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何故やりたいことがわからずに悩み続けてしまうのか?

こんにちは、THE GUILDのこばかなです。デザインとかコーチングをやっています。

最近ほぼ毎日コーチングをしているのですが、もっとも多いのはキャリアに関する相談で「やりたいことを明確にしたい」というテーマです。

いまは選択肢が多い時代なので、誰でも一度は「あ〜〜現状のままでいいのかな〜〜Aの方がいいかな〜〜それともBの方がいいかな〜〜」と人生について悩むことがあるでしょう。

ということで、いろんな方々の話を聞いた経験からモヤモヤと悩み続けてしまうときのよくあるパターンをまとめてみました(もちろん当てはまらない人もいるのでその前提で読み進めてください)。

やってみたいことはあるけれど、なんとなく無理だと感じる

現状にモヤモヤしてるとき「本当はこうしたい」という本心に気付けないことが多いです。なぜならその本心に従うことは現実的にハードルが高いと感じていて、無意識に選択肢から除外してしまうためです。

そのため、もしあなたが現状にモヤモヤしてるとしたら、分解してみるとこのような状態になっている可能性があります。

▼漠然としたモヤモヤの正体
・現状に何かしらの不満を抱えている。
・そして現状よりもいい選択肢がある気がしている(本心)
・しかしその選択肢はハードルが高いと思う。
=本心を言語化できず、実行もできないため、もどかしさを感じる。

ここで「本当はデザインをやってみたいと感じている営業職のAさん」を例に見てみましょう。

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人は基本的に現状から変化すること、損をすることが苦手です。(参考:現状維持バイアスプロスペクト理論)そのため放っておくとAさんのように変化できない理由を次々と生み出すことができます。

変化できない理由としてはおそらく、やりたいことをやるために必要なリソース(資金、時間、人脈、情報、スキル、年齢など)が現状にないことが挙げられるでしょう。

ここでのポイントは「現状」という点です。今はまだ踏み出してない状態なので、これらのリソースが足りなくて当然なのです。大切なのは、これからそのリソースを獲得するにはどうすればよいか?=どうすればできるか?を考えてみることです。

▼まとめ
・人は変化を恐れて「できない」と言い訳しがち。
・特にお金、時間、スキルとかのリソースがないと思いがち。
・できないなら「どうすればできるか?」と考えてみる。

モヤモヤするのは、情報が足りてないから。

人は選択に迷うとモヤモヤしますが、その原因をたどると「わからないことがあるから判断できない」という結論になることがとても多いです。

ここでも先ほどのAさんを例にとってみましょう。

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Aさんの場合、下記の情報が足りていない可能性が高いです。

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つまり複数の選択肢で迷っているのに、それらの選択肢について詳しく理解しておらず、そのことに気付いていないパターンが非常に多いです。

Aさんにはデザイナーになるための情報が足りないので、無理っぽい気がするものの、本当に諦めるべきなのかどうかも判断できていない状態です。

基本的にわからないことがある場合、わかりやすい方が魅力的に感じます。つまりとりあえず現状維持を選択しますが、心のどこかで何かが違うと思ってるのでモヤモヤし続けます。

これが「なんとなくこのままでいいかどうか迷ってる」というモヤモヤを紐解いたときののよくあるパターンです。

Aさんの場合、営業の理想像を知ることで現職に魅力を感じるかもしれません。そのためまずは現状から変化する必要があるのかどうか、足りない情報を揃えて判断する必要があります。

足りない情報を揃えつつ、それぞれのメリデメをまとめることでだいぶ判断しやすくなると思います。

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その結果、意志をもって「営業でいること」を選択できれば、Aさんのモヤモヤは晴れるのです。

変化を選べないのは、リスクがあるから

試しにメリデメを書き出してみると、現状にモヤモヤしてるのにそこから脱却できていなかった理由がわかると思います。なぜなら「変化」を選ぶと現状」にはないデメリットが生まれるからです。

変化のデメリットは下記のように分類できます。

変化のデメリット = 不安定性 × 不確実性

▼不安定性
今までの積み重ねを手放すことになる。
地位、経験、人脈、知識、投資など。

▼不確実性
本当に良いとは限らない。
現状よりも良くなるのか、労力に見合うのか。謎なので面倒くさい。

現状の満足度がそこそこ高い場合、余計に新たなデメリットを背負うことが億劫になります。

ここで一旦考えてみてほしいのが「現状」と「変化」のメリットを両立しながら両方のデメリットをなくす方法はないか?という問いです。つまり今までどういう訳だかAとBの二択にこだわって迷っていたけれども、最高のC案がないか考えてみるということです。「AをしながらBをする」のように組み合わせて解決される場合もあります。

▼まとめ
・モヤモヤしてるとき、判断に必要な情報が不足してる可能性が高い。
・すぐに選ぼうとは思えない「変化」する選択には「現状」にないデメリットがつきまとう。
・そこで一旦全てを解決する最高の案がないか考えてみる。

何故やりたいことがわからず悩み続けてしまうのか?

ここまでの話をまとめると、タイトルに対する答えは下記のようになります。

▼やりたいことがわからず悩み続ける理由
・できない気がして無意識に選択肢から排除してしまい、本心に気付くのが難しいから。
・本心に気付いていても、リソースが足りずできる気がしないから。
・複数の選択で迷ってるとき、情報が足りず判断できないから。
・変化することは不確実、不安定というリスクを伴うから。
・思いつきのベストではない選択肢の中で選ぼうとするから。
・判断できないうちは、現状維持を選びやすいから。

どうすればやりたいことがわかるの?

やりたいことをわかりたい人向けに、質問のフローチャートを作ってみました。よければ紙とペンを使って可視化しながら答えてみてください。

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▼拡大図はこちら

「やりたいこと」を軸に探してもピンと来ない人は「なりたい姿」や「理想の生活」を考えてみて、そのために何をすればいいのか考えてみると今より幸せになれるかもしれません。何もしたくない、毎日ゲームしていたいという人は、その生活ができる状態を目指してみるのはどうでしょうか(元気が出ない場合は心療内科等へ行きましょう)。

また判断するための情報に関して「向いているかどうかわらかない」のように行動しないとわからない情報もあるので、「とりあえずやってみる」というのは無謀なようで合理的だなと思っています。

あとはそもそも論ですが「やりたいことを明確にしなければならない」と思い込まない方がいいと思います。たしかに世の中には夢や目標を追うのが素敵という風潮があって、やりたいことがある人が賞賛されるけれども、自分にとってそれが本当に必要なのか前提を疑ってみても良さそうです。

…と、ここまで色々解説しましたが、正直1人で考えきるのは難しいです。私も自分の思考を1人で整理するのは難しいと感じます。

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