社会のブラックボックス

循環型のエネルギー源を増やしていくことがいいと思っています。

この点については、多くの方が同様に感じていることだと思います。

自然から直接エネルギーを取り出す、いわゆる再生可能エネルギーを十分に使えるのであれば、それに越したことはないです。

不安定であること、エネルギー密度が低いことなどから、すぐに全部のエネルギーを代替することは現実的ではないです。

では、循環型エネルギーの別の形式である、廃棄物発電はどうでしょうか。

環境に左右されないから発電出力は安定しているし、エネルギー密度も高い。
そして、国土の狭い日本にとっては、焼却によって廃棄物の体積を減らすことは、埋立場を今後も確保していくためにも有効です。

循環型社会を担う1つのパーツとして、普及が進めばいいと思います。

もちろん、他の火力発電所と同様に二酸化炭素は出るのですが、廃棄物発電で発電した分、石炭火力やガス火力の出力を下げられます。

化石燃料の採掘や輸送時の二酸化炭素も考慮すると、全体としてはむしろ減る方向になります。

廃棄物発電所の一例として、各地域にゴミ焼却工場があると思いますが、半数程度には発電機能が付いています。

この廃棄物発電は技術的にはほぼ成熟しているのですが、日本の場合には大きな問題があります。

それは、規模が大きくないために、発電効率が低く、かつ、コスト高になっていることです。

欧米では、日本よりも廃棄物の総量が少ないのに、日本の廃棄物発電所の5-10倍程の規模で事業化しているために、遥かに安く、高効率にエネルギー化を行っています。

この違いはどこから来るのでしょうか?

って、ここから先を書いていくと少し危なくなるので、オフで色んな方の意見を聞きながら話していこうかな(^^)

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