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インターナショナルS 予想

Juddmonte International Stakes

ヨーク競馬場の1マイル2ハロン56ヤード(2063m)

グーグルさんで測ると2090mなんですけどね。
細かいことは気にしない。

こんなん全部2000mでくくっておけばいいんです!(暴論)

下の写真では左がスタート地点で右がゴール。
高低差のグラフがジグザグしているが映像と合わせてみてもほぼ平坦。

スタートしてから800m地点付近が一番高く、それでもスタート地点より1m高い位。
そこからコーナーで直線入り口まで約2m下る。
非常に緩やかなスパイラルカーブと言ってもいい。
約900mの直線は平坦。
一言で平坦ヨーク

このヨーク競馬場は米、豪、香港の平坦競馬場で通用するかどうかの物差しに使われたりする。逆に言えば香港やドバイで活躍する日本馬はヨーク競馬場のレースを使えって事。

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マイルで活躍していた馬が2000mで通用するかどうか

そもそもなんでマイルを使っているかと言うとスピードに優れているから。
フランケルさんもあまりにも速すぎるのでマイル専門だったがキャリアのラスト2戦は2000mGⅠを連勝。
産駒にステイヤーや2400mのGⅠウイナーが多いことからもスタミナには問題なかったと思われる。

日本で言えばモーリスさんもラスト3戦は2000mでGⅠを2連勝して〆ました。
そして産駒はオーストラリアで2400~2500mのGⅠを勝ったヒトツの他、日本でも2000m前後の活躍馬を出している。

簡単に、マイルで活躍していた馬が距離延長に耐えれるかどうかのポイントは二つ。

1,前半に我慢できるか。
だいたいスピードのある馬は2000mでもマイルと同じように走ってしまう。
去年のグランアレグリアがまさにそのパターンで外枠で前に馬を置けなかったがために先行してしまった。
400mの延長でスタミナをいつも以上に消費して最後にいつものような脚を使えなかった。
もしも、前に馬を置いて前半に我慢ができていれば違った結果になっていただろう。

2,ギアチェンジが早く、失速も早い。
騎手が合図してからトップスピードに達するのが早い馬が短距離馬に多い。

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上のラップタイムは去年のインターナショナルS。
ヨークは直線が900mと長くロングスパートになり易い。
F8でどの馬も最高速に達しているが、その後の400mで大きく失速してしまうのが短距離馬。
6着のアルコールフリーは今年1200mのGⅠを勝つぐらいで最高速は他の馬に劣らなかったがそのスピードを持続できなかった。

では、今年のBaaeedはと言えば、今までのレースぶりからも馬の後ろで折り合いはつくし、スパートしてからの失速も大きくなくて2000mのGⅠで十分に戦えると見る。


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傾向

ヨークで行われたインターナショナルSのレコードはシーザスターズの2分5秒29。
去年のミシュリフの2分5秒92もかなりの好タイム。

今年もGood to Firmと硬い良馬場で行われるので2分5秒前後の決着になりそうだ。

先週のジャックルマロワとは違い、3歳も古馬も平等にチャンスがあるレース。

格の高いGⅠだけあって強い馬が勝つレース。
最近10年でGⅠを未勝利馬の勝利は2015年の3歳牝馬アラビアンクイーンだけ。
圧倒的一番人気の3歳のゴールデンホーンが首差の2着。
過去20年で牝馬の優勝はこれだけ。

ガリレオが5勝、ドゥバウィが3勝。

◎②Baaeed
〇⑦Native Trail
▲⑤Mishriff
△③Dubai Honour

馬券

単勝②1000
馬単
1着② 2着⑦⑤ 2x500
1着⑦ 2着②⑤ 2x200
3連単
1着② 2着⑦⑤ 3着⑦⑤③ 4x1400
1着⑦ 2着②⑤ 3着②⑤③ 4x500

出走予定馬

②6枠 Baaeed
シーザスターズxキングマンボxシングスポール
距離は問題ない。
勝ち負け。

⑤5枠 Mishuriff
メイクビリーヴxレイヴンズパス
去年のこのレースのパフォーマンスは非常に高く、今年も同じように走れるならBaaeedでも届くかどうか。
ポイントは今年も同じように走れるかどうか。
サウジで走らなかったり、前走も出遅れがあったし、不安はある。

⑦4枠 Native Trail
オアシスドリームxオブザベイトリー
英2000ギニーでCoroebusに負けているけど枠の差が大きかった。
この馬の方が上。
エクリプスでは惜しい3着。
先に先頭に立って抜かれても食らいついていたので根性もある。
Mishriffとの4.5キロの斤量差が今回は3.2キロになる。
3歳馬のNative Trailがどのくらい成長しているかがポイント。
アップルビー師曰く状態はSecond to noneらしいので期待する。

③3枠 Dubai Honour
プライドオブドュバイxモンジュxキングマンボ
3歳でドーヴィル2000mGⅡ勝ち。
香港カップはラヴズオンリーユーをマークしてよく追い込んだが4着。
ドバイシーマはスローの瞬発力勝負で前と同じ脚色で悪くない負け。
平坦は問題なし。
さらに英チャンピオンズSでもミシュリフに先着の2着。
十分に強いが重馬場の方が成績が良い。
7月にヨークの2000mを走ってハナ差の2着。
先に仕掛けたし、相手もSir Buskerといういい馬で3着は離している。
一度使っての良化が期待できるが良馬場のスピード勝負で少し劣るかもしれない。

④7枠 High Definition
ガリレオxファスネットロック
逃げるだろう。
前走の2400mでは6着だったが2000m前後では4着以内。
3,4着でおさえないと後悔しそうな気配。
迷う。

⑥1枠 Sir Busker
サープランスロットxタイガーヒル
ストームキャットxMuhadil(ストームバードxセクレタリアート)の4x3ニアリークロス
母母母父グレイソヴリン系で平坦も得意そう。
ドバイターフは5着。
Baaeedには負けるがいいスピードを持っている馬。
前走はヨーク2000mでDubai Honourに競り勝った

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