前置き

先週開幕したばかりの福島だがすでに差しがきく馬場になっている。
日曜の１勝クラスの１８００ｍで１～３着は４コーナーで１４、１０、６番手。
メインの福島民報杯は前半６００ｍが３３.２秒という常軌を逸するハイペースだったので１～３着が１コーナーで13，13，16番手。

先行争いがあると１コーナーが下りなのでスピードに乗りやすく、前半がオーバーペースになる。
展開の読みが重要なレースになる。
今年は前走で逃げたのがロザムール、シャーレイポピー
２，３番手だったのはエヴァ―ガーデン、キタイ。
枠の並びによって去年の七夕賞になるか今年の中山牝馬Sになるかが決まりそうだ。

戦歴

小回りコースでの実績。
福島コースの実績がなくても例えば２０２０年の１、３着馬は紫苑Sで２，３着だった。
２０２０年の２着馬は格上挑戦で前走が中山１８００ｍ０．１秒差３着。

評価

中山牝馬Sの失敗を踏まえて逃げ先行勢は落ち着いてレースに臨むと思う。
速いペースにはならず前半６００ｍは３６秒前後ではないか。

３着以内候補

サトノダムゼル　　ここ２走の力を出せば。
アブレイズ　　　　好位で競馬しやすいし。
クリノプレミアム　外枠で折り合いつけば

掲示板候補

ハギノリュクス　芝でも走れると思う。ぜひ買いたい。
スライリー　ペースが速くなれば
シャーレイポピー　紫苑Sのように内枠でうまく先行できればチャンス
ルビーカサブランカ　今回は４，５着か。
フェアリーポルカ　このレース５５キロは難しい。

出走予定馬

ルビーカサブランカ
前走中山牝馬Sは０.２秒差６着
愛知杯は有力馬が外をまわして大きな距離ロスでこの馬は内をロス無く走れた。
いずれも展開が向いた。
今回は前走より１キロ軽い〇
展開次第ではあるが掲示板候補。

アナザーリリック
リオンディーズｘバクシンオー
中途半端にポジションを取りに行くよりも溜めて末脚勝負の方がこの馬の良さが活きそう。
この馬も外をまわす競馬が得意なので前潰れの展開が希望。
どうせ外を周るので小回り適性はあまり関係ない。
NHK杯と秋華賞７着で力はあるが、相手が弱くなっても同じ結果なタイプな気がする。

アブレイズ
中山牝馬Sは▲で２着。
人気薄の前走で３連系を当てれなかったのが悔やまれる。
今回はどうしたって人気になってしまうだろう。
展開に大きく左右されない好位で競馬できて斤量も２キロ減。
中山１８００重賞勝ちもあり前走２着。
買わない理由がない。
人気がぁ…

シャーレイポピー
ミッキーアイルｘキンカメ
紫苑S０.４差４着。
福島１８００ｍでタガノディアーナとタイム差なし２着。
そして阪神マイル２連勝。
前走は前残りの展開で１番人気が後方のままという運もあった。
前走はペースが遅すぎて逃げる形になったけど今回は４，５番手だろう。
逃げ馬達が内枠に入ってすんなり先行できるなら上位に残れるかもしれない。
４勝は全て阪神マイル

クリノプレミアム
オルフェーヴルｘジャイアンツコーズウェイ
中山牝馬Ｓは△で１着。
大外枠の非根幹が得意。
折り合いに難があって馬群の中だとイライラして力を出せないことが多い。
福島１８００ｍ勝ちもあるし、再び外枠ならば可能性はある。
ただ、前走でアブレイズより３キロ軽かったのが今回は同斤量。

スライリー
中山牝馬Sは◎で４着＞＜
前半に脚を使うと後半が良くないので後方からの競馬になるのはしょうがない。
秋華賞５着と力はある。
前走も直線残り２００ｍ付近で前に進路がなくて馬が気にしていた。
もっと大きなスペースがあったら行けたかもしれない。
アブレイズとの斤量差が問題なのはクリノプレミアムと同じ。
掲示板

フェアリーポルカ
一昨年の勝ち馬で今回は５５キロ。
中山牝馬Sは△で１４着。
小癪にもイン差しを狙ったが、後退する先行馬が前壁になってムチもいれられずに終了。
不利なく周ってこれれば４着ありそう。

ロザムール
中山牝馬Sは逃げ先行馬が多く、厳しかった。
今回は内枠からすんなりとハナに立てればそんなに絡んでくる馬もいないので自分のペースで行けそう。
でも先行、好位の馬に最後に差されるかな。

ホウオウエミーズ
カナロアｘタキオンｘホワイトマズル
中山１８００ｍ３勝、福島１８００ｍ１勝。
そして勝ち星はいずれも稍重か重馬場。
良馬場なら割引。
馬体重の変動が大きな馬だが２走前の馬体減は良くない。
出足がつかなかったのもそのせいだと思う。
前走位か少しプラスで出てくれれば。
面白い存在。

エヴァ―ガーデン
アイルハヴアナザーｘゴールドヘイロー
中山３勝、福島１勝。
早熟だったのかなぁと。
葉牡丹賞の２着は評価高いです。
その後に３歳春で２２００ｍを勝ったのは長距離に適性があるのか？
と期待させるも中山２５００ｍを続けて大敗。
そこからの成績の伸び悩みからも早熟っぽい。

サトノダムゼル
ディープインパクトｘアカテナゴｘダンシングブレーヴ
想定１１番人気ってマジ？
本命か対抗にしようかと考えているんですが。
休み明けの府中牝馬でシャドウディーヴァから０.３秒差。
前走はカラテ（４キロ重い）から０.２秒差。
カラテは非常に強い馬です。
爪さえ無事ならGⅠでも上位が狙える馬です。
大阪杯とか出走できれば面白かったと思う。
あきらかにＧⅢで勝負できる力があるじゃん。
体重を増やしながら成績を上げていくのもいいね。

サンクテュエール
ディープインパクトｘ（ミスプロ系ｘボールドルーラー系）ｘ（サドラーｘサーアイヴァー）
長い直線がいいタイプ。
次の東京で穴を開けそう。

シンハリング
ダイワメジャーｘミスプロ系ｘ（サドラー系ｘヘイロー系）
力が足りない。

ジュランビル
キンシャサノキセキｘデピュティミニスターｘ（ブラッシングブルーム系ｘヘイロー系）
３歳春にフィリーズレビュー２着、桜花賞８着で夏には順当に２勝クラスも勝ち上がり、３勝クラスもすぐに勝てると思われました。
まさか２年の月日を要するとはだれが想像できたでしょう？
しかも勝ち上がりがダート１４００ｍＯＲＺ
芝ダート両方走れる馬にありがちな決め手のなさが証明されたようでした。
１８００ｍの小回りでも馬群の中で流れに乗れるが決め手がなく勝ち負けは難しい。
先頭から０.５秒位の馬。

キタイ
（ミスプロ系ｘボールドルーラー系）ｘ（サンデー系ｘリファール）ｘシンザン系
福島１８００ｍがむいているとは思えない。

ハギノリュクス
ルーラーシップｘタキオンｘボールドルーラー系
父ｘ母父の組み合わせは一昨年の勝ち馬フェアリーポルカと同じ。
馬体重も大幅に増えた今なら芝でも走れる。
ルーラーシップ産駒だし上のクラスにいけるのは芝だと思う。
母方にボールドルーラーのクロスもあるし東京か阪神の芝を使ってみてほしい。
先行して押し切るアメリカ的な馬で今回も面白い存在。
穴馬