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絵を仕事にできなかった私が見つけたもの

はじめに

私は絵を描いていますが、
イラストレーターやグラフィッカー
のような肩書き、活動はしていません。

今現在、自分の作品を世に出すというより、
絵を気軽にはじめる手助けや、
絵を描くにあたって悩んでしまった人のケア
などに注力したいと思っています。

なぜ私がそのような活動を目指すかというと、それは、

「私はイラストレーターにも、
 グラフィッカーにも、
 漫画家にも
 デザイナーにもなれそうにない」

「私は絵を仕事にできそうにない」
と気づいたからでした。


私はおもにTwitterで
「あなたの生活に、絵を気軽に取り入れてみませんか」
といった発信をしています。
(この活動全体を #つたえるイラスト と名づけました。)

今の活動にたどり着くまで、ほんとうに紆余曲折ありました。
これからも私自身の絵との関わりかたは変わってくるかもしれませんが、
今日はそのことについて書いてみようと思います。


▽▽▽

もくじ
▷はじめに
▷これまで絵でやったこと
▷自分との「ズレ」に気づいてから
▷絵を売る人ではなく、伝える人になる
▷おわりに

▽▽▽

これまで絵でやったこと

私はもともと積極的に
「絵で発信していこう!」
と思ったわけではありません。

どちらかというと、消去法でした。

ざっくりと「なにか発信したいな」と
思ったときに、自分ができることが
絵以外に思いつかなかったのです……。
(絵に自信があったわけでもありません…)


そうしてはじめた活動。
その時期の私がやっていたことはこんな感じです。

・アイコン描きます企画をする
・紹介マンガを描く

(この企画、描ききれたか不安…もれている方いたら連絡ください…すみません…)

オンラインコミュニティに飛び込んだこともあって、
30人だったTwitterのフォロワーは
300人ほどになりました。


次の時期にやっていたのが

・自分の絵を売る
#つたえるイラスト 始動

周囲の「自分のスキルで稼ごう」という流れに便乗して、
私もアイコンイラストを請け負ったりしていました。

そして最近再開した #つたえるイラスト をはじめたのもこの時期です。

当時も今と同じような活動でしたが、
そのほかにまわりで若干流行っていた
グラレコ=グラフィックレコーディング
(会議や講座の内容を絵で記録したもの)
を盛り込んだりしていました。

(今では考えられないリツイートといいね数…)

話題の人の記事をまとめてみたり、
グラレコという話題性のあるジャンルということで
みるみる反応は大きくなっていきました。

#つたえるイラスト
オフライン講座もオンラインコミュニティで
出会ったすてきな方のお力添えで開催でき、
この時期フォロワーは700人?ほどに。


ただ、ここからが本当につらかったのです。


自分との「ズレ」に気づいてから

じつは私、
マンガを描くことも、
ひとの似顔絵を描くことも、
グラレコも、
ものすごーく苦手だったのです。

絵は一応描けるので
がんばれば描けなくはないのですが、
まったく得意ではなかったのでした。

でも、最初から気づいていたのではなく、
やっていくなかで
「あ、向いてないかも…」
「やりたいことやってるはずなのに、なにかちがう…苦しい…」
と、だんだん自覚していった感じです。

だから、フォロワーは増えるし
周囲の方々の反応もいいのに、
やればやるほど苦しくなって、
もう自分がぐちゃぐちゃになっていました。

だれのせいでもなく、自業自得です。

ついに破裂して一旦SNSから逃げ出した私は、
あらためて日々の生活に注力して
ふたたびSNSに舞い戻ってきました。


絵を売る人ではなく、伝える人になる

少し落ち着きを取り戻したころ、
あらためて
「自分ができること、やりたいこと」
についてしっかり考えました。

そこで気づいたのは、

・私は自分の絵をガンガン描いて稼いだり、
⠀有名になりたいわけではない
⠀→まわりにそういう人がいたから憧れてただけ
・毎日絵に没頭できるほど好きではない
⠀→描きたいときしか描けない
・人の絵を見るのは好き
自分の活動で絵を描き始めた人がいたとき、
涙が出るほどうれしかった

ということでした。

こういった自分の特性を知ったとき、私は
「絵を売るのではなく、伝える人になろう」
と決めることができました。


といっても、絵の先生ではなく、
どちらかというと伴走者のイメージです。

描き方を教えるのではなく、
絵の始めたい、楽しみたい人の
気持ちに寄り添った活動をしたい。

絵を描くすべての人の、
技術ではなく「心のサポート」をしたい。

そのために私が伝えられることを、
私のペースで発信していこうと思いました。


ただ、まわりを見渡しても
似たような活動をしている人はいません。
(私のせまーい観測範囲では…)

ジャンルのない、肩書きのないものなので、
自分で「絵伝えびと」と名乗ることにしました。


もちろん絵を売らないので、仕事にはなりません。
今のところ講座なども予定していないので、
本当にこれっぽっちもお金になりません

絵を描く人は多いし、
ノウハウを学ぼうとする人も多いけれど、
私の心のケアという活動はなじみがないので、
必要としている人も多くないかもしれません。
だから、多くの人に刺さるものではないのかもしれない。

それでも、たくさん考えて、
稼げなくても、反響が少なくても、
ひとりでもサポートできるなら。

私がやりたいから、やることにしました。


この活動が絵で悩んでいるだれかに届くことを信じて、
しばらく続けてみるつもりです。

やりたいことをやれている今、
肩ひじ張らずに絵を描けているので
以前よりフォロワーは減りましたし
反応も減ってしまいましたが、
私の心はわりと満たされています。

もちろん多くの反響があったらうれしいですが、
まずは続けながら、より届けたい人に届くように
試行錯誤して改善していくつもりです。


おわりに

私は絵を仕事にできなかったけど、
こうしてやりたいことにたどり着けました。

ただ、稼ごうとして手を動かしていた時期も
ここにくるためには無駄ではなかった。
やらなきゃ気づけなかったことがたくさんあります。

だから、今の自分にモヤモヤしている人がいたら、
自分の正直な気持ちややりたいこと、
やりたくないことを書き出してみてほしい
です。

だれかと比べず、
自分にうそをつかず、
メリットデメリット抜きで考えてみてください。

そうしたらできること、
やりたいことが見つかるかもしれません。


なんだか最後はまとまらなかったですが、
これからもゆるやかに楽しく
絵と生きていこうと思います。

つたないうえに長ったらしい文章ですみません。
ここまでお読みくださった方、
本当に本当にありがとうございます!

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