今年から斤量が改訂

詳しくはJRAのサイトを見ていただくとして、空を飛んでいれば鳥類でしょうくらいの大雑把な感じでいえば去年より１キロ重くなったと思えばいいんじゃないか？

過去２年の傾向

中京の開幕週と言っても１２月１８日まで６日間開催していた馬場。
最初の４日がAコースで後の２日はBコースだった。
そして今回はAコース。
ほとんど開催７日目と言った方がいい馬場。
火曜のクッション値と含水率から去年と似た馬場になりそうだ。
やや差し有利。
去年は８レースまでは傷んだ内を嫌ってやや外目を走った馬が勝っていた。
それが１０レースでマカオンドールが最内をついて勝ったことで１１レースは先行馬は内を走り、直線で横に広がった。
馬群が横に広がった為に内の頭数が減り、前壁の心配がなくなりザダルが内を差し切った。

今年も明日のレースからの馬場傾向は要チェックです。

２０２１年　クッション値　１０.０

１着　②ケイデンスコール
内を好位から抜け出した。
カナロアｘハーツクライ
リボー、ボールドルーラー、ディクタスｘダイナサッシュ（サッカーボーイ、ステゴ）
近２走は新潟東京の１４００ｍで０.５、０.３秒差と好走
新馬戦で中京マイル０.０秒差２着。
NＨＫｍマイル２着と２勝は左回りのマイル。

２着　④ピースワンパラディ
内から外目の好位で直線も外を走って２着。
ジャンポケ（トニービンｘヌレイエフ）、デジタル（クラフティプロスペクターｘチーフズクラウン）、ナシュワン
ダンチヒ、リボー、ブラッシングブルーム
近２走は中京、東京のマイルで２，１着
左回りしか走っていない左専用馬。

３着　⑬エントシャイデン
逃げて３着
ディープインパクトｘバクシンオーｘアンブライドルドｘカロ
プリンスリーギフト、ノーザンテースト、グレイソヴリン
突然逃げて発奮。
逃げるのはカンフル剤みたいなもん
作戦勝ち
左回りマイル３勝
近２走は右回りで０.６秒差。

２０２２年　クッション値　１０.２

１着　⑦ザダル
中団後方待機からやや内がキレイに進路が空いて不利なく抜け出せた。
トーセンラーｘレモンドロップキッド（キングマンボｘシアトルスルー）ｘブロードブラッシュ
ボールドルーラー、リボー、リファール
GⅢ含む左回り３勝
前走は富士Sで０.６秒差とそこそこ
前年の１月は中山金杯で０.５秒差とそこそこ。

２着　⑪ダイワギャグニー
先行して外を周ったのに粘った。
キンカメｘサンデー
バックパサー、サーゲイロード
GⅢ含む東京８勝
中京もGⅡ３着あった
前走はダートで参考外も２走前は毎日王冠０.３秒差と好走。

３着　⑩カイザーミノル
やや内の好位から直線で⑪の外に出して追い込む
カナロアｘスマートストライクｘフェアリーキング
カナロアにはキングマンボ、リボー、ボールドルーラーと全部ある
左周りは新潟１４００ｍ（Ｌ）１勝も２走前の毎日王冠で０.３秒差。
東京１４００ｍＧⅡの０．２秒差３着もある。

戦歴から浮かび上がる圧倒的な左周り巧者達！

血統はカナロアの構成要素、キングマンボ、リボー、ボールドルーラー、バックパサー。
欧州系のトニービンやステゴ系（〇〇サッシュ含む）

アグネスデジタルの血もいい構成なんですよね。
これオーストラリアにシャトルしていたら結構な活躍馬を出したと思うんですよね。
アメリカの速いダートと芝での持続力勝負に強い。
エクイターフのクッションを活かした走りでサンデー系に劣るので日本では育成からも難しかっただろうけど、自身の持つ推進力は非常に優れている。
クラフティプロスペクターとチーフズクラウンは両方とも力強いスピードを伝える。
洋芝の強い冬でも走る血。
けっこう好きな血です。

展開

逃げるのは①④⑪
⑪エントシャイデンは前走で控えたが他の馬が速すぎただけでこのメンバーでマイルなら再び先手を取れるかもしれない。
①が枠の利を活かして先頭に立つんじゃないかとは思う。
内外で離れているので⑪が先手を取りに行ったら前半のペースが速くなりそうだ。
坂井騎手の動向に注目。
③⑧⑨⑫も先行し、⑭が続く。

②プレサージュリフトが難しい枠に入った。
去年みたいに直線で横に広がり内にスペースがあれば勝てるが前壁の可能性も捨てきれない。
明日のレースを見て馬場傾向を確認するべき。
外をまわすのは中京では不利。
イーガン騎手は中京で３勝したが追い込み勝ちはないが基本は内でスペースを探すだろう。

⑦イルーシヴパンサーはミライ君だから外をまわして距離ロスして１着はなさそう。

中団前の馬達の位置取りが勝負をわけるかも

印

◎⑩マテンロウオリオン
横山父が堅実な乗り方をしてくれると期待するのは間違っているだろうか？

〇③ピースワンパラディ
内枠先行で期待

▲⑦イルーシヴパンサ―
ミライ君なので外をまわす不利は否めない。
しかし、GⅠ級の左巧者なので２，３着はあるだろう。

△⑮シャーレイポピー
そろそろ運が向いてきてもいい頃

△②プレサージュリフト
体重や前壁などの不安はありますが

△⑪エントシャイデン
無理に行かないだろう。
うまく行けば内に潜り込めるかもしれない。

次点
過去２年の３着以内馬は面白そうではある。
⑨ダイワギャグニー
⑭カイザーミノル

⑤エアロロノア
２，３着でおさえたいが、６頭に入れられなかった

馬券

単勝⑩1000
ワイド⑩③⑦　３ｘ300
３連複　18ｘ100
１列目◎〇▲
２列目△３頭
３列目印６頭
馬単
１着⑩③　２着⑩③⑦⑮　６ｘ200
３連単
１着⑩③　２着⑩③⑦⑮　３着⑩③⑦⑮②⑪　24ｘ100
１着②⑪　２着②⑪⑩③　３着②⑪⑩③⑮⑦　24ｘ100
１着⑩　２着③　３着⑦⑮⑪　3ｘ100　

馬達

①べレヌス
１番枠で先手を取れるのは大きい。
しかし、勝ち星が夏に偏っている

②プレサージュギフト　54
ハービンジャーｘディープインパクト
リボー、ボールドルーラーあり〇
２月の冬東京のマイル重賞勝ち〇オークス、秋華賞ともに０.６秒差とそこそこ。
特に秋華賞は外枠の影響が大きかったが良く走っている。
同じく後方待機から外を周ったライラックのエリ女２着を見ればいかに不利だったかがわかる。
太田助手のコメント「動きはシャープでいいですね。冬場がいいタイプなのか、毛づや、馬体の張り、カイバ食いが非常にいい状態で帰厩し、今までで一番遠慮せず乗り込めています」
馬は勝つ力あるし斤量もいいが、内に進路がある事を祈るのみ。

③ピースワンパラディ
一昨年の２着
今年の関谷記念も良く走っっているし富士Sも悪くない。
富士Sは騎手がスタートで体が後ろに置いて行かれてダッシュがつかなかった。
直線では良く追い込んでいる。
先行するのにいい枠に入ったし期待！

④アルサトワ
ルーラーシップｘダイワメジャー
ブラッシングブルームあり
１０月の中京マイルを逃げ切り勝ち
自分のペースで逃げたい馬で今回は厳しそう
ペースが遅ければチャンスだが

⑤エアロロノア　58
キンカメｘロックオブジブラルタル
去年５６キロで０.４秒差の６着。
一昨年は１月中京マイルを勝っている。
この時期は良い。
それが今年は５８キロ
でも他の有力馬もけっこう斤量重いので心配ないか。
安田記念０.２秒差、富士S０.５秒差、MCS０.４秒差とトップグループの少し下にいるのでGⅢは勝ってもおかしくはない。
中京の福永先生が乗るのはプラス。
２，３着でおさえたい

⑦イルーシヴパンサ―　58
ハーツクライｘキンカメ
重賞含む左回り５勝◎
安田記念は位置取り後ろすぎ。
東京で追い込んで届かずのタイプは新潟で良く、関谷記念は１枠からでも直線ではちゃんと不利なく外に出して追い込んでいたが不発。
３２秒台が要求される前が有利な展開ではあったが、負けてももっと速い脚が使えた安田記念との違いに？
ラスト２００ｍは疲れていた。
当日の最高気温は２８.６度だったがその前は３０度が続いたしハーツクライ産駒の暑さ苦手がでたのかな？
冬は大丈夫でしょう
斤量のせいで加速に時間がかかるので差して届かないかもしれない。

⑨ダイワギャグニー
去年の２着。
左巧者だが去年秋の走りが今一つ。
前走よりは良さそうだが３着のおさえまで

⑩マテンロウオリオン　57
ダイワメジャーｘキンカメ
キンカメ、トニービンにブラッシングブルーム〇
１月の中京マイル、シンザン記念を勝っているんだから当然走る〇
ただ、当時は先行で最近は追い込みなのが心配要素。
NHKマイルでも２着し左〇
ここ２戦は右回りで０.５、０.７といい感じのそこそこ負け。
左で巻き返しそうではあるが、問題は位置取り。
ここ２戦のような後方待機なのかそれとも…
昆調教師のコメント
「タイムを見れば分かるよ。（ＣＷコースで）ラスト１ハロン１０秒台が出なかった馬が、出るようになっているんだ。調教の変更に耐えうる地力がついてきたと思う」
今回は状態も良くなっているようだし、中団でレースをしてくれると思う。
極端なレースをするかもしれないと言う怖さはあるが買う。

⑪エントシャイデン
一昨年の３着
前走はスタートで他に速い馬がいて後方からの競馬。
良く追い込んではいるが、前壁でゴール前は団子状態になったレース。
夏も５９キロでいいレースをしていたし、今回は先行できる。
掲示板前後かな

⑫シュリ
去年はスタートでやや遅れて後方待機で持ち味を出せず。
一昨年は先行して０.３秒差５着。
今回は外で⑪とどちらが前にでてしまうか？
前に壁を作れた方が先着する。

⑬オニャンコポン　56
エイシンフラッシュｘピサ
キングマンボ、ドイツ系、マキャベリアン、リボーと冬の洋芝は〇だが…
これまでの戦績から考えれば中山金杯の方がコース実績あるし良さそうなのだが。
小島小教師のコメント
「個人的な感触かもしれないけど、走りにまだ物足りない面も。トモに柔軟性がないというか…」
「そのあたり（走り方の変化）も成長の過程なのか。血統的にはマイルは使ってみたい条件だったし、今回の結果で答え合わせですね」
左回りも勝っているし、悪くない。
京成杯の直線の脚の回転もなかなか速い。
皐月賞の０.４秒差６着は素晴らしい。
今回も持続力勝負の展開を好位でレースできれば上位に残れる可能性はある。
不確定要素がある人気馬で買いづらいが。

⑭カイザーミノル
去年の３着

⑮シャーレイポピー　53
ミッキーアイルｘキンカメｘジャンポケ
５３キロ！？
前走は馬群の中を突き抜けようとしたが絶えず前に馬がいてムチすら入れていない。
参考外。
今回は中団の外を周って直線でも外に出せば期待できそう。