iPad proとApple Pencilを使い始めた話

話題のiPad proとApple Pencilを仕事に導入し始めました。きっかけは、打ち合わせでこれらを駆使して完全ペーパーレス化を実現している同業者さんに遭遇したことでした。脚本家の仕事は、紙が大量に溜まります。打ち合わせのたびに増えていき、処分するのにも一苦労です。印刷してもらう手間も、持ち帰る手間も、処分する手間も省けるなら、こんなに好都合なことはありません。

さて、噂には聞いていましたが、Apple Pencil、手書きで文字を書ける快感が心地よいです。キーボード入力とは違った脳みそが刺激されます。iPad proの画面に特殊なフィルターを貼り付ければ、本物の紙に書いている感触に近づけることもできます。Apple Pencil自体にも重さや違和感は特に感じません。使い始めた初日、急に上手く書けなくなって不良品かと思いましたが、ペンの先端部が外れかけていただけでした。

アプリはGoodNotes4を使用しています。事始めに、学生の書いたシナリオをPDFで読み込んで、赤入れしてみました。日芸でシナリオのゼミを受け持っているので、学生の課題を頻繁に講評するのです。赤字を消去したり修正することも容易なので、添削しやすいです。まだ脚本の打ち合わせでは実践していないのですが、これなら自分のシナリオやプロットにどんどん赤入れすることもできるので、今後、導入していこうと思います。

また、GoodNotes4は純粋に白紙に手書きで書き込んでノートを作成する機能もあり、活用の幅も無限大です。打ち合わせ中のメモ、アイデア出し、プロットの下書きなど、「手書き」で作業した紙を失くすことがなく、データで保管できるのが嬉しいです。書いたものを部分的に範囲指定してスクリーンショットを撮ったり、部分的に範囲指定して移動したりコピペしたり、いわゆる切り貼りすることもできるのが便利です。シナリオの構成を練るにも使えるかも。

何より優れているのは、手書きの文字を認識して変換してくれることです。手書きでプロットを書いて、それを変換する、なんてこともやってみようかな。かなり殴り書きでも正確に認識してくれるというので、早速自分の名前を殴り書きして変換してみました。すると「小林雄次」が「小な雄R」になってしまいました。ダメじゃん!^^; これを機会に字を丁寧に書く習慣を身につけようと思います。

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