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ポートランドツアーとMASHとグレパー



先日、ポートランドから大親友のジェフが豊川まで遊びに来てくれました。

彼と出会ったのは、2005年。

僕がZIP-FMでデビューした年です。

『スウィート・オブ・オレゴン』の長谷部社長とお会いしたのもその年で、長谷部社長からのご紹介でジェフと知り合うことができました。

そして、MASHの曲に出会ったのは2006年、彼がソロになりメジャーデビューを果たした年でした。

この時はまだそれぞれに接点はありません。

しかし、2012年頃から、MASHのライブを『スウィート・オブ・オレゴン』で開催するようになります。

その時に、ふと、

「MASHのライブをいつかポートランドで開催できたらな・・」

そんな想いが沸々と湧いてきました。

2014年の夏、『Love It, Portland』ツアーが始まりました。

きっかけは、ジェフが当時働いていたポートランド観光局で日本向けのPRのための予算があるとのことで、何かスウィート・オブ・オレゴンと一緒にやりたいと長谷部社長が相談を受け、そして、長谷部社長から僕に、

「拓ちゃん、ZIPでリスナーさんを募って、ポートランドのツアーとか開催できないかな?」

と、お話いただいたんです。

そして、ここまで出会っていなかったのが不思議なくらいポートランド馬鹿(最大の褒め言葉です)の盟友、鰐部さんと知り合います。

最初は1回だけかなと思っていたツアーも、どんどんリピーターも増えて、またツアーメンバーの皆さんがコミュニティーを育んでくださり、終わるどころかツアーは人数も日程も増えて、どんどん大きくなっていきました。

この頃から、ポートランドの街の魅力の言語化を強く意識するようになりました。

どうしたら街の魅力が伝えられるか?

言語化することによって、僕の中にたくさんの言葉が溜まっていきました。

私有地をパブリックに解放する、アートがあることで人が集まる、街の中に居場所を見つける、バラバラだけど全体で見ると統一感がある、変だと思われても良い、好きと好きをくっつける・・

最後の「好きと好きをくっつける」これを実現しているお店が本当に多いんです。

自転車とビール、スニーカーとコーヒー

自分もこの好きと好きをくっつけたい、、

その想いから、

MASHとポートランド、

そう、あの奇跡の夜、MASHのポートランドライブが実現したんです。

2019年の夏でした。

あの時に初めて、ポートランドツアーとMASHが繋がったんです。

そして、僕の中に溜まりに溜まったポートランドの魅力を表す言葉たちは、ついにジッとしていられず、表に出てきて、それが行動を促すスイッチとなりました。

先ほどの言葉を全部詰め込んだような場所、グレパーの誕生です。

そして、先日のライブのように、今ではこのグレパーで、MASHが定期的にライブを開催してくれる。

ジョブズが言っていた、”Connecting the dots”のように、まるで関係のなかったかように思えることが点と点が結ばれていき、全て繋がっていきました。

そして、昨日のライブにはジェフがいた、

僕がいた。

何年も何年もかけて生まれた、特別な夜でした。

またこんな光景がいつの日か見たいです。


追記

ポートランドではないけれど、そんなMASHのワンマンライブ、12月28日、中村文化小劇場にて、あります。

是非、ご覧ください!!







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