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暮れのご挨拶はメリークリスマス

オーストラリアで迎える12月もこれで最後。
12月といえば一年の締めくくり。
日本だと人と会った時にそれが今年最後になるとなれば『良いお年を』『来年もヨロ~』みたいな定型句が飛び交います。

…よね?
もう、日本にいないからどーなっているのかわかりませんが(汗)

オーストラリアというかキリスト教文化圏ではクリスマスが一年の締めくくり。

お客様でも次の予約がクリスマス以降になると、『あ、次に会うのはクリスマスの後ね、良いクリスマスを』というセリフがでてきます。

日本人にとってのお正月がキリスト教文化圏の人々にとってのクリスマスと言ってもいいでしょう。

日本では伝統的なお節料理は保存がきくお料理で、お正月前に用意しておけば三が日は楽ができる。
キリスト教文化圏のクリスマス料理も日本のお節料理と同じ考え。
でかいローストを作っておけば2~3日OKみたいな。
イギリスのクリスマスプディングも結構な保存食。
シナモンの香りがきいたレーズンなどのドライフルーツとナッツ類が入ったプディングは蒸しあげてから1か月は寝かせます。

どっしりとしていて甘さもスパイスの香りも強いボリューム感たっぷり、これだけあればカロリー的には1週間生き延びれそうなプディング。
私は、薄目にスライスしてレンジで軽く温めた上にアイスクリームを乗せていただきます。
飲み物はラム酒のロンサカパが合います。
以前はこのクリスマスプディングを毎年作って持ってきてくれたお客様がいたのですが一昨年亡くなってしまいまして。
その方は元美容師でクリスマスプディングにもこだわりを持っていて、最近のプディングは軽すぎる、プディングはどっしりとっした甘さがないとダメと熟成に耐えられないのにって。
日本人の『おいしいストライクゾーン』からは外れていますが、それもまた異文化交流。
天国でもクリスマスプディングを作っているのかな。
じっくり寝かせておいてよ。

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