修学旅行もドクターストップ。
通学すら一苦労で、
月並みな“青春”はテレビの中の世界…
といった高校時代。

割と一生懸命だった勉強も進路も、
それどころではなくなって、
家族全員が私の未来に、
順調に絶望していった。

ーー芸能の世界と出会ったのはそんな頃。

好きなバンドと出会い、そのバンドを聴くためなら
電車にも乗れるようになったの。

大袈裟でなく、その当時の私は間違いなく
エンターテインメントの力に
“救われた”んだ。

そして放送芸術の専門学校に入学し、
私の芸能活動が始まった。

卒業後1年で、大手のモデル事務所と
契約が決まり、上京。

しかし半年ほど経ったとき
「モデルではなく、表現がしたい」
と事務所を移り、役者として再スタートしたの。

正直なところ
手応えも十分にあった。

結果も、周りからの評価も。

表現することが、向いているんだって
いつのタイミングでも感じていたの。

そんな夢追う日々の中で
全力をかけ貫き通してきたものがこれ。

🔶人生テーマ🔶
【愛・承認・貢献】 一人一人の価値観を認め、心からの愛を、知識・言葉・行動で多くの人へ伝え下心なき貢献心を、自らが根源となり循環させてゆく。
🔶人生ビジョン🔶
【選択理論などの学びを基盤に愛・承認・貢献を体現、表現する】 芸能界というフィールドで影響力を獲得しその後、多くの人へ発信していく。
🔶なぜこのテーマを貫かなくてはならないか?🔶
①責め続けてきた両親に“貴方達は間違ってなかった”と伝えるため。
 ②命ある限り、可能性は無限大だと父が命をかけ教えてくれたから。
③苦しみ続けた分、その理由が欲しいから。
 ④心から尊敬する人生の師に出会えたから。
 ⑤振り返ればいつも、人に救われ、与えられ、愛されてきたと思うから。


コーチングスキルや、カウンセリングの勉強、
社会心理学のセミナーを継続的に続けつつ、

ドラマや映画、CMの撮影現場などでは
毎朝プランニングし、
全力で愛と承認と貢献を貫いた。

しかし私の夢の話をすると、
逆風が非常に多かったの。

“偽善だ”とか
“業界を影響力獲得のための
ツールとして使うなんてナメてる”とか。
(言いたい気持ちは理解できます😓)

それでも譲れなかった。
どうしても、迎合できなかった。

業界の仲間がいなかろうが
信頼していた人に裏切られようが
自分の生き方を貫いたんだ。

ーーーそしたら、

ある夜、一人暮らしの部屋の中で
ぷっつり糸が切れたみたいに
全てが崩れて。

走り続ける為にやってきた
過食嘔吐が暴走して。

72時間ほど食べ吐きが止まらなく
とにかく止めたくてどうにかしたくて
ODと未遂をしたらしいの。

救急で手術をしてもらって、
その時、今までの病歴を聞かれ話したの。

「今までの病歴と、今のその状況で
治療しないのは、無謀だよ」

と言われ、神経科の先生を紹介された。

神経科での、1時間半の初診のあと言われたのが

「芸能事務所とバイトは、しばらくお休みしてください。
診断書も書きますから。この状況では危険すぎる」

ーーーー頭が真っ白になった。

私は、自分が治療の必要な人間だと
思っていなかった、いや、認めたくなかったの。

だから、なんて言うんだろう。

3割はホッとした。

でも

やっぱりどう考えても、
悔しくて、情けなくて、
たまらなかった。

必死に学習してきた
社会心理学やコーチングスキルは
自分にだけは適応できず

でも
「そんなことは、どうだっていい。
全ては自分次第なのだから。
自分が苦しいのは自分のせい
と、おざなりにしてきた。

日ごと痛みの分だけ濃くなってゆく夢を
実現する未来にのみ思いを馳せて
生きながらえてきた。

強かな自分”で在るために
自分を削ってきたんだと思う。

突きつけられた現実と
いよいよ目前に迫った“治療”。

袋小路に追い詰められた気分で
踏み出す勇気がなかった私には
たった一人、全てを打ち明けられる
女の子の親友がいた。

「あなたが悪いわけじゃないんだよ」

そうやって、病気の私を、
弱いと責めるわけでもなく
さも私のせいじゃないって顔して、
“どうしようね”って
トコトン悩んでくれてたの。

その姿を見て、初めて

「向き合わなくちゃ、いけない」と思った。


私は、“頑張る”を履き違えてたんだ。

今までの私は、
止まったりやめることは
“逃げ”としか思えなかった。

“壊れるまで走る”以外の
選択肢なんて一切なかった。

きっと
【自分を押し殺すこと】を、頑張っていた。

これからは
【自分で在ること】を、
頑張らなきゃと思ったの。

私を大切に思ってくれてる人達のために。

そうやって私は、
“治療しよう”
と、決断できたんだ。

ーーーそう決意したと同時に

8年間走り続けてきた夢が終わった気がして。

高校時代の自分に、なんて言えばいいか
とにかくどうしようもなく、虚無感に呑まれてた。

ーーそんなある時、

部屋の整理をしていたら
専門学校に入学する時に書いた
“夢カード”が出てきたの。

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「なんだ、私の夢、終わってなんかなかった」

確かにまだ、役者やお芝居をしたい思いは否めない。

でも、根っこは変わってなかった。

いやはや…これはズルい!けしからん!
泣かないわけないじゃないか!!🤭笑

だからこうして、ブログを書こうと決めたんだ。

“ここまで赤裸々に書くと言うことは
芸能界から遠ざかってしまうかもしれない”

と、やっぱり悩んだ。

でも、8年前の私が、背中を押してくれた。

ありがと。

ワタクシはまだ、
夢の途中みたいです☺️👣


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