【不都合な真実】

環境とエネルギーの業界にいるのですが、少し斜めの角度で数字を追ってみました。

まず、人間の移動から出るマイクロプラスチック量について。
合成ゴムを含めて考えます。
 
①靴底、②タイヤ、の合計とします。
 
①靴底
仮定は↓
・1cmすり減ったら交換
・平均的な靴底の平面積は幅8cm×25cm=200cm2
・30億人が1年に1足交換

1cm×200cm2×2×30億=1,200,000m3
 
②タイヤ
・1cmすり減ったら交換
・平均的なタイヤ径は60cm、タイヤ幅は20cm
・年間33億本のタイヤが販売される見込み
『World Tires to 2015 (世界のタイヤ市場:~2015年)』
・4輪以外のタイヤは誤差に含める
 
1cm×60cm×π×20cm×33億≒12,440,000m3
 
①と②の合計は、
1,200,000+12,440,000=13,640,000m3
 
平均的な密度を1000kg/m3とすると、1,364万トンですね。
 
1,400万トン近いマイクロプラスチックを環境中に放出しています。
靴とタイヤだけで😌
 

次に、レジ袋を考えます。
岐阜県のHPですが、レジ袋は日本で年間300億枚出ているようです。

https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/kankyo/chikyuondanka/c11264/my-bag.html

1枚平均5gだと仮定すると、
30,000,000,000×5=150,000,000,000gです。
つまり150,000トンです。

靴底やタイヤから排出される1400万トンと、
レジ袋全体の15万トン。
前者は世界の値、後者は日本の値、と違いはありますが、2桁違いますね😌

不都合な真実だから、スポットライトが当たらないんだろうなぁ。

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