2023年 芝重賞の人気傾向


基本データ

2023年の芝の重賞は114レース。

2023年の芝重賞114レースの平均配当は、馬単96倍、3連複208倍、3連単1273倍

1-2人気が【58-37-34-99/228】
約半数のレースで1-2人気のどちらかが勝っている。
1-5人気で【96-70-70-334/570】
6人気以下の3着以内の数は【18-44-44】

単勝1.4倍以下の馬は平均人気1.0に対して1.1着と信頼性高い。

しかし、1.5~4.9倍の馬に関しては平均人気1.0~1.9に対して着順4.0~5.1と大きく落ちる。

1.4倍以下 信頼性抜群
1.5~3.9 勝率23~33%、連対率38~50%、複勝率55~62%
4.0~6.9 勝率15~17%、連対率27~32%、複勝率40~48%

7.0~9.9 勝率12%、連対率19%、複勝率28%でこのラインまでは信頼性がそこそこ高い。

10倍を超えると勝率がガタっと落ちる。
20倍を超えると連対率が一桁になる。
50倍を超えると複勝率も一桁になる。



単勝50倍以上の人気薄が馬券になったケース

ナムラフッカー 2歳
デイリー杯3着(56.9倍)
騎手藤岡康太→松山騎手
前走2人気3着上り3位

カルチャーデイ 2歳
ファンタジーS1着(70.8倍)
酒井学騎手
前走新馬4人気1着上り3位

インプレス 4歳
新潟記念3着(52.1倍)
鮫島克駿→菅原騎手
新潟1800m勝ち上がり1位

この後も出てくるが人気薄では乗り替わりが多い
特に菅原騎手への乗り替わりが3回ある。

ショウナンマヌエラ 2歳
新潟2歳S(79.1倍)
西村→石橋騎手
前走新馬4人気1着

2歳重賞のカルチャーデイ、ショウナンマヌエラと新馬を4人気で勝った馬の人気薄が馬券になっている。
新馬で人気にならないと言うのは評判の高い馬ではないという事。
そういう馬は勝ったとしても評価は上がりにくい。
つまり実力の割に人気が落ちやすい。

ホウオウエミーズ 6歳
七夕賞3着(50.7倍)
団野→丸田騎手
前走マーメイドS3着上り1位
福島1800m勝ち上がり1位

2走前の福島牝馬で12着だが0.6秒差。
12着という着順のネガティヴインパクトが大きすぎて人気が落ちる。
しかし、追い込み馬の0.6秒差というのはそう悪いものではない。
実際に前走ではGⅢで3着しているのだから50倍というのは侮られ過ぎで買い時。

スルーセブンシーズ 5歳
宝塚記念2着(55.7倍)
ルメール→池添騎手
前走中山牝馬1着上り1位
これは▲をつけたように前走のパフォーマンスの高さと追切の動きで覚醒したと気づかないといけない。
中山牝馬Sという格の低いレースではあるが、それは走る馬には関係ない事。
確かにGⅠでは馬の格が重要ではるが、牝馬は時に覚醒することがある。
そのレースで見せたパフォーマンスをレースの格とは別に評価しなければいけない。

ヒュミドール 7歳
ダイヤモンドS2着(77.5倍)
田辺騎手
前走中山金杯13着

ダイヤモンドSは2021年に1.1秒差の5着。
しかし、その年はグロンディオーズとオーソリティという強い馬が1,2着で3着のポンデザールからは0.1秒差だった。
しかもその時は3番人気と評価されていた。
予想でも書いたが前走も『いかにも距離延びれば良さそうな負け方』をしていたので△をつけた。

一年に一回しかないような長距離レースではリピーターを重視しなければいけないのはステイヤーズSのアイアンバローズでもわかる。

サンライズジパング 2歳
ホープフルS3着(128.7倍)
マーカンド→菅原騎手
前走ダート15着

ホープフルSの予想から
『血統的にも力のいる馬場で強い走りをしているので決め手勝負の東京よりも中山向き
JBC2歳Sでは外を先行してフォーエバーヤングの2着で3着を大きく引き離した。
フォーエバーヤングは次のGⅠを圧勝。
サンライズは前走のダートの良で凡走。
好走したダートは共にグリップのある稍重。
こういう馬は芝の方がいい。
追切もこの中間の方が速い時計を出している』

新馬の東京でダノンエアーズロックらに東京競馬場で必要な最高速が足りなくて負けた。
去年のドゥラエレーデ同様に東京と中山では求められるものが違う。
東京で最高速が足りずに負けた先行馬は中山で巻き返すケースが多い。
こういう穴馬から有力馬へのワイドが自分の得意パターン。

テイエムスパーダ 4歳
セントウルS1着(112.6倍)
今村→富田騎手
前走北九州記念13着
阪神1200m1着上り2位

これは悔やまれるレースだった。
CBC賞と北九州記念では△を付けていたのだ。
CBC賞の追切で戻ってきている印象を受けたからだ。
開幕週での活躍が多かったので阪神の開幕週は買いのはずだったのに消してしまった><
大失敗。

競馬の掲示板とかではこういう二けた着順が続いた馬を『終わった馬、絶対ない』とか馬鹿にする輩がいるが、
終わった馬なんて軽々しく判断できないし競馬には絶対はない!
むしろそういう意見が大きくなってきた時こそ真面目に馬を評価するべきだ。
倍率は人間の思惑が作り出すもの。
株ではないが評価が下がり切ってmacdがゴールデンクロスを組んだ時がチャンスだ。
馬鹿にしている人が多ければ多いほどvix指数が上がりデッドクロスを組みやすくなる。

過去に重賞を勝ったような馬は条件さえそろえば再び走る時が来る。
馬は本当にささいな事で成績が上下するのだから。

ドゥーラ 3歳
オークス3着(103倍)
前走桜花賞14着
戸崎→斎藤騎手

斎藤騎手で勝ち上がってきた馬だったがチューリップ賞、桜花賞と戸崎騎手で失敗。
騎手が斎藤騎手に戻り好走。
騎手の相性はある。
オークスの中間の追切でも坂路で初めてラスト11秒台、ウッドでもラスト3ハロンで自己ベスト。
体調維持が難しい3歳牝馬が桜花賞からオークスの間にいい追切を消化していた。

ティムール
青葉賞3着(144倍)
前走若葉S3着上り1位
坂井→三浦騎手

予想では△をつけた
『キズナ産駒なら母父ボールドルーラー系のこの子も狙いたい。
未勝利では後方から馬郡の中を前が詰まってクビを振りながら抜けてきた。
京都2歳では4コーナーで体当たりを受けて外にふっ飛ばされた。
つばき賞は後方から瞬発力勝負で脚色同じ。
若葉Sは超スローペースで馬群の中でレース。
外3列目の先頭で勝ったショウナンバシットには及ばない。
それでもゴール後に先頭に立っているように元気いっぱい。
距離延長はプラス』

レースを見返せばちゃんと見どころのある馬だった。

サウザンサニー
ファルコンS3着(157倍)
前走未勝利ダート勝ち
菊沢→松若騎手
ウッドの追切は4Fが自己ベスト

ディヴィナシオン
オーシャンS2着(154倍)
前走中山1200m13着
北村→菅原騎手

このレースの前は中山1200mを2戦。
前走は13着で前々走は6着0.3差上り1位
これだけでは材料とは言えないが、中山競馬場の4コーナーから直線は特殊でたとえ負けていても上り1位を記録したことのある馬は中山適性が高い。
有馬記念のドウデュースも皐月賞で負けているが上りは1位。

オメガリッチマン
京成杯2着(118倍)
前走ジュニアC7着
横山和生→石川騎手

無理
わけわかめ


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