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城巡り旅行(その一)

コロナ禍で趣味のお城巡りもなかなか出来ずにいましたが、そろそろ遠出の旅もやってみようと決意。幸いお城巡りはほぼ屋外、引き続き対策はしっかりと行いつつ楽しんで来ました(5月末)。

小田原城

まずは朝一の便で羽田に着き、横浜駅経由で小田原駅へ。

最初に巡る「小田原城」は、戦国時代に伊勢宗瑞(北条早雲)が大森氏から奪い、子の氏綱から氏康、氏政、氏直の北条五代に渡っての居城として知られています。北条氏康の時代には武田信玄や上杉謙信からの攻撃に耐え、北条氏政、氏直親子の時代には、豊臣秀吉の小田原征伐に対抗するために広大な外郭を大きな堀や土塁で守り、城下町を取り込んだ「総構え」で有名です。徳川家康時代は主に大久保氏が治めていました。

小田原城は箱根山から伸びる尾根筋の末端辺りの台地上に築かれています。今回はもちろん主要部だけではなく、総構えの遺構が複数残る主郭より北西方面も歩いてきました。まずは小田原駅西口から。

小田原城西口にある北条早雲公の像
総構 山ノ神堀切
総構 稲荷森
中央の竹林をぐるりと堀が囲んでいる
総構 小峰御鐘ノ台大堀切西堀
総構 三の丸外郭新堀土塁
八幡山古郭 東曲輪から天守を望む

総構え遺構の見学後は主要部へ

馬出門と内冠木門(復元)
小田原城案内図
馬屋曲輪から銅門(復元)枡形内仕切門
銅門 渡櫓門
銅門 門と桁の鉋跡
常盤木門と巨松
常盤木門(再建)
小田原城 天守(復興天守)
天守最上階から見た相模湾と伊豆半島、石垣山方面

石垣山城

小田原城散策の後はタクシーで石垣山城駐車場まで。

「石垣山城」は豊臣秀吉の小田原征伐時に築かれたお城です。秀吉は小田原城に籠城する北条方の戦意を挫くため、一夜で築かれたように見せて驚かせたことから「一夜城」とも呼ばれています。実際には80日ほど掛かってるようで、上手く演出した秀吉らしい築城でしょうか。しかし総石垣の立派なお城を築くあたりやはりスケールが違います。現在は土の部分ばかりですが、規模の大きさや石垣の立派さを想像できる城跡となっています。

南曲輪に残る石垣跡
南曲輪に向かう城道
石垣山城案内板
馬屋曲輪から見た本城曲輪石垣跡
本城曲輪の展望台から見た小田原城下と相模湾
天守台跡
西曲輪跡
南曲輪から見た東曲輪

1日目の行程はこれで終了。隣接する駐車場の休憩場所で休んだのちに一番近いJRの早川駅まで徒歩で下る。30分ほどでしたが高低差220mぐらいの下りで一気に足にきてしまい、次の日の歩きに不安を残すことになってしまいました。

2日目はその2にて。

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