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【歌手オーディション】Pと3D、ときどき喜多

こちらの話の続編です!


`受かればええなあ`なんて、そんなもんあかんで!
絶対受かる気持ちでおらな!」

2019年8月3日23時 とある夏の日

21時から始まった職場の飲み会で、その言葉が胸に刺さりました。



氷の女王から呼び出された俺は、一室に呼び出されました。

目の前には4人の男たちが座っています。

左から、デュれ食ったー、もとい、ディレクター

ディレクター

Pを飛ばして、ディレクター

ん?

そう、髭を少したくわえた圧倒的風格…

サウンドプロデューサーがいるのです。


その方は、募集要項に書いていたヒット作を連発した超大物Pでした。



P

その響きが好きです。

かつて、アタック25のオーディションでもPに遭遇しました。

しかし、場の雰囲気に呑まれてはいけません。

ナイトスクープの撮影に比べれば、緊張するほどのことではありません。


部屋の右端に椅子が置いてありましたが、ぼくはここで壮大なボケをかまします。

その椅子に、ちょこんと座ったのです。


最も若いディレクターはそのボケを殺しました。

至って冷静に「あ、そこは荷物置き場です。〇〇さんはそのテープを貼っている目印の上に立ってください」と声をかけてくれました。

ぼくは、てへぺろっと、舌を出しました。


1分程度の自己紹介を終えた後、歌唱の時間が始まります。


マイク無しのアカペラで、用意してきた曲をワンコーラス(1番)歌います。

用意してきた曲は、

喜多漠路 の ピエロ

そう、自作曲です。

実は、コメディ用に、既存曲の替え歌も用意してきました。

しかし、目の前にいる大物プロデューサーを前に、茶化すことができないと思ったのです。

自分が一番自信のある自作曲を全力で歌う、それしかない…

ディレクターの声、「それではどうぞ」を聞いて、大きく息を吸い込みました。


マウンド上で投手が大きく振りかぶるように。



今日もピエロはバカになって

笑い飛ばして 一人で泣く

(ギターソロ)


夢を求め 歩いた日々の中で 見失ったものはなんだ?

本音 隠し 建前で生きる あぁ それでいいの?

やりたいこと山ほどあるんだけど 時間が全くありゃしないよ

真面目ぶってキーボード叩く 生活は退屈だろ?

劣等感に潰されそうで
悩んで足掻いて這いつくばって

幸福論者の説いた 聖書さえ 届かないまま

今日もピエロはバカになって 悔しさ嚙み殺し笑う

闇夜の中で導き出す方程式

明日の見えぬ 朧月夜に 手を伸ばせど
掴み取れず ただ 立ち尽くす

あぁ ふがいないや

明日はどっちだ!?


目の前から人が消えました。

世界が自分しかいないような気分になったのです。


ピエロ
作成したのは、2017年。

ぼくのデビューシングル2009年の「漠然」から数えて30曲目くらいの曲です。

国交省で勤務していたとき、森友学園疑獄の渦中でぼくは地獄を感じていました。

そして、社会への風刺を、この曲に込めたのです。


問題のギターソロの部分は、ハミングをしました。

フーン フーン フーフフフー



一番を歌いきったとき、ディレクターからストップが入りました。

あんなに気持ちよく歌えたのは人生で初めてです。


そこから質疑応答が始まりました。

歌に対する思いや自分の目指す夢について聞かれましたので、一部を紹介します。

「この曲は…知りませんねえ。誰の曲ですか?」

「ぼくが作った自作曲です」


オーディションでこんなことを言う男も珍しいでしょう(笑)


「なるほど。社会風刺も込められた歌詞ですね」

冷静なP


「そうですね」

「ステージで歌ったこともあると記載しておりましたが?」

「はい。大学の文化祭で、自作曲の弾き語りを行ったことがあります」

「好きなアーティストの欄はバンプオブチキンでしたね。どうして好きなのですか?」

「彼らの楽曲は、時を経て変遷しています。
デビュー時のダイヤモンドやガラスのブルースのようなしゃがれた声で叫ぶ粗削りさ。
メーデーを機に楽曲が洗練されていって、
最近の新世界などの楽曲は、人の心に寄り添う優しい楽曲になっています。

まるで彼らが、人々の人生に寄り添っているような気持ちになるのです」


「なるほど。あなたはデビューしたら、どんな楽曲を歌っていきたいですか?」

「人々の心に火をつけたり、心に寄り添う曲を歌いたいですね。
社会に対する風刺なんかも込めたいです。

それと、コメディも得意でして。
岡崎体育さんやヤバイTシャツ屋さん路線もありかな、と」

「そうなんですね。〇〇さんの夢はなんですか?」

「ぼくは創作活動にこだわりがあります。
今、小説を書いているのですが、それを映画化したいと思っています。
その小説の主題歌を、自らが制作した自作曲としたいのです。

そして、日本を元気にしたいですね」

「ちなみに、自作曲ではなく、提供された楽曲を歌うのは大丈夫ですか?」

「はい。問題ありません」



質疑応答を終えて、帰路についたとき、なんとも言えない高揚感に包まれていました。

一瞥すると嫉妬してしまうほどの美男美女カップルをみても、「幸せになれよ~」とにっこり笑える余裕があるのです。

まさに、スターをとったマリオ。

無敵状態です。


それほど、オーディションの時間が充実していたのです。


サラリーマンとして3年4ヶ月働いてきましたが、ココロオドル瞬間は殆どありませんでした。

パソコンで事務作業をしているたびに、俺が本当にすべきことは創作活動や発信活動なんだという思いが抜けないのです。


しかし、オーディションは違いました。

人前で歌を歌うということは、ワクワクするんです。

小説を書いて発表するときもそうです。

やはりぼくは、生粋のクリエイターであり発信者だと思うのです。


このプロジェクトのオーディションは合格しましたが、プロダクションに所属するわけではなく、自費費用が割高だと判断したため断りました。

しかし、これは無駄ではありません。

「打席に立つ」ことが大事だと思ったのです。

暗号資産への投資も、小説の賞への応募も、歌手オーディションも、多くの人からみればくだらないことです。

気が多い、迷走、時間とお金の無駄遣いだと言われることも多く...


しかし、今のぼくは人生の劣勢に立っています。

時代の常識と言われる、定石ばかり打っても劣勢は覆らないのです。

人生の暗闇、どん底から這い上がるには、リスクを背負ってでもあらゆる手を打つしかないのです。



【喜多漠路は今後どのように活動するか】

本名では組織に属して働いていますが、あくまでも喜多漠路という創作活動の基盤にすぎません。活動や投資の種銭を溜めて、喜多漠路としての創作活動のネタ集めのために働いています。

それが良いか悪いかは別として、

ぼくの本当の姿は、発信者「喜多 漠路」なので、会社員は仮初の姿です。


だから、本名の仕事以上に、喜多漠路の活動をもっと活発化させていく必要があります。

しかし、文章だけでは限界を感じています。

ぼくはnoteやツイッターのフォロワー数、PV数がまだまだ少ないです。

ツイッターはまだ80人。

割と呟いているのですが、めちゃくちゃ伸び悩んでいます(笑)


noteの方などがどんどんバズっていくのをみてきましたが、ぼくは一向にバズらない。(笑)

知名度が上がらず、小説の賞で受賞される可能性も低いのが現状です。


では、ぼくの強みはなんなのか?と。

それは、「フットワークの軽さと度胸」です。

これは相当自信があります。

15秒のOAとはいえ、関西では視聴率が高い探偵ナイトスクープに出演したこともあり、人前でスピーチや演説をすることも得意です。


「お前の何も恐れない猪突猛進さと度胸はすごい」と友人からも言ってもらえます。


つまり、顔出しせずに、ネットで作品を出していくだけでなく、

自らのフットワークを活かして現実世界でも広報活動をしていく必要があると思うのです。


例えば人気YOUTUBERとコラボしたり。


ぼくが先週から顔出しをし始めたのも、それが理由でして。

文章一本ではなく、歌手やコメディアンとしても活動していく覚悟です。



*8月11日、ワイケーエンターテイメントというプロダクションのオーディションに「歌手」として合格

この件については、いずれ別の記事にまとめて、今後の展開はnoteだけでなく、インスタや、ツイッターでも発信していきます。

ぼく自身も急展開についていけてないので、またじっくり記事にします(笑)

現在は、歌手の卵の段階ですが、ボイストレーニング(48回)を重ねてデビューに向けて動き出します!


*小説を書き始めたのは、今年の3月

 自作曲を書き始めたのは、10年前。活動としては歌手活動の方が古めです

↓この記事で音楽に賭ける思いも書いています!



歌の練習もするし、小説も書く。

しかし本業は「まだ」辞めない。

なにせ、活動にはお金がかかるので、本業は辞めれない...笑

強欲の塊のようなぼくですが、まだ若いので有り余るエネルギーを投入して活動していこうと思います!


目指す姿は、星野源。歌えるし、文章も書ける!



今回も最後まで読んでいただいて誠にありがとうございました!


初めて読んでくださった方向けに書いた
ぼくがどんな人間かという自己紹介記事はこちらです!



今回はバンプオブチキンについて紹介しました。

翠乃さんは彼らの楽曲を、音楽のシャワーという表現をしていました!


MAXさんは、ヤバイTシャツ屋さんを絶妙な温度感で紹介してくださってます!


3800文字


国家公務員⇒経営者団体⇒民間企業で営業 人生は喜劇を合言葉にブログ毎日投稿 全ての経験をコメディ・ノウハウに昇華! 【野望・展望】 ワクワク・笑顔・本質の捉え方を届ける! 創作=エンタメ映画製作 お仕事改革=教育システム構築 サポートのお金は皆様を笑顔にする事業の資金にします!