風景と風景
おつぽよです~
さてさて
私は生粋の田舎者なんやけども
そりゃもう凄い田舎(兵庫県加古川市志方町)出身で、実家暮らしの頃は家の近くまでバスが来てたんやけど、最近はそのバスも消滅してしまうくらい過疎化も進んでるっぽいのよね
元々は神姫バスっていう、神戸から姫路の間くらいでよく見かけるオレンジ色のやつが来てた
しかし最近はハトバスだかタコバスだか知らんけど、普通のハイエースがたまに来るらしい
どんなシステムかも知らん
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私が子供の頃は、片道570円ほど支払って神姫バスに揺られ加古川駅まで行ってた
そこから片道720円ほど支払ってJRの新快速に乗って三ノ宮へ遊びに出てたんやな
色んな風景を見るねん
実家からバス停までの間には野田池という池があり、晴れた日は水面がキラキラと輝く
雑草が生い茂った畦道を、気が向いたらガサガサと通り抜けたりする(高確率でバッタが飛び出してくる)
コンクリートロードもあれば、カントリーロードもある
バスを待っている間は、畑をいじるばあちゃんを眺めたり、犬の散歩をするおっちゃんと挨拶したり、目の前をでっけぇトラクターが車輪にこびりついた田んぼの土を落としつつゴトゴト通ったりする
バスの中からは「広尾」という土地を眺める
東京の広尾とは似ても似つかない田舎
相変わらずの田んぼ、小さい公園、季節によっては彼岸花もそこら中に咲いているし、田んぼを使わない時期には秋桜まみれにしたりする
動物が大量にペイントされた謎の会社を通り過ぎたらいよいよ都会(とはいえ加古川)が近づいてくる気がするねんな
このあたりで初めてコンビニを見かける
そして「車道」と「歩道」が分かれ始めたり、川やらドブ(きたねぇ側溝)やらの縁には柵が設けられる
明らかな「行政」を感じるよね
ほんで車の量がバク上がりする
そうこうしてると、一応一級河川の加古川が見える
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加古川の特徴として、真ん中に行くほどアホみたいに深い、というのがある
その為、水難事故などの悲しいニュースもあった
しかし加古川市民は、この川を眺めながら想い出を積み重ねていく
河川敷に転がる石や、そこに伸びる雑草の数だけ、加古川市民の想い出があると思ってくれてオケ
私も人生初の「友達とオールで遊ぶ」をこの河川敷で行った
酒も無く、花火をしたり話をしたり、なんとなく過ごした夏やったけど楽しかったな
遠回りして帰る時とかも良く通った
川沿いの道には車両立ち入り禁止やから、自転車をふらふら漕ぎながら安全に帰れた
たまに別の高校に通う友達が原付でアシストしてくれたりしたようなしてくれなかったような
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話がそれマンタ
加古川駅に到着したら、餃子の王将とか、おはぎの丹波屋とかを眺めつつ、駅のホームに入る
いっつもえきそば食べようか迷う
新快速に揺られ、西明石、明石
明石には昔通っていた大学もある
明石場もチラッと見える
スタバを見下ろす
垂水とかその辺を通る時は、ただずっと海を眺める
地元民はスマホを見ている
神戸駅に到着したら気合が入る
よっしゃもう少しで三ノ宮や!って感じやな
時間がある時は神戸駅で降りて、ひたすら高架下を東に歩く
神戸~元町の高架下を「モトコー」
元町~三ノ宮の高架下を「サンコー」と呼ぶらしいけど、サンコーって言うてる人見たことない
モトコーには昔、「明らかにここでク〇リ売ってるやろ」って感じの店があったけど今はもうない
ブルーライトびかびかで、サソリとかヘビとかのペットショップ
めちゃイカしてた
バンドのTシャツをやたらと取りそろえる店もあった
レッチリとかツェッペリンのTシャツを買った
開発がズバズバ進み、昔の面影が消えていくモトコー
まさか自分が神戸の景色でノスタルジックになれるなんてな~という気持ちで、神戸の移り変わりを感じ続ける
三ノ宮は相変わらずやな
しかしまぁなんというか、パイ山(正式名称はサンキタアモーレ広場)や、我らがアートハウスがあった伊豆ビル、元BREATHであり元キンクロがあったビルが消滅したり、そうかと思えば駅近にはクソデカビル、サンキタ通りに大量の飲食店などが爆誕したりね
様変わりは続けるけど、それでも神戸ってえぇ街やな
いろんな風景をこれからも心に刻んでいこうって思うよね
そしてこれから、色んな地域に思い出が増えていくかもしれないと思うと楽しみや
そこに誰かがいれば嬉しい
いなくても、それはそれでオッケーやな
ほな今日も1日ぼちぼちやったりましょ〜お疲れさん〜
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