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2023年BCターフ(G1) サンタアニタ競馬場 予習


ブリーダーズカップターフ(G1)


サンタアニタ競馬場 芝2400m GⅠ

赤い矢印がスタート

最初の270mが平坦で次の250mで約5m下る下り坂。
そしてダート50mを挟んで他はほぼ平坦。

2019年のBCターフ

ブリックスアンドモルタルが勝ったレース
勝ち時計2分24秒73
レースラップ
24.81-23.63-24.82-24.65-23.44-23.38

1着 ブリックスアンドモルタル アメリカ東
父(ストームキャットxブラッシンググルーム)
母父(ストームバードxシアトルスルー)
2019年はGⅠ5勝含む6戦全勝。
しかし、勝っても大きくは勝たない。
計ったように差し切る、レースがしやすい馬。

2着 ユナイテッド アメリカ西
父(ストームキャットxブラッシンググルーム)
母父(ミスプロ系xプリキロ系)
母母父APインディ
前走はサンタアニタ2000mGⅡ3着

3着 アンソニーヴァンダイク エイダン・オブライエン師(愛)
父ガリレオ
母父(デインヒルxロモンド)
母母父ゴーンウエスト
母母母父ストームキャット
英ダービー馬
重馬場苦手
前走は愛チャンピオンS3着

2023年 出走メンバー

豪華メンバーになりました。
オーギュストロダンやキングオブスティールが人気になりますが小回りのサンタアニタで接戦になると思います。
小回りで機動性に優れたアメリカ馬が人気以上に走りそう

①シャフリヤール    差し
②オネスト       差し 2,3着候補
③ゴールドフェニックス 差し/追い込み
④ボリショイバレエ   先行/好位
⑤オーギュストロダン  好位 上位候補
⑥---Scratched
⑦ブルーム       先行
⑧アップトゥザマーク  差し 上位候補
⑨モスターダフ     自在(好位) 上位候補
⑩アダモ        差し/追い込み
⑪キングオブスティール 差し 上位候補
⑫パラディア      逃げ 穴
⑬ウォーライクゴッデス 好位/差し

欧州人気
⑤⑨⑪②⑧①⑬④⑦⑩⑫③
アメリカ人気
⑨⑤⑪⑧②⑬①④③⑦⑩⑫

馬達

①シャフリヤール 日本
全兄のアルアインは5歳の夏以降成績を落とした。
兄と違い瞬発力タイプなので同じ成長曲線をたどるとは言えないが不安材料ではある。

福永先生の「躍動感があって良かったよ。喉を手術して息づかいもいいみたいだし、改めてだね。身のこなしは非常に良かった」というコメントは信じていいのか?

札幌記念は柔らかくなっていて馬場が合わなかったし喉の問題もあったので参考外。

能力的には今年のドバイシーマの5着が妥当だと思う。
2着ウエストオーバーはキングジョージ、凱旋門という重要なGⅠで2着
3着ザグレイもバーデン大賞GⅠ勝ち
4着モスターダフはPOWと重要なインターナショナル勝ち
これらの馬に次ぐ5着は全く恥ずかしいものではない。
ただ、今回のメンバーは4着のモスターダフ以外にも強い馬達が多い。
硬い良馬場なら平坦なので走れるが、5着前後かな?

②オネスト 仏
凱旋門賞は△で3着
ジャックルマロワで見せたスピード、愛チャンピオンSは内で進路なく後退。
コース実績もあり期待しました。
去年のJCでは直線で内に進路を取るも前壁で外に移動しなければならず、その間に上位陣に先に行かれてしまった。
凱旋門賞ではエースインパクトと並んで上り1位。
ラスト1ハロン10.99秒はメンバー中1位。
今回のメンバーでも決め手は上位に入る。
直線の短いサンタアニタで内枠の差し馬は展開に左右されるが馬券には選ぶ

③ゴールドフェニックス アメリカ西
去年のBCターフ10着
今年もあまり変わっていない。
9月のデルマー2200mGⅡはトップハンデで追い込んで勝ち
10月1日のサンタアニタの2000mGⅡはラスト400mが22.99秒で後ろから追い込むも届かず。
レースレベルが上がるとついて行けない所がある

④ボリショイバレー エイダン・オブライエン師(愛)
平坦が向いている馬だが2021年のBCターフ6着
今年もイギリスではふがいないレースが続いたが8月アメリカ2400mGⅠ勝ち。
そのレース4馬身差2着馬は次のレースでウォーライクゴッデスから4馬身半差の2着。
平坦は得意だが上位は難しいかな

⑤オーギュストロダン エイダン・オブライエン師(愛)
英ダービーはエプソムの下り坂で11.13-10.83-10.73-11.45でキングオブスチールを下した。
愛ダービーはスローペースだったので着差はつきづらい展開ではあったがいささか期待外れでもあった。
キングジョージは後半の上り坂が厳しかったのだと思う。
エプソムでは前半の上りをこなしたがゆっくりと上れた。
アスコットでは後半の加速する場面での上り坂で全く意味合いが違う。
2000mではあるが後半が上り坂のレパーズタウンで勝った愛チャンピオンSはロダンの不安材料を少し払しょくする。
ただ、3着のナシュワとは半馬身差。
ナシュワはインターナショナルでモスターダフに1馬身差負け。
平坦がベストだが小回りをどうこなすかもポイント。
RacingTVの専門家は彼の走り方を『まさにガリレオ』と評する。
ガリレオの方が肉付きは良いが長躯短背の瞬発力型の体型でディープインパクトと共通点もある。

⑦ブルーム エイダン・オブライエン師(愛)
2021年のBCターフ2着
今年は3月にドバイで3200mGⅡを勝ってしまい長距離路線を走ったが欧州の起伏のある長距離はドバイとは別物。
今回はブリンカーを着用するようだが果たしてどこまで。

⑧アップトゥザマーク アメリカ東
父父がジャイアンツコーズウェイで2019年BCターフ1,2着馬の父。
血統的にも高速馬場得意そう。

今年芝に転向してから成績向上。
4月のマイルGⅠ3着のあとはGⅠ3連勝。
5月の1800mGⅠは楽勝。
跳ねるような走りで硬い良馬場の反発力を使う走りが得意なようだ。
6月の2000mGⅠは中団外を風を受けながら走り完勝。ちょっと格が違う。
10月のマイルGⅠは後方待機から先に抜け出したマスターオブザシーズを捕らえた。
追い込みでも小回りの立ち回りができる馬。
2400mは始めてだが6月の2000mの走りからもこなせる。
スピードもトップレベルで勝ち負け期待できる。

⑨モスターダフ 英
ドバイシーマでは先行して4着
POWは少頭数の後方から直線で抜け出し圧勝。
あまりにもあっさりとした勝ち方に驚いた。
インターナショナルは4頭の先頭を走りナシュワに最後まで抜かせなかった。
ラスト5ハロン11.50-11.35-11.19-11.55-12.39
自在性のある馬で今回は中団で溜めると思う。

⑩アダモ 仏→米東
去年は2200mGⅠ勝ち。
今年初戦は8月の2000mG1で後方から追い込んで3着。
前走はウッドバインの2000mGⅠで出遅れるも徐々に前にいき3番手でレースし離された3着。
足りない。

⑪キングオブスティール 英
英ダービーは少し仕掛けが早かったかな?2着。
キングジョージでは消耗戦になって3着
愛チャンピオンズSは中団から追い込むも4着
英チャンピオンズSは重馬場だったが後方待機から直線一気で勝ち。
英チャンピオンズSのメンバーレベルは少し劣る。
長い直線で長くいい脚を使うのが得意なので小回りは少し不安。
デットーリ騎手がどううまく乗るか。

⑫バラディア アメリカ西
前走はサンタアニタ2000mGⅠを逃げ切り勝ち。1600m通過1分35秒95でラスト400mも22.99秒。
悪くない。
今回は厳しいのは100も承知。
前走のように残り400mまで自分のペースを守れれば3着に間違って残るぅ?

⑬ウォーライクゴッデス アメリカ東
去年のBCターフ3着
8月には2400mGⅠでBC牝馬限定に出走するマキューリックにクビ差負け
前走は柔らかい馬場の2400mGⅠを差して完勝。
小回りの上手さからも候補に考えるべき





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