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保育士実技試験【造形】下書きは何で描く?ほか、これ練習にあったら良いよ!のアイテム紹介

こんにちは!しろうずです。

下書きは何色でするのか?また下書きは色鉛筆がいいのか、それとも鉛筆がいいのか、迷われる方もいるでしょう。

動画内では、どれがオススメなのか、実際に使ってみた使用感含めて、紹介しています。

記事では、動画をコンパクトにまとめ、かつ練習時にあったら便利なアイテムも紹介しています。ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

なお、記事中Amazonリンクを貼りますが、送料は別途のものもあります。送料含めてチェックしてくださいね。もしAmazonで購入されるのであれば、こちらから購入していただけるとありがたいです。<ただし店頭で買った方が安上がりに済むと思います>

本記事はプロモーションを含みます。
Amazonのアソシエイトとして、[工房しろうず]は適格販売により収入を得ています。



下書き用の筆記具

●鉛筆(HB)

下書きで使うなら、Bは濃すぎて紙面が汚れてしまうため、私はHBがいいと思います。
使う前に少し芯を丸めてから使ってください。尖らせすぎはNG。

鉛筆の難点としては、使わない線は全て消し、また使う線にしても、ある程度練り消しゴムなどで薄くしてから、輪郭線を別の色鉛筆でとらないと、色黒い鉛筆の線が汚く見えてしまう点。また、上から塗った時に、こすれてきたなく見えてしまうのが難点です。

上は下書き/下段左は上からそのまま色塗り/下段右は練り消し後色塗り
(それぞれ、同じ絵ではないです)

●シャープペンシル(HB)/(オレンジ)

細さが一定に保たれるため、狙ったところに線が引きやすいのがメリットです。
先端が尖っているため、焦って力を入れると紙が凹んでしまうのが難点。色を塗るとそこだけ色が抜けたりしてちょっと嫌だな〜と思います。

またポキポキ折れてしまいやすいのも難点。折れてそのままガツっと紙にペン先がぶつかってしまったり、折れたら芯が尖っているので、紙がまた凹む、、というのも難点です。

なので、もし使うなら、少し丸めてから使うといいと思います。使い始めに斜めにシャーペンを倒し、要らない紙などに線を描いて、ある程度角を削ってから使うと紙が凹みにくいです。
それでも筆圧あげれば紙が凹んだりしますし、角を取った反対側は鋭利になってしまうので使う方向間違えると凹みます。

太さは、紙が凹むリスクが若干低い、やや太めの0.7がいいと思います。

通常の芯は鉛筆同様の難点があり、一度きちんと使わない線は綺麗に消してから、輪郭線、色塗りを開始しないといけないです。

オレンジの芯については、太さとメーカーで硬さなどに特色があり、造形試験でどれがおすすめかというと、個人的な好みではありますが、柔らかめの三菱UNIの0.7が良かったです。難点としては、やや赤っぽいオレンジ色で、少し濃く感じます。またすぐに芯が減ってしまう(芯カスも多い)ので、こまめに芯を出すようにしないと、紙をガリガリとペン先で凹ませることになってしまうので、そこは注意しないといけません。

上段オレンジ芯で下書き、下段はそのまま上から色塗り
(上下は同じ絵ではないです)

三菱UNIのオレンジ芯0.5については、0.7に比べるとやや硬めでやや薄めです。メリットとしては、おそらく多くのご家庭にあるシャープペンに入れればすぐ使えるところと、細いためシャープな線がかけます。デメリットとしては、描くときの角度によっては少しキラキラと反射してしまいますので、その辺は慣れもありますが注意です。そして最も重要な点は、筆圧に十分注意しないと紙が凹みまくりますので、しろうずとしては、ちょっとおすすめはしないです。が、買いたい人のためにリンクは貼っておきます。

カラー芯を使う場合は、色鉛筆1本とカウントするとのことです(試験事務センターに確認済み)。



●色鉛筆(うすだいだい・黄土色・ももいろ・きいろ)

前は私はうすだいだいの色鉛筆で下書きしていました(受験当時)。下書きを色鉛筆で描いた場合は、上からそのまま描いてもさほど下書きが目立たないのはいいところですね。またシャープペンシルで描く場合と違い、鉛筆なので、折れにくい。また芯は試験で使う程度なら途中で削る心配もないです。

デメリットとしては、色鉛筆は若干消えにくい。トンボは比較的消えやすい色鉛筆だと思いますが、やはり何度も書き直しする、というわけにはいかないですね。

トンボは色塗りには消しゴムで消えやすいのでおすすめしています。

トンボに限って説明しますが、うすだいだいは見えづらくて描きにくかったです。黄土色はちょうどいい感じです。ももいろはいいのですが、上から色鉛筆を塗ると、すこし下書きの色が目立つ。きいろについては、薄いし、キラキラ反射してみえづらくて老眼が進むしろうずにはちょっと辛い。

上段トンボ色鉛筆で下書き、下段が上から色鉛筆(トンボ)で塗ったところ
(上下は同じ絵ではないです)

また色塗りで使用する色鉛筆と同じなら、本数のカウント(12〜24色)に足す必要もないので、そこは少しありがたい。



●消せる色鉛筆(三菱ユニ アーテレーズカラー)

しばらくこちらを使っています。色鉛筆なのに消しゴムで消えるのがいい!!ただ、下書き以外では使わないようにしています。 ちょっと硬い鉛筆なので、色塗りで使うと、手が疲れるんです。その分折れにくい色鉛筆。また最初に削っておけば、1枚作品を仕上げるくらいなら、削る必要はないです。

補足:毎年いただくのですが、「アーテレーズカラーは摩擦熱で消える色鉛筆だから使っちゃダメですよね?」というご質問については、こちらの動画でご確認ください。摩擦では消えないことがわかると思います。また熱で消えることもありません。なお消しゴムで消せる色鉛筆については試験で使えることは、実際に保育士試験事務センターに電話して確認済み(令和4年秋時点)です。

疑問が解消したところで本題に戻りましょう。
色はうすだいだいに近いフレッシュ(324番)をもっぱら使っていますが、薄くて見えないとおっしゃる方もいて、そういう方には、もうすこしだけ濃い黄土色のオーカー(375番)がおすすめです。キューピッドピンク(320番)は上から色鉛筆で塗ると、少しピンクが私は気になります。黄色のダンデライオン(305番)も試してみましたが、黄色ってそもそも見えづらいし反射してキラキラもするしであまりオススメできない。とくに老眼が進む方には……。

上段アーテレーズカラーで下書き、下段が上から色鉛筆(トンボ)で塗ったところ
(上下は同じ絵ではないです)

オレンジは後から買えば良かったと気づいたんですが、うーん赤っぽい色が目立つんじゃないかな?と推測。微妙な気がするよ(試すのお金かかるし)。黄土色でいいじゃん……。

また下書きをアーテレーズカラーの茶色でやって、そのまま輪郭線として残したらどうでしょう?と視聴者さんからご質問を頂いたことがあります。ナイスアイディア!と思ったんですが、実際にやってみると何重にも線を引く自分のやり方では、どの線が本番で使う線かわからなくなり、下書き用としてはダメでした。下書きが一発で決まる人はいいのかもしれないですが… 。また、消せる色鉛筆といっても、やっぱり茶色なので何度も書き直すと少し汚れます。あまりお勧めしないです。

最近は45分ノーカット動画でフレッシュをもっぱら使っています。都市部でしたら大きな文房具店や画材店などで単品の販売があります。
Amazonでの購入はこちらからどうぞ。

*オーカーは単品ではAmazonでは販売ありませんでした。ネットでは、モノタロウや世界堂で買うといいと思います。

●消せる色鉛筆はそもそも使えるのか?

消せる色鉛筆は試験で使えないのでは?というご質問をよくいただくのですが、摩擦熱で消える色鉛筆が使えないのであって、消しゴムで消えるのは問題ないです。使えます。これは試験事務センターにも確認済みです。

(ちなみに、メーカーである、三菱ユニさんに直接、摩擦熱で消えるタイプかどうか尋ねたところ、「摩擦熱では消えない/ワックスを変えて消しやすくしている(うろ覚え)」とのこと。色鉛筆はワックス(またはオイル)+顔料でできているが、このワックスが紙に染み込んでしまうため通常あまり消えないそうなんですが、これを特殊技術でうんたらかんたら….と説明されました。何年も前なんで詳細忘れました。)


しろうずのおすすめ筆記具は

しろうずが下書きで使うとしたら
アーテレーズカラーのフレッシュ
または
アーテレーズカラーのオーカー

たまに試してもいいのは
三菱ユニ カラー芯(オレンジ)0.7

せっかく購入したのでしばらくはオーカーを使っていきます。

消しゴム

どれでもよいと思っていました、検証をやるまでは……。こんなに消しゴムって違うものが出ているんですね。まだいっぱいありましたが、キリがないので代表的なもの(と思われる消しゴム)を集めました。

まだいっぱいあったんですがキリがない(右下2つは練り消しゴム。後述)

保育士試験で求められる消しゴムの性能があるとすれば、
1)色鉛筆でも良く消える
2)消しカスが細かく出ない(カスを紙から取り除きやすい)
3)短時間でガシガシ擦ってもよく消える

の3つではないでしょうか。

後者は、細かい消しゴムのカスが紙に残っていると、上から塗った時にボコッとダマになっちゃうので、それを防ぎたいというねらいです。

●検証した消しゴム一覧

・ダイソー いろんなサイズのたっぷり消しゴム
・MONO
・MONO黒
・MONO TOUGHタフ
・MONOもっとかる〜く消せる消しゴム
・MONO touch 消し感ゼロへ
・MONO dust CATCH(ダストキャッチ)
・MONO NON DUST(ノンダスト)
・プラス AIR-IN
・ぺんてる Ain Black
・KOKUYO RESARE
・さくらクレパス 小学生学習字消し
・ステッドラー rasoplast combi
・さくらクレパス Arch(アーチ)
・ぺんてる スーパーマルチ 超ハードタイプ

14個の消しゴムを、2つの観点から検証してみました。ケント紙に色鉛筆(三菱ユニ880)で塗ったものを消していきます。

1)色鉛筆でも良く消えるもの
・よく消えているというだけではなく、汚染が広がらないか?も重要観点。
3)短時間でガシガシ擦ってもよく消える

2)細かい消しカスが出にくいもの
ご覧の通り軽い力で消える系は細かいカスが多めです。

●消しゴムのおすすめNo.1

以上の3つの観点からみた、しろうずのNO.1おすすめ消しゴムは…….

トンボ鉛筆 消しゴム MONO モノダストキャッチ

です!!

ダストキャッチは細かい消しカスが全く出ないわけではないのですが、一番出にくかった。まとまってくれるので、作品から取り除くのが楽です。
また色も汚染が広がることもなく、かなり綺麗に落とせました。よくまとまる=インクがよく消しゴムに吸着していっているのではないか?と思います。


ほか、

・ダイソー いろんなタイプのたっぷり消しゴム
・MONO
・MONO黒
・MONO dust CATCH(ダストキャッチ)
・KOKUYO RESARE
・さくらクレパス 小学生学習字消し
・さくらクレパス Arch(アーチ)

もそこそこ良かったです。私は、ほとんど差がない感じに思えました。(ダイソーは、MONOなんじゃないかなあと思いました)。

消しゴムの全体の傾向としては、軽い力で消えるタイプは、細かい消しカスがたくさん出る印象です。消えなかったものは、短時間にガシガシと力一杯こすったからかもしれません。きっと軽い力で何度も優しくこすればきえる、んだと思います。とにかく、細かい消しカスが出る時点で、造形試験には向かない気がします。そういうのが書いていないタイプの方が、消しカスが大きく、色鉛筆に関してはしっかり消せる印象。また汚染が広がることも少ないように思います。多分、消しゴムがよくまとまる=吸着もよいということなんではなかろうかと。

なお、試験では1つは角が全部尖っているものを持っていきたいですね。細かい部分を消すのに便利です。合計2つくらい持っていっておこう!


●色鉛筆専用消しゴムを検証

こんなものがあるなんて知らなかったです。動画を公開した後で存在に気づきました。なにせ消しゴムなんて全部同じだよね?と思っていましたから……。こちらの「シード カラージュ消しゴム2」を使います。

普通の消しゴムは主に鉛筆を消すのに特化していますが、こちらの商品は色鉛筆に使われているワックスも吸着しやすいように作られているそうです。使い方にコツがあるらしく、力を入れてガシガシ使うのではなく、徐々にこすって落とすらしい。それを踏まえて使ってみた感想は

・カスが多い
・最初に力を入れると、汚染が広がる
・時間をかけて消すと、かなり綺麗に消える。
ということがわかりました。

ダストキャッチと比較してみました。なお、こちらはかなり時間をかけて丁寧に消しています。確かによく消える。

使うとしたら、輪郭線・色塗り中の細かい部分の間違え、特に顔の間違い(パーツ・輪郭線)などに使うと良いと思います。顔は間違いは目立ちますので。もし大きな面積で使うとしたら、汚染が広がるのと、時間がかかるため、まずはダストキャッチで表面上の色を一気に消し、その後、SEEDカラージュ消しゴム2で再度丁寧に消す方法がよさそうです。
万一のミスに備えてあると安心、くらいの商品かなと思います。出番がないことを祈ります。

検証動画はこちらです。動画は1分以内で見れます。


●練り消し

最近は下書き後に濃すぎるアーテレーズカラーを落とすのに、私はよく使っています。
使い方は、こすって消すのではなく、上から軽く叩いたり押したりして消します。濃すぎる色の下書きをうっすら残したい時に使うと良いです。消しゴムのように消えすぎなくていいのでおすすめ。また、通常の消しゴムのカスを吸着させるのにも使えます。

練り消しはカスがでにくい所もおすすめポイント(こすれば少し出るので注意)。

毎回使用前に少し練ってから使いましょう。

とりあえずネットでは、安価で評価が良かったのでこちらを選びました。このブランドは使ったことはないです。世界堂の店舗だとちょっと高かったので良いものに違いない。

お店で買うなら、ホルベインでいいと思います。シードは見えない細かい粉が出るので保育士試験ではおすすめしないです。

上がシードの練り消し、下がホルベインの練り消し

ほか、練習時にあったら良いよ!の物品

●ケント紙

本番前に一度は必ず練習してほしいです。本番ではおそらく今回もケント紙だと思います。コピー用紙とは全く色のノリが違いますのでお試しを。ケント紙の方が若干色が載りにくい気がします。
あまりしっかりしたものでなくていいと思います。購入は100均で十分です。中厚口(10枚)と厚口(8枚)が売っていましたが、枚数も多い、中厚口で十分かと思います。ただしペラッペラです。

ダイソー。中厚口ケント紙

ダイソーがない地方の方はこちらからどうぞ。たっぷり練習できます。

ちなみに、私は厚めの頑丈なケント紙209g/m2を使っています。頑丈だと作品を大事にしたくなりますが、重たいのが難点。128とかだとペラペラで折れやすかったりもしますので、もう少し重い、157gくらいの方が使い勝手がいい気がします。



●トレーシングペーパー

最近はトレーシングペーパーはオススメしてなかったのですが、私が絵が上達したのは、よくよ〜く思い出すと、小学生の頃に好きな漫画家さんのイラストをトレーシングペーパーでやたらトレースしてたせいだったのかも??と思い出し、最近は、添削指導でも人によってトレースをオススメしています(線が不安定な方にオススメしています)。

トレースがなぜ良いのか?というと、お手本を描いた人がどんな線を走らせているかを体感できるところですね。どこでその人は、手を休めたり、筆圧高めたりしているか?がわかります。また普段の自分の癖と、お手本の絵の描き方が違うことも体験できます。

さらに、勢いよく描けることで形を体で理解できると考えています。
トレースは、よい書き癖をつける練習ができます。

これも100均でも売っています。どんなものか知らないという人のために掲載します。こちらの商品ははまとめて200枚なので大量に写して練習するぞ!!!という方は100均よりコスパがいいです。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
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