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夜空ノムコウ



今から10年ほど前ですかね。

レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュという時のドリームチームなんて呼ばれたスーパースター軍団を結成したマイアミ・ヒートと、

ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、ジェームス・ハーデンというまだ若かったけれど、後に全員MVPを獲得するネクストスーパースター軍団オクラホマシティ・サンダーがNBAのファイナルで激突しました。

それはそれは華やかな世界でした。

そして、日本のバスケット界からしたら、それはそれは遠い世界の物語でした。

そして、時は経ち、チームは変われど、この両エースだったレブロンとデュラントは未だ現役で、しかもそれぞれのチームで未だにエースとして活躍しています。

というか、2人とも未だNBAのトップofトップの座に君臨しています。

それも本当に凄いことなんですが、、

こんな現実が生まれました。

渡邊雄太はネッツでデュラントと、

そして、八村塁はレイカーズでレブロンと一緒にプレーをする。

まさか、まさか、こんな日が訪れるとは、、、

10年前はとんでもなく遠く感じた世界だったのに・・

一時期は、JBLとbjリーグの2つのリーグが存在することでFIBAから制裁を受けて、国際試合にも出られないなんて危機的状況だったのに、、

この時は、本当に本当に辛かった・・

でも、たったの10年でなんと2人の日本人プレーヤーが誕生し、そして、NBAを支配するスーパースターたちと一緒のチームでプレーしているんです!!

しかも、どちらのチームもスーパースター軍団。

ネッツは、デュラント、カイリー、シモンズ、

レイカーズは、レブロン、ラス、AD、

現代のBIG3が揃ってるんです!!

しかも、八村塁の移籍のニュースは、トップニュースとして扱われていました。

メジャーリーグや、ヨーロッパのサッカーではこのようなニュースはありましたが、、

ついに、バスケットボールでも、こんな日がやってきたんです。。

なんかね、とんでもなく感慨深いんです。

今日、そんな2人がNBAの舞台で、それぞれのチームの主要メンバーとして戦った。

日本のバスケット界は着実に歩みを進めてきました。

明けない夜は無いんですね。

そしてね、これは最近のBリーグ観てても本当に思うんですが、Bリーグのレベルって、世界的に見てもかなり高いと思うんです。

もちろんまだまだ得点面などで活躍するのは、外国籍の選手たちが中心なんですが、

それでも彼らがイージーにバスケットを決めてるかっていうと、全くそうじゃない。

かつてNBAでプレーしていた、ヨーロッパのリーグで活躍していた、Gリーグや、アジアの他のリーグで無双していたって選手たちが、

軒並み、Bリーグのチームディフェンスに手を焼いている光景を見るんです。

1対1では、相当な身長差や体格差があったとしても、2人、3人で守る、

しかもローテーションも速くするってのが徹底されていると、どれだけ得点能力に長けていても、簡単にゴールできない。

なんなら時に強引に行ってしまって、ドツボにハマってしまう、、なんてことも。

だからこそ、年々、Bリーグにやってくる外国籍の選手たちのレベルも上がってきています。

島田チェアマン就任時に、

「BリーグをNBAに次ぐ世界2位のバスケットリーグにする」

という目標も、現実味はある話なんです。

今すぐではない、でも、渡邊雄太、八村塁が見せてくれたように、

10年後は本当にそうなってるかもしれない。

「あの頃の未来に僕らは立っているのかな」

そんな風に10年後、今日の日のことを思い出してみたいです。

そして、そのための応援を、僕はMCとして、グレパーのオーナーとして、続けていきたいです。

(写真は今から5年前の代表戦の時のもの)

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