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中山記念 2024年 マテンロウスカイおめでとうございます


小雨が降り続き稍重ではありましたが徐々に表面が柔らかくなっていきました。
それでも開幕週で内が有利でした。

9レースの1800mでも逃げ馬1着、内を走った①が3着。

素直に逃げ候補と内枠の馬を買っておけばよかったのですね。

9レース

中山記念

1着 △マテンロウスカイ

勝ち時計1分48秒1
レースラップ12.7 - 11.2 - 11.7 - 11.6 - 11.4 - 11.9 - 12.5 - 12.3 - 12.8

前残りしましたが1000m通過58.6秒と非常に速いペース
最初の600mも35.6秒で稍重馬場だった2014,15年の37秒台よりもかなり速い。
1000m通過は過去10年良馬場を含めても4番目の時計。
今年よりも速かった年は勝ち時計が1分44秒9~1分46秒4なのを考えればいかに今年のペースが速かったわかる。

レースの上りが37.6秒で、上がり1位でも36.4秒。
開催終盤で馬場が傷んでさらに重馬場だった皐月賞で上がり35.5秒を使ったソールオリエンスが36.4秒。
上りがかかって差し届かない馬場。

これが雨で表面が緩んだ馬場です。
走っていて滑るんですよね。
この滑る感じを苦手にしている馬が多くて思い切り走れないんですよ。
人間で言えば都会の舗装された道を雪の日に歩く感じ。
転ばないように歩幅が狭くなりませんか?
馬も歩幅が狭くなるんです。

だから普段からピッチ走法をしている馬は大きな影響を受けませんが加速する時にストライドが大きく伸びるような馬はストライドを伸ばせないので速く走れない。

横山典弘騎手のコメント
「ある程度展開が読めましたから、狙っていた通りのポジションを取れて、上手に走ってくれました。(ペースは)全然速いとは感じませんでしたし、良いリズムでした。あまり切れるタイプではないので、直線に向いたらすぐにゴーサインを出す感じでしたが、よく動いてくれました。

 前走は休み明けの分、伸びあぐねましたが、一回使って今日は伸びが良かったです。去勢するなど気性的に荒いところがあったのですが、だいぶ丸くなってきましたので、これから本当に頑張ってもらいたいと思います」

松永幹夫調教師のコメント
「スタートも決まって良い位置で競馬をしているな、と見ていました。馬場がこんなに重い状態で、流れも速く感じたので、どうかと思いましたが、4コーナーを回る時の手応えが良かったので、ひょっとしたら、と思っていました。去勢して、去年の秋から状態も良くなっています。

 ただ、東京新聞杯の内容がもう一つだったので、今日の1着はスカッとしました。1度使って馬が良くなっていたのかも知れません。(この後は?)いろいろな距離、コースの選択がありますが、阪神で1度暴走した事もありますし、ゆっくりと考えたいと思います」

2着 ドーブネ

吉田隼人騎手のコメント
「内の馬が速くて、ハナに立つまで時間がかかりましたが、オーバーペースにもならず、良いリズムで行けました。ラチ沿いの綺麗な馬場を走れましたが、もう少しパンパンの馬場が良かったです。賞金を加算できましたし、次も頑張ってほしいです」

3着 ジオグリフ

戸崎圭太騎手のコメント
「馬の具合は良さそうでした。こんな馬場でもスイスイ走っていましたが、最後は脚色がにぶりました。よく頑張っています」

4着 ソールオリエンス
田辺裕信騎手のコメント
「追走が少し忙しかったです。直線で外に出したら脚を使ってくれましたが、馬場が緩くて、前が残る展開でした。今日のレースが次の刺激になればと思います」

5着 マイネルクリソーラ
津村明秀騎手のコメント
「ゲートの後ろにもたれて、出負けしました。それでも良いリズムで運べました。3コーナーから渋くなって、置かれましたが、直線では凄く良い脚を使ってくれました」

7着 エルトンバローズ
西村淳也騎手のコメント
「この馬には厳しい馬場でした。終始のめっていました。こんなに負ける馬ではありません。良い馬場で巻き返したいです」

ディープブリランテxブライアンズタイムでこの馬場がダメかー。


11着 ヒシイグアス
R.キング騎手のコメント
「馬場に泣かされました。馬場のましな所は走るのですが、悪くなっていくと空回りしていました」

12着 ソーヴァリアント
武豊騎手のコメント
「4コーナーまでは手応えが良かったのですが、直線に向くとバッタリでした。道中に力んだ分最後に響いたようです」

反省

予想段階でも悩みました。

予想でこう書きました。

『◎は1~4枠の先行馬にすると決めていたのですが…
先行しそうなのが⑦ドーブネ、⑧マテンロウスカイ、②ソーヴァリアント。
④ジオグリフと⑥イルーシヴパンサ―もやや前を意識するだろうとは思いますが…
先手は外の馬に取られそう。
内の馬はスタート良くないと予想以上に後ろになりそう。
前に行きそうなのは⑮⑭⑦⑫⑧
⑦ドーブネは去年の3着だが内の馬に不利があった。
⑧マテンロウスカイはよく見たら2ターンが苦手かもしれない』

なぜドーブネとマテンロウスカイを素直に選べなかったのか?

『⑦ドーブネは去年の3着だが内の馬に不利があった』のは確かです。
シュネルマイスターとイルーシヴパンサ―が前壁で力を出せずに敗れました。
しかし、それでも3着、勝ったヒシイグアスから0.2秒差なんですよね。
内枠に入ったのならば素直に買っておけばいいんですよ。
しかも10番人気ですよ。
むしろ積極的に買えってばよ。
春中山の稍重スプリングSで上がり1位を記録しているように重馬場は悪くない。
重馬場の巧拙は速い上がりが使えるかどうかも判断材料になる。
そもそも重馬場が苦手な馬は重馬場で速く走れないので速い上りは出せない。
血統的にもリファールのクロスがある。
リファールはダンシングブレーヴもそうですが重馬場得意系。

マテンロウスカイは△にはしましたが1着は考えられなかったか。
しかも馬柱で急に2ターンが気になりだしたりして。
枠の並びで前のいい所がとれそうだったんだから抜擢しても良かったのにね。

ジオグリフは嫌ってしまいました。
皐月賞をそれもイクイノックスやドウデュースを相手に勝ったのを素直に評価できなかった。
あのレースはイクイノックスがジオグリフの風除けになり、ドウデュースは出遅れとジオグリフに有利なレース。
それを意識しすぎてしまった。
もっと柔軟に臨機応変に考えないといけない。

馬を憎んだり嫌ったりしてはいけない。

悩んだらもっと素直に悩んだ方向に行けばいいんだよ。
今回だったら内枠の先行馬を素直に選べば良かったのに…


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