「いま考える、イルカと水族館」
神戸市が決めた須磨海浜水族園の再整備で、60年続いた教育施設がシャチを主役としたリゾートのシーワールドになります。
欧米だけでなくアジア圏でも鯨類のショーを取りやめる声明(英語)が出る中で、日本の水族関係者がどう考えているのかを見てみましょう。
【参考資料】
公益財団法人 日本博物館協会発行 博物館研究 2018年11月号
特集「いま考える、イルカと水族館」
目次
巻頭エッセイ シャチのショーを見ながら考える 中村玄 東京海洋大学
イルカのいる水族館が直面する問題 伊勢伸哉 小樽水族館長
水族館はイルカにとってどうあるべきか 勝俣浩 鴨川シーワールド館長
「鯨の町太地」と水族館 その意義と変遷 桐畑哲雄 太地町立くらじ館
我が国の「水族館」を取り巻く法環境に関する法解釈学的及び法政策学的考察―いわゆる「イルカ問題」にも触れながら 諸坂佐利 神奈川大学
なぜいまイルカと水族館を考えるのか 錦織一臣 葛西臨海水族園副館長
他にも園館ごとの発行物で寄稿などあれば共有ください。
シャチショーの是非を問うためのすばらしい機会を須磨海浜水族園は提供してくれました。しっかりと議論を深め新しい一歩を進めたいものです。
以上