記憶術を資格試験へ活かす方法

今回は記憶術を資格試験へ活かす方法をご紹介します。

私は今夏に国内旅行業務取扱管理者という資格に合格しました。国内旅行業務取扱管理者とは、国家資格の一つで、国家資格の中では比較的、難易度が高くはなく、毎年合格率が約30パーセントぐらいの資格です。学習時間の目安として独学で200時間が必要と言われているので毎日2時間勉強して、約16週間かかりますが、今回私は、記憶術を使って毎日2時間勉強して約3週間で合格しました。さらに、合格基準が6割なのですが、自己採点の結果(得点は公表されないため)、満点で合格しました。

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しかし、私は今回自慢がしたいわけではありません。記憶術を応用すれば、勉強に活かすことが可能だということがいいたいのです。私はメモリースポーツのコーチもやっているので、よくこんな質問が来ます。「記憶術(場所法)を勉強へ活かす方法がわからないから教えてほしい」私もこの気持ちはよくわかります。私自身も記憶術を知ったまではいいけど、実用的な使い方がいまいちわからないことがありました。しかし、今回は記憶術をどうやって試験に活かすかというモチベーションだけで試験をやって、しかも合格したので、ある程度はやり方がわかりました。今回は具体的な問題を使って記憶術を勉強へ活かす方法を教えます。

まずはこんな問題を覚えるとします。

旅行業法の目的

第1条(目的)
その① 登録制度の実施
その② 旅行業等を営む者の業務の適正な運営の確保
その③ 旅行業等を営む者の組織する団体の適正な活動の促進
その④ 旅行業務に関する取引公正の維持
その⑤ 旅行の安全確保
その⑥ 旅行者の利便増進

基本的に場所法ストーリー法を使います。このような文章を覚える場合にはポイントをおさえた単語を切り取って場所に置くまたはストーリーを作ります。おさえた単語をは太文字の単語です実際に覚えた例を紹介します。私の家のの6プレース(枕➔ゴミ箱➔窓➔机➔クーラー➔クローゼット)を使います。

枕(1プレース目)には回覧板のようなボードになにかを書いている人と書く事を指示している人のイメージ(登録制度のイメージ)

ゴミ箱(2プレース目)には飛行機(旅行のイメージ)がぎょうざ(業務のイメージ)を抱えて(確保して)運んでいる人(運営のイメージ)に向かって飛んでいるイメージ

窓(3プレース目)には飛行機がかつ丼(活動のイメージ)を食べている団体にぶつかっているイメージ。

机(4プレース目)には鳥(取引のイメージ)が香水(公正のイメージ)をつけているイメージ

クーラー(5プレース目)にはヘルメット(安全のイメージ)を大事に抱えている(確保のイメージ)人のイメージ

クローゼット(6プレース目)には便器(利便のイメージ)を進んで壊しているゾウ(増進のイメージ)

私はこのように覚えましたが、他にいろいろなイメージの仕方があると思います。イメージを作る方法としては単語の意味のイメージから作ること(旅行といえば飛行機のイメージ、安全といえばヘルメットのイメージなど)と単語のゴロからイメージを作ること(業務の場合はぎょうざ、活動の場合はかつ丼など)です。どの方法を使ってもそのプレースを頭の中でたどった時に元の文章を思い出すことが目的なので、すべてを一言一句覚える必要はありません。とにかくポイントを抜き出して単語をイメージに変えることが大切です。

今回は記憶術を使って資格を取ったので、記憶術の勉強への活かし方を紹介しました。要望があれば、ほかのものの覚え方も紹介します。






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