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正しく戦え。


久しぶりの更新。

というのも、しばらく実家に帰省していたの。


実家とは、私にとって居場所ではなく
自分自身を責め続ける場所。

家族は私を“出来の悪い子”として認識し
私は、その負い目からくる
「見捨てられ不安」に呑まれ
摂食障害や自傷行為などの
“痛み”でバランスを取っていた。


ーー何故自分が自らを傷付けるのか?ーー

その理由は、前回の記事でよく理解できたの。↓

https://note.mu/koba_ellie/n/nb2d238cfc5fb


その上で、今回全てを話すため、
隠したり逃げずに向き合うため、
実家に帰省した。

祖母の葬式以来だから、半年ぶりくらいかな。

この半年間、どうやって生きてきたか…
摂食障害のこと、自傷行為のこと、
今回社会生活をストップし、
治療する流れになったこと。


全て、話したの。




また責められると思った、
また、泣かれると思った。

私は悪い子で、迷惑ばかりかけて
不器用で、言うことをきけなくて。

だから
「代わりに、私が私に
お仕置きしなきゃ」って。

「そしたらこの家にもいていいでしょ?」って。

またその流れだろうって思って、
話してる間は、母親の目を見れなかった。


でも、母は違った。

全部、全部、受け入れてくれた。

むしろ、
治療に前向きに挑戦している事を
喜んでくれた。

ーーーーー

「あの頃はエリも痩せすぎで命の危機だったし
お父さんの白血病の闘病とも被ってた時期で
加えておばあちゃんの介護もしていて
私自身、まったく余裕がなかったの…
だからエリのこと気遣ってあげられなかった。
とりあえず入院させて、
“そっちで治してちょうだい”って、
短絡的にしか対処できなかった。
申し訳ないと思ってる。
でももうエリも命の危機って程痩せてないし
お父さんの闘病も、おばあちゃんの介護も
終わったから、今はエリだけだよ。」

って言ってくれたの。

十分だった。

ずっと感じられなかった“安心感”が、
私の背中に、そっと触れた感覚で。


そして帰省中は、
昔話をたくさんした。

「あの時、辛かった」
「あの時、寂しかった」
「あの時、怖かった」

そんな話を、一切否定することなく
動揺することなく、受け入れてくれた。

初めて母親が、頼もしく見えた。

もう、隠さなくてもいいんだって思えた。


私と母は、全く真逆の性格で。

でもこの時初めて、
私と異なる母の性格」を
無理なく受け入れることができた。


ありがとう、母ちゃん。

私もう、自分自身を
本気で許したい。

ーーーーーーーーー


PTSDや、トラウマの存在を
脳科学的にアプローチしている、
とある文献の要所を、引用します。

親の愛情不足とは、
人の人生を左右する強烈な刺激である。
生まれてから6歳までに味わった愛情飢餓は、
大人になってから再度与える治療(育て直し)
を施しても、満たされない。

また、幼少期の愛情不足から生まれた
憎しみの感情一人歩きしていくため、
時が経過するにつれ肥大していく。
ーーー何故一人歩きしていくのか?
憎しみの感情を育てるのは、想像力
脳の中でも想像力を司る部分が発達している人ほど
憎しみの感情が育ちやすく、過去のに呑まれ
PTSDやトラウマにとらわれてしまう。


一度悪い方向に考え出したら止まらない
って言う人は、人より脳の想像力の部分が
発達しているのか。

想像力が発達しているなら、
いい方向に考え出しても止まらない
と思うから、きっと、躁鬱の人とかは
アップダウンしてしまうんだね。

なるほど、とおもった。



そして同時に、少し安心したの。

私の過去は、救いようがないわけじゃない、って。

私の想像世界よりも、
現実はきっともっと優しいのかも
、って。
本当は私は、もっと愛されているって。



無意識の領域で、私はこの想像力を
コントロールしながら、
コントロールされていたように思うの。

「見捨てられ不安」から身を守るため
見捨てられぬよう、
自分を然るべき量だけ、痛めつける。

「想像力を負の方向へ使った最善の生きる術」
だったんだね。

でももう、わかりそうなんだ。
本当の現実が、一体どういうものなのか。

現実は何も変わらずそこにある。

その現実を、母に説かれてやっと、
解放されたように思う。


「人より想像力が優れているのなら、
その使い方を、変えよう。

自傷行為や摂食障害が表現方法なら、
その表現方法を、変えよう。」


そう思えたの。

大切な人達を、
自己犠牲なんかではなく、
“ちゃんと”大切にする為。

そして自分自身の為に。


******


沢山、傷つけてきた
沢山、否定してきた
もう、十分。

傷だらけの左腕は
自分の、精一杯の表現。

“誰に許されなくても
私は私を許せる”
と、胸を張りたいのです。


戦うべきは、過去じゃない。
今ここにある、己が想像力。


現実は何も変わらずそこにある。
みだりに、想像に心を乱さず
ありのままを見つめる目で
手を伸ばしさえすれば。

想像で膨れ上がった
憎しみの感情や
恐怖で膨れ上がった
不安の感情を
裸の心で見つめ、

正しく戦うんだ。


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